9月9日に発売される本の取材で、古代のいろんなことにふれて、「古代の謎って意外と多いのだな」と思いました。
今まではそんなに深く考えたことがなかった、
疑問に思ってもこだわるほどではなかった、
ということもありますが、気になりだすと気になります。
たとえば……瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)です。
この神様は、天照大神のお孫さんです。
つまり、〝神様〟なのですね。
この神様が天孫降臨で天から地上に降りてくるわけです。
まぁ、そこはわかります。
しかし、この神様が地上で亡くなるというのが、「え…… 」となるところで……。
でも、そこも、地上に降りたために命が永遠ではなくなってしまった、と言われれば、ああ、そうなのですね、と思えます。
そういうこともあるのかな~、と。
しかし、お墓を作って埋葬した……となるとですね、「申し訳ないのですが、納得がいかないんですけど~」と思ってしまいます。
あの! 天照大神の! お孫さんの神様ですから、
亡くなった時は、ほわほわほわ~~~ん、とお身体が、霧のような、霞のような感じで、しゅわわわ~っと気体化して天に昇っていく、のなら話はわかります。
神様だもんね、で納得がいきます。
でも、瓊瓊杵尊は陵(みささぎ)に埋められるのです。
そこが私の中では、ものすごーく謎でした。
神様の亡骸を土に埋める、というところがです。
ありえないと思うんだけど……と思いました。
そのへんのことを含め、瓊瓊杵尊については新刊本に詳しく書いています。(もちろん、陵にも行きました~)
天照大神については、数年前に、元伊勢を取材したことがあります。
その時に、どうしてこんなに、あちらこちらに祀ってみたのかなぁ、というのが謎でした。
天照大神は、最初は宮中に祀られていたのです。
崇神天皇の時代に、豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)が理想的な鎮座地を求めて、天照大神と各地を転々とするわけです。
長い時間をかけて、やっと伊勢に遷座させます。
元伊勢は20ヶ所以上もあって、なんでそんなにコロコロと場所を変える必要があったのか……というのが疑問でした。
元伊勢取材の当時、どうしてかな~、と思っていましたが、その疑問は、そのまま記憶の彼方に飛び去っていました。
天照大神に会った時に、ふと思い出し、理由を聞いて、なるほどと思いました。
そのへんのお話も新刊に書いております。
古代には「はて?」「それはなんで?」「どうして?」ということがけっこうたくさんあることをこの取材で思いました。
普段なら小さな疑問は、まぁいいか、と思ったりするのですが、今回は頑張って答えを聞いています。
なるほど~、とスッキリするお話が多い新刊本です。
9月9日発売です。
電子書籍の予定はないようです。
(電子書籍化は出版社さんの方針によって違います)
和の国の神さま
1,728円
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せっかくご質問をいただいても、お答えできないかもしれません~。
大変申し訳ございません.
メッセージに個人的な返信も差し上げておりません~。
こちらに詳細を書いておりますので →コチラ 何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
※著書はすべてアマゾンにリンクしています。