ちょっと前になりますが、「びんずる」さんってなんですか? というご質問をいただきました。
あちこちのお寺によく行く、という方にはおなじみのびんずるさんですが、私も数年前まで知りませんでした。
多くのお寺を訪れるようになって知り、最近では見かけると「あ〜、びんずるさんだ〜。こんにちは〜 」と親しみを持ってお声をおかけしています。
びんずるさんは、「賓頭盧」という難しいお名前で、お釈迦様のご弟子さんだそうです。
神通力を軽々しく使ったとかで、お釈迦様に叱られてしまい、衆生の救済を命じられたらしいです。
日本では、撫で仏として、お堂の入口に安置されていることが多く、
(お堂の中に安置されているお寺もあります)
自分の体の悪いところと同じところを、撫でさせてもらいます。
膝が痛かったらびんずるさんのお膝を、内臓が弱かったらびんするさんのお腹をさわらせてもらうと、病気が良くなる、ということになっています。
一生懸命に願掛けをするとかそういう雰囲気ではなく、アトラクション的な感じでさわらせてもらう……そのようなお寺が多いです。
最近の私は、「びんずるさん、こんにちは〜」とお声はおかけしますが、撫でないこともよくあります。
撫でられたところがピカピカしています。
怖い感じのびんずるさんがいたり…
うわぁ、びんずるさん、お役目お疲れ様でございます、と頭を下げずにはいられない、摩耗が激しいびんずるさんもいます。
ほとんどのびんずるさんはお体のあちこちの色が剥げています。
信仰している人が多いびんずるさんはなんだかオシャレですね。
親しみを持って接してもいい、そんな気さくな仏様です。
大変申し訳ございませんが、質問にお答えできるのは、いつになるかわからない状況です。
メッセージに個人的な返信も差し上げておりません~。すみません。
こちらに詳細を書いておりますので →コチラ 何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
※著書はすべてアマゾンにリンクしています。