11月1日は、「銀座八丁神社めぐり」の初日でしたが、酉の市(とりのいち)も開催されていました。
関西に住んでいた私は酉の市になじみがなく、どのようなものか、一度体験しなければ! と思っていました。
しかし、この日の私は……というか、今、本当に時間がなくて、
「銀座八丁神社めぐり」は、ものすごーく参加したかったのですが(1年に1回しか会えないお稲荷さんに会いたかったです)、2時間はかかるでしょうし、行き帰りの時間も足すと、何をどう考えても無理でした。
酉の市も混雑していそうでしたが、夜が混むと聞いたので、昼はあっさり参拝できそうだと思い、サッと行ってサッと帰ろう! と甘い考えで行きました。
向こうのほうに神社があるはずですが、ここではそんなに盛り上がっているようには見えず、スカスカかも~ と思いつつ行くと……。
うわ!
ずいぶん手前から、すでに行列ができています。
うひゃ~。
すごい人出~。
とりあえず家にあった熊手を、ここの「熊手納所」に納めさせてもらいました。
熊手納所は鳥居の真ん前にあります。
ずっと幣(ぬさ)を振ってくれているので、絶えずお清めがされています。
熊手を丁寧に処分できるので、大変ありがたかったです。
しかし、す、すごい……。
まるでお正月です。
これって、参拝に1時間以上かかるんちがうかなー、困ったな、どうしようかな、やめとこかな、とここですでに半分、やめるつもりになっていました。
巨大な熊手です。
縁起がいいですね。
1時間以上かかるんなら、やっぱり無理だ……とあきらめて帰ろうとすると、
「これくらいの人数だったら30分待ちだね~」と、自信満々に話しているおばさまがいて、え? そうなん? 30分なら……と、その言葉を信じて並びました。
結果から言いますと、神前まで行くのに45分かかりました~。
とてもいいお天気です。
入口でも幣を振り続けてくれるので、スッキリした気持ちで境内に入ることができます。
手水で手を清められないので、神社側の心づかいがありがたいですね。
参道の両脇には、熊手のお店がすら~っと並んでいます。
縁起物のオーラがすごいです。
参道の隣りの道と言いますか、もうひとつ向こうの横道にもたくさんのお店がありました。
熊手には値段が書かれていませんでした。
並んでいる間、ヒマだったので調べてみたら……。
酉の市は独特の購入の仕方があるようです。
まず、予算より少ない額をお店の人に言うそうです。
すると、小さな熊手を出してくるので、そこから値段を上げていって交渉をして、まだまだ高いとか、もっとまけてよとか、あれこれ駆け引きを楽しむらしいです。
そして最後に、まけてもらった分をご祝儀として渡すそうです。
「…………」 ( ̄ー ̄; それは…小心者の私にはできない高度な会話…。
ここは最初から「すみません、粋な買い方ができませんので、そのまま買います。お値段を教えて下さい」と言うしかないな~、と思いました。
情報では、1万円~5万円が売れ筋と書かれています。
ひょえ~! それって高くない? と思いました。
我が家の熊手は関西の田舎町で購入しているので、安いのに大きいです。
その大きさと同じものを買おうと思ったら……3万、いやもしかしたら、飾りが豪華なので、5万はするかも……
かと言って、値段を優先してしまうと、今まで飾っていたものより、かなりサイズダウンをしそうで、そこはやっぱり抵抗があります。
う~ん、う~ん、と悩みました。
お店の人に値段を聞いてから考えようかとも思ったのですが、値段を聞いてしまうと、買わなければ悪いという気持ちになりそうで、45分間、長々と迷った末、最終的に買うのはやめました~。
買って、ブログで紹介しよう! と思っていたのですが、そういうわけで、今回は熊手を購入しておりません。
並んでいる時に 時々、熊手屋さんの手締めが聞こえていました。
高額な熊手を買うと、熊手屋さんが数名で、手締めをしてくれるのですね。
これもお店によって、縁起の良い度合いがまったく違っていました。
最初に「商売繁盛!」というのは、どこもそうなのですが、拍手の合間に、「それ! それ!」という掛け声をかけるところ、拍手の合間は何も言わないところとか、いろいろなのです。
入口近くのお店が一軒だけ、拍手の合間に、「繁盛! 繁盛! 繁盛!」と、大きな声で威勢のいい掛け声をかけていました。
私だったら、絶対にあのお店で買うなぁ、と思いました。
神社にお参りをして、境内つづきで隣にあるお寺のほうも参拝しました。
お寺は人が並んでいなくて、すぐに手を合わせることができます。
鈴が素敵でした。
両端の鈴はものすごく心地良い音を響かせていました。
ちなみにご本尊は見えませんし、外からの参拝だけですから、仏様とのコンタクトはまったくできませんでした。
こちらはお寺の授与所です。
一番奥でなにやらやっています。
お坊さんがおみくじを代わりに引いてくれるイベント? でした。
100円をお坊さんの前に置くと(山のように積まれていました)、お坊さんがおみくじの筒をシャカシャカと振ってくれます。
皆さん、神妙に頭を下げて結果を待ちます。
お坊さんが筒から棒を取り出し、それを見て「1番!」とか言って、かたわらの棚からそのおみくじを取って渡してくれる、そのような流れです。
おみくじは基本、自分の直感で引くものです。
ですが、こういうのもいいな~、と私も参加させてもらいました。
お坊さんはシャカシャカと大きな音をたてて振ってくれて(音が心地良いです)、棒を出すと……私の時はなんと、2本、同時に出ました。
それを見たお坊さんは、一瞬、沈黙をして……(たぶん、すべての番号を把握されているでしょうから、どちらを渡すべきか考えたのだと思います)、
「5番!」と昨日アップした、珍しい大吉おみくじをくれたのでした。
もう1本のほうは大吉ではなかったのだろうな、と思ったので、お坊さんのお心づかいに感謝しました。
酉の市は他にもやっている神社があるそうですが、今回は一番有名だという浅草にしてみました。
ちなみに熊手は熊手屋さんが売っていて、神社の授与所では御幣がついた素朴な熊手が売られていました。
今年の酉の市は、二の酉、三の酉まであるそうですが、
11月13日(火)二の酉
11月25日(日)三の酉
今月はもうお出かけする時間がまったくないので(またしても締め切りがやばいです)、酉の市めぐりは来年、また別の神社に行ってみようと思います。
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