※前回の「境内社」の続きです。
こちらは福岡県の志賀島にある「志賀海(しかうみ)神社」です。
駐車場から見た鳥居です。
すぐ横が海で、玄界灘からの風が爽やかに通り抜けていく神社となっています。
この石段を登っていくと、参道のよこっちょに出ます。
脇道ルートです。
参道と合流したところに狛犬がいました。
ひえ~! 狛犬の鼻の穴にゴミが!!!
ゴミがスポッと詰まって、「!」 と一瞬、何が鼻に入ったのか! みたいな驚きの顔をしています。
私もたま~にあります。
虫がスポッと鼻にストライクで入ることが…。
その時の私も、たぶん、こんな顔をしていると思われます。
座っていますが、後ずさりしているように見えます。
向かいの狛犬の鼻を見て、「お前! それ、ゴミじゃなくて、ハ、ハチやで!」みたいな……。
神門が見えています。
門の手前には、古い石の太鼓橋がありました。
この神社にいらっしゃるのは海の神様です。
神門をくぐると…
拝殿が見えます。
ふところの大きな、ゆったりとした神様がおられました。
セルフで砂のお清めができるという、珍しい神社です。
右斜め対岸にある大嶽神社・小嶽神社と、正面真東に位置する伊勢神宮、宮中三殿の遥拝所だそうです。
囲いの中にあるのは「亀石」で、柵のすぐ向こうは海です。
潮騒が心地よく、心に安らぎを与えてくれました。
境内にいる間ずっと、波の音がBGMのように、ザ~、ザザザ~と絶えず聞こえる、そんな神社です。
拝殿の横を通って、
裏側に行くと、境内社が並んでいます。
境内社には、神話の世界のイメージそのまんま! という、みずらヘアに古代の服装をした神様が数名おられました。
参拝をする人が少ないからか、境内社の神様方はヒマそ~~~にしていました。
待機しているそのお姿が、よく言えばリラックス気味で、立て膝でゆったりと座っていました。
ものすごく、くつろいだポーズなのです。
本格的におヒマなのかな、と思いました。
もったいないことです。
境内社には、勧請元から来た神様が入っていることもあれば、眷属が入っていることもあります。(全然関係がない神様が入っていることもあります)
「勧請をしたいと言ってきた神社があるのだが……行ってくれないか?」と、もともといた神社のメインの神様に頼まれて、「えー、んじゃ、ちょっと行ってきますわ~」と、とりあえず来てみた、
または、「は? 俺? 俺が行くんですか? 仕方ありませんねぇ、よっこらしょ」と、しぶしぶ来た……
わけではなく、境内社の神様・眷属は、勧請をされたところで「お仕事を頑張ろう!」と、張り切って来られています。
なので、ヒマな状態でいるのは、すごくもったいないのです。
願掛けというのは、本殿でお願いをすれば、その願掛けに応じて、メインの神様や眷属、時には境内社の神様(眷属)が叶えます。
誰が担当するのかは、メインの神様が采配しています。
仮に、縁結びにごりやくがある神様がメインの神社だったとすると、本殿で手を合わせて合格祈願をした場合、メインの神様が境内社の天満宮にお話をします。
このように、本殿でお願いをすれば、神様のほうで良いように取り計らってくれるのです。
人間が「この願掛けは本殿でするべきか、境内社か……」と、悩まなくてもいいのですね。
けれど、個別に境内社に通う、というのはアリです。
本殿でご挨拶をしたあとで、境内社の神様にも毎回ご挨拶をする、境内社の前で長々とお話をする、直接自分で願掛けをする、などもオーケーです。
5つも6つも境内社がある場合、全部に、同じようにしなくても、好きだと思う1社だけに通うことも問題ありません。
神様がヤキモチを焼くことはないので、そのへんの気遣いはいらないのです。
個別にせっせと参拝をすると、境内社の神様は喜んでお話を聞いてくれますし、目もかけてくれます。
ただし、境内社ですから、驚異的に力が強い!! というほどではありません。
境内社に神様・眷属が入っているかどうか、そこを見分けることがちょっぴり難しいかもしれませんが、入っていれば個別に信仰することで喜んでもらえますし、本殿の神様とは別にご加護もいただけます。
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