たまにいただく質問です。
仏壇にお供えものをする時、ちょっぴり悩んでいるという方がおられます。
和菓子などは袋を開封して、食べられるようにしてから、お供えする。
お寿司などもパックを開封して、食べられるようにしてから、お供えする。
ジュースなどは缶を開けて、飲めるようにしてから、お供えする。
そこまではいいのですが、さて、それでは、ちらし寿司のような、お箸でしか食べられないものはどうすればいいのでしょうか? という質問です。
おうどんをお供えしたいのですが、お箸も一緒にお供えするのでしょうか、という質問をいただいたこともあります。
結論から言いますと、お箸はいらないです。
私も子どもの頃、そこが不思議でした。
祖父母の家では、お盆には、仏壇に「おそうめん」をお供えしていました。
にゅうめんとしてお味噌汁みたいに作ったものと、茹でてつゆをかけたものが、交互にお供えされていたのです。
それを見て、「さすがにおそうめんは、お箸がいるのでは?」と子ども心に思い、祖父母に聞いたことがあります。
いらないということをそこで教わりましたが、自分でわかるようになるまで、「ご先祖様が食べにくいのでは?」と思っていました。
仏様は人間と違って、お供えされた〝物質〟をちゅるちゅると食べるのではないため、お箸はいらないのですね。
神様も同じです。
お刺身をお供えしても、お箸は必要ありません。(ついでに言えば、おしょうゆもいらないです)
こちらは別の質問ですが、果物をお供えする時、リンゴや梨などはそのまま食べられるけれど、皮をむかなければいけないもの……
たとえばバナナやメロンなどは、そのままお供えしてもいいのでしょうか? というメッセージをいただいたこともあります。
こちらも、物質の果物を食べるわけではないので、大丈夫です。
バナナは皮ごと、メロンはまん丸のまま、お供えして下さい。
「え〜! それはちょっとストレートすぎて、申し訳ない気持ちになります~」と思われる方は、切ってお供えしても、まったく問題ないです。(包丁を使っても構いません)
仏壇の場合、故人が大好きだったものをお供えすると、本当にすごく喜んでもらえます。
ですから、たまに亡くなったおじいちゃんやおばあちゃん、ご両親などの、大好物だったものをお供えすることがおすすめです。
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質問にお答えできるのは、いつになるかわからない状況です。
大変申し訳ございません.
メッセージに個人的な返信も差し上げておりません~。
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