私はあちこちの神社を訪れていますが、皆様にすぐにご紹介できるところと、もう一度行かなければご紹介ができないところがあります。(ご紹介すべき神社仏閣がたくさんたまっています。書くのが追いついていません〜)
別の神社を参拝してそこの神様のお話を聞いてから、もしくは別の神社で学習をしてからもう一度行かなければいけない、歴史を勉強してからもう一度行かなければ細かい部分がわからないなど、理由はいろいろですが、そういう神社があります。
さて、そこで出雲の「須我神社」です。
こちらが今説明をした、もう一度行かなければいけない神社です。
ですので、先にこの神社の境内社を2社、ご紹介します。
まずはお稲荷さんです。
「荒神社」の向こうがお稲荷さんのお社です。
こちらですね。
お社の写真を撮っていたら、「おいっ!」と、右側の狛狐に強い口調で呼びかけられました。
「はい?」と見ると、
「これをどけろ!」と言うのです。
これ、と言っているのは、この枝で……。
ちょっと奥に行って撮っても、このように思いっきり視界をさえぎっています。
「…………」 ( ̄ー ̄;
いや~、眷属の狛狐さん、その枝、えらい太いじゃないですか……
無理ですって、折るのは……と心の中で反論していたら、
「うっとうしい。どけろ」と、重ねて言います。
「枝を折ったら犯罪ですよ?」
「かまわぬ」
うわぁ、そう言うんですよね、たしか高尾山の眷属もそう言ってました。
「怒られるのは私ですから、やめておきます」と、きっぱりお断りをして右に行くと道がありました。
そこからさらに上へと登りました。
で、他の境内社を参拝して、降りてきて、お社にいるお稲荷さんにご挨拶をしようとすると、先ほどの右の狛狐が、
「どけてくれぬか」と言うのです。
あれ? 強かった命令口調がお願い口調になっています。
そのように言われたら、なんとかしてあげたい! と思います。
しかし、さすがに枝を折ることはできません。
で、上から枝をよーく観察すると、かなり長めの枝なのです。
これって、枝の方向を変えたらいいのでは? 別の枝に引っ掛けたらいいかも? と気づきました。
そうだ、そうだ、そうしよう! と見ましたが、引っ掛けられる別の枝がありません。
そこでひらめきました。
「お尻がワサワサしてもいいですか?」
「???」
狛狐像のお尻に枝を引っ掛けたのです。
「どうでしょう?」
「うむ」
視界がひらけてさっぱりした様子ですが、お尻がビミョ~~~なようでした。
「お尻は我慢して下さいね」
そう言うと、ほんわか~とした表情になって、笑っていました。
よほどのストレスだったみたいです。
すると今度は左側の狛狐が、「ワシのほうも取ってくれ」と言います。
見ると頭の上に鳥のフン?
いや、何かの実? え? 虫の死骸? いやいや、やっぱり鳥のフンのような気が……。
「すみませんが、これは手では無理です~」
ウエットティッシュもティッシュも車の中ですし、鳥のフンは雑菌がすごいと聞いたことがあるので、手で取るのは怖いです。
洗えるところもありませんし……。
そこで、おお、そういえば! と天気予報を思い出したので、それをお伝えしました。
「今日の夕方から激しい雨が降るらしいです。雨で落ちると思います!」
「社の屋根があるから、向きによっては雨は当たらないのだが」
「激しい雨らしいです!」
「…………」 ( ̄_ ̄ i)
「落ちると思います!」
「そうか……」
お社にいるお稲荷さんが、そのやりとりを聞いて、大爆笑していました。
小さなお社ですが、お稲荷さんと眷属が2体いますので、願掛けが叶う境内社です。
ちなみに1回こっきりの参拝でもまったく問題ないとのことです。
メッセージに個人的な返信は差し上げておりません~。
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