おふだ、神棚に関しての質問が、ものすごくたくさん届いておりまして、必死で整理をしています。
たいへん申し訳ございませんが、全部にお答えすることはちょっと難しいです……。
どのような内容の質問が多いのか、しっかり把握してから、また続きを書こうと思います。
というわけで、本日は「三ヶ所神社」のご紹介です。
こちらの神社には、2年前の、2017年2月中旬に行きました。
場所は、高千穂町から見て、山を挟んだ向かい側にあります。
※グーグルマップから画像をお借りしています。
南九州は南国というイメージですが、手水が凍っていました。
石段を登っていきます。
拝殿はこのような感じで、
高野山で見た「宝来」と同じようなものが~!
高千穂町のものは、彫り物(えりもの)というそうです。
方角によって飾る柄が決まっているのでしょうね。
こちらは馬が並べられています。
拝殿と本殿です。
彫刻が、
見ごたえのあるもので、
素晴らしかったです。
旧本殿です。
狛犬ではなくて、
このような石像が置かれていました。
こちらが左側の石像です。
一見、仏像のように見えますが、神社によっては、門のところに置かれている、随身のようです。
この神社の奥宮が山の上にあるので、行ってみようと思ったのですが……。
石像の写真を熱心に撮っていたら、授与所にいた年配の女性に声をかけられました。
石像は門を守る神様だということや、唐獅子である狛犬は神様の前にいるので、外に置いていないこと、この神社は江戸時代後期にできており200年ほどの歴史があることなどを説明してくれました。
そこで、「奥宮に行こうと思っているので、場所を詳しく教えていただけますか」とお聞きすると、一応、教えてくれましたが、「今日はやめておきなさい」と言われました。
「あなた、お若いから。また、来れるから」
と、言ってにっこり微笑むのです。
その方によると、ここの神社は標高600メートルにあって、奥宮はさらに高い、標高1000メートルだそうです。
400メートルの高低差を車で行くわけですが、上は凍結しているはずだと言います。
3月でなければ、行くのは無理、とのことでした。
「今日はやめておきなさい。また、いらっしゃい」
私よりかなり年上で、とっても上品な、言葉づかいも丁寧な方でした。
そうか、無理なのか……とは思いましたが、すぐにまた来られるところではありません。
行けるところまで行ってみよう、と車で山道を進みましたが……。
こちらは車を停めたところです。
停める時に、Uターンをして、下る方向に車を向けています。
この後ろ、つまり、登りの道のほうは……
こんなに凍結していたんです~。
ノーマルタイヤでしたから、絶対に無理、です。
あきらめきれず、15分ほど歩いてみました。
ああっ!
はるか向こうは雪がとけています。
しかし、あそこまで車で行くのが無理~。
登山もあとどれくらいなのかわからずで、あきらめました。
車を停めた場所に戻って、神様にお話を聞きました。
「読者の方から教えてもらったのですが、神話の発祥はこの土地だということですが……?」
「神話では……そうかもしれぬな」
「はぁ……。神話ではそうかもしれない、んですね?」
そうお聞きしましたが、神様はそれ以上は、一切、何も言わずでした。
この神様は力のある大きな、山岳系の神様です。
高千穂町のほうからでも繋がれると言っていました。
「二上神社」という神社が山の向こう側にあるのですが、そこにも行く、とのことで、そちらの神社にもこの山の神様が行っているとのことです。
このあと、いろいろとお話を聞いていて、神様がチラッと言ったのは、高千穂町を特別のように言っているが、そうではないぞ、とのことです。
日本のルーツはここではない、とそこはハッキリ言っておられました。
この記事を書くにあたって、記録をしたノートを引っ張り出して確認したのですが……
もう本当に、本気の本気で、驚きました!!!
「その当時、もう少し南に多く、人がいた」
「この人々の中から、土地を開拓しようと東へ行った者がいる」
「それを神話として表したのだ、ここが特別ではない」
と、神様が! ちゃんと、この時に言っていたのです!
私は当時、神話に興味がありませんでしたから、この言葉を聞いても、深く追究することなく、
というか、何をさして言った言葉なのか、意味がわからず……
「へぇ~、そうなんだ」で終わりました。
ですから、今、ノートで記録を確認するまで、こんなヒントをもらっていたことを、すっかり忘れていました。
2年前に、「神話のことが何かわかるかな~」と神話を知らない私が、軽~い気持ちで行った高千穂町でしたが、
「ここではない」と言われたため、
「ああ、これはさすがに書けない……」と思い、ま、記録だけはしておくか、程度の感覚だったのです。(高千穂町が神話発祥の地、と〝すでに決まっている〟と思っていたためです)
「和の国の神さま」を書く時に、神話発祥の地は、高千穂町と高千穂峰の2ヶ所が候補になっているということをはじめて知ったのでした。
台風19号の記録的な豪雨により、被災された方々に謹んでお見舞いを申し上げます。
ニュースで被害状況を見るたびに水の怖さを思いました。
道路が陥没して孤立状態にいらっしゃる方、床上浸水されたお宅や、断水・停電中だという地域にお住まいの方、復旧には時間がかかるとのことで、まだまだ大変な状況が続くのではないかと思います。
一日も早い日常生活が取り戻されますことを、心よりお祈り申し上げます。
被災された方がつらい思いをされているなか、大丈夫でしたとわざわざ書いていいのだろうか……
と、すごく悩みましたが……。
心配をしてメッセージを下さった方、ありがとうございます。
私の住んでいるところは無事でした。