ハワイ島には、「国立天文台ハワイ観測所 すばる望遠鏡」があります。
場所は、標高 4,200 メートルの「マウナ・ケア山」の山頂です。
見学の予約は簡単なのですが、個人で〝行く〟のは少しハードルが高いです。
というのは、マウナ・ケア山は「ビジターセンター(標高 2,700 メートル)」から上は、四輪駆動の車でなければ登ってはいけないという決まりがあります。
車をレンタルする場合は、指定された地元のレンタカー屋さん(1軒のみ)しかダメ、とこちらも決まっています。(私が調べた時点でのお話です)
まあ、そこは現地に行って借りればいいだけなので、たいしたことはないのですが、問題は高山病です。
マウナケア山頂は富士山よりも高く、標高 4200 m もありますから、大気圧は平地の 60 % 程度だそうです。
このため大気中の酸素が薄くて、高山病にかかる恐れがあります。
車で 4,200 メートルを一気に登ると危険なので、ビジターセンターに1時間以上滞在し、高地に体を慣らしてから登るようにということが、すばる望遠鏡公式サイトをはじめあちこちのホームページに書かれています。
高山病になった人の体験談を読むと、高山病は特別なことではなくフツーになるみたいです。
私は個人の一人旅ですから、運転していて高山病になり、眠気が来たら怖いな、と思いました。
あ、そうだ、1日ガイドをお願いして、山頂まで同行してもらえばいいんじゃない? と思いつき、いくらかな〜? とツアー会社のサイトを見たのですが……。
10万円もするんですね~、ハワイ島で1日ガイドをお願いすると。
そんな大金はありません〜 ということで、
ここは一か八か、四駆を借りて、ビジターセンターで1時間ほど休憩して体を慣らし、それから山頂までゆっくり運転するしかないな、と思っていました。
まあ、なんとかなるやろ、2,000 メートルの山に登っても全然問題なかったしなー、いけるいける、と考えていましたが、キラウエア火山の噴火で見学は中止になりました。
しかし、「マウナ・ケア山」には、どうしても行きたい! と思いました。
4,200 メートルもある山ですから、神様がいないはずがありません。
お話を聞かねば! と思ったのです。
ビジターセンターでも、標高 2,700 メートルありますから、そこまで行けば繋がれるはずで、ガソリンを満タンにして、いざ! マウナ・ケア山へ! と張り切って行きました。
車で登っても結構時間がかかりました。
この日はお天気も悪かったです。
ここはまだ、裾野のところです。
上に登って行くと、ガードレールがない道になります。
霧が~。
ビジターセンターに到着です。
こちらが駐車場側で、
この建物がビジターセンターです。
そんなに大きな建物ではありません。
建物の外には、給湯器らしきものと、電子レンジ、コーヒー用のお砂糖やミルクが置いてありました。
店内でコーヒーやカップ麺を買って、ここでお湯をそそぐみたいです。
中は、お土産屋さんのスペースと、展示・説明スペースに分かれていました。
こちらがお土産屋さん側です。
向こうは星空の説明などをするスペースとなっています。
どちらも30人が限界のような狭さでした。
山頂の写真です。
行きたかったです~。
高山植物なんだろうな~、と思いました。
ビジターセンターから見た景色です。
駐車場にはこれだけの車が停まっていました。
このビジターセンターがある、標高 2,700 メートル……。
軽~~~く考えていましたが、なめてはいけない高さだったんですねぇ。
駐車場から、ビジターセンターの建物まで、30メートルくらいだったと思うのですが、ごく普通にサクサク歩いただけで、ハァハァと息が切れました。(私は歩くのが早いのです)
かなり息苦しかったです。
建物の外にはベンチとテーブルがいくつか置かれていました。
ツアーで山頂まで行く場合、ここでお弁当を食べたりして、体を慣らすみたいです。
とりあえず、建物の中を見て、お土産を買い、トイレを借りて、車に戻りました。
この頃から頭痛がガンガンしてきて、腕と太ももの筋肉が痛くなりました。
「あれ? まさか、高山病?」
みんなここで1時間ほど体を慣らして、山頂に行く、そのような場所です。
体を慣らすところですでに高山病になるとは……。
「山頂、無理やったってことやん…… ( ̄ー ̄; 」と思いました。
頭痛、筋肉痛の次は、むわむわぁ~っと気分が悪くなりました。
体質なのか、たまたまこの日の体調でそうなったのかわかりませんが、噴火で見学が中止になっていて助かりました。(そうじゃなかったら、ものすごーく心残りでいつまでも落ち込んでいたと思います)
このビジターセンターからトレイル(登山道)もあるみたいなのですが、この日は霧が濃く、雨も時折降っていて探検はできませんでした。
せめて神様にお話を~、と、ここで神様を感じようとしましたが、体調が悪いせいか、よくわかりません。
繋がれないのです。
そこで、昨日会ったペレさんを呼んでみました。
ペレさんは気さくな感じで来てくれました。
昨日と同じ冠をかぶっています。
「伝説では、ペレさんがこの山の神様になってますけど、違いますよね?」
「ちがう」
ですよねー、昨日島の神様ってはっきり言ってましたものね、と心の中でぶつぶつとつぶやき、
「せっかくマウナ・ケア山まで来たのに、神様がわからないって……ううう」と半泣きでガックリと肩を落としていると、ペレさんがこう言いました。
「黒い龍が神様だったって言えば?」
くすくすとイタズラっぽく笑って、私のネガティブな気持ちを吹き飛ばしてくれました。
(私がそう書かないことを知っていて冗談を言ったのです)
「姿を見たい?」
とのことで、神様の姿を見せてくれました。
マウナ・ケア山の神様は仙人のようでした。
白いヒゲをはやしていて(アゴのところまでです)、頭は白髪です。
すっごく優しそうな、穏やかな神様に見えました。
もちろん神格がかなり高いです。
ああ、そうか、この神様とお話をするのは今日ではないんだ、ということが、ここで明白にわかりました。
深くて難しい内容の会話をする、もしくは、神様が高度なことを教えてくれる場合、私に理解できるだけの知識が増えるまで、会話はおあずけです。
もっと修行を積むなり、勉強をしてから、また会いに来なければなりません。
マウナ・ケア山の神様とお話をするのは今回ではない、とわかったので、すっきりとあきらめがつきました。
せっかく来てくれたペレさんが目の前にいるので、ペレさんに古代文明について聞いてみました。
※続きます。
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