網走神社です。
鳥居の手前の左側に「ステキ~♪」と見とれてしまう社務所? がありました。
昔の学校のような、木造建築の建物です。
そこから見た景色です。
鳥居をくぐる手前で……
すでに女性の神様が見えていました。
竜宮城の乙姫さんのような、それはもう、すっごく美しい衣装を身につけています。
手には楕円形のうちわを持っていて、冠もつけています。
まさに、私たちが「乙姫さんだ~」と思うような衣装です。
お姿だけを拝見して、なんだか華やかでオシャレな神様だな~、と思いました。
どうしてそのような衣装なのだろう? と思いつつ……
鳥居をくぐると……
参道が! 貝のかけらで埋めつくされていました。
このような参道を歩くのは初めてです。
貝が参道にこれだけ敷かれているということは、海関係、漁業関係の神様として祀られているということです。
漁業や釣りなどの方面から考えると、ご祭神は男性なのでは? と思ってしまいますが、女性のお姿なのですね~。
どのような由緒なのかな、と思ったので、すっ飛ばしていた由緒板を読みに鳥居の外に行きました。
左にある木造建築の社務所が素敵だったので、そちらに気を取られて、左にある手水舎で手を清め、そのまま境内に入っていたのです。(由緒板は右側です)
で、読んでみたのですが……難しくて……よくわかりません。
ひ~、難し~ という由緒書きはあちこちでよく見ます。
写真に撮って、あとからじっくり読めば「なるほど」とわかるのですが、現地で「あちー」とか言いつつ、汗を拭きながら立って読むと、さらさら~っと流して読むので余計頭に入りづらいです。
神前に戻ったところで、
「わかったか?」
と、神様に、にこやかに聞かれました。
「さっぱりわかりませんでした」と、正直に答えると、神様がゲラゲラと笑います。
笑い転げる感じで、ものすごーくウケているのです。
「私、一応、毎日文章を書いていて、文には慣れているつもりなのですが、全然わからなかったです」と言うと、
「由緒なんてそんなもんだ」
と、また、本気でゲラゲラと笑っていました。(何が笑いのツボだったのかは不明です)
「どこから来られたのですか?」
「海」
神様の後方に男性が一人、見えるのですが、神様ではありません。
ここの境内も居心地がよかったので、境内の隅っこに座っていたら、神様も横に来られました。
その時に、反対側の境内の端を、その男性がバババーッと走ったのですが、誰なのかはわからないままでした。
神様の周囲には、鯛やヒラメのような(そういう形をしているのではなく、存在がそんな雰囲気なのです)小さな眷属がいます。
珍しい神様です。
「海での安全とか、大漁とか、海に関することだけじゃなくて、平癒祈願などの願掛けも叶えてもらえるのですよね?」
そう質問をすると、人間の世話をするためにここに来たのだ、それくらいのことはする、と言っていました。
「どうしてここに来られたのですか?」
「請われて来た」
藤野四郎兵衛さんがお願いをしたのかもしれませんし、社殿が建った時に請われたのかもしれません。
サバサバした神様なので、細かく言わないのです。
神様はここで人間のお世話をしながら、海のお仕事もしています。
で、性質はほんの少し、厳しい感じです。
「和歌山にも人間のお世話をしてくれる海の神様がいらっしゃるんです」
そう言うと、淡島神社の神様を知っているようで、クスクスと笑います。
「その神様は婦人科にごりやくがあるとされて、下着のパンツを……それも使用していたものを奉納されたりしているんです」
神様はニコニコと笑いながら、
「その神は、やりがいのある仕事として、楽しくやっていると思うぞ」
と言っていました。
「そうか~、神様は本当に人間のことを大切にして下さっているのだな」と、ここでもそのことを思いました。
サバサバしているこの神様は、〝網走の〟海の神様です。
近江から来たのではない、とのことです。
いろいろと雑談をするのが楽しい神様でした。
せっかくご質問をいただいても、お答えできないかもしれません~。
大変申し訳ございません.
メッセージに個人的な返信も差し上げておりません~。
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