「夜の神田明神」の続きです。
2日続けて夜の参拝をしたことを書きましたが、2日目、神社まであと3分という場所で、〝公道マリオカート〟が走るのを初めてみました!
遊園地のゴーカートそのままでした……。
事故ったら簡単に死んでしまいそうです。
乗っているのは全員、外国人です。
先頭から2番目の黄色い服は、ピカチュウのコスプレでした。
境内に入ると、前日にはないものが設置されていました。
「就活納めの儀」と書かれています。
裏側です。
こちらを向いている立て札に、「就活アイテム奉納受付」とあります。
手前の立て札には「がんばった」と書かれていて、真ん中の立て札は「ありがとう」になっています。
一番向こうは「支えでした」と書かれています。(たぶん)
イベント用なのかもしれません。
夜の神田明神で、社殿の上にどっしりと座っていた将門さんは……黒い服を着ていました。
神様は黒が苦手ですから、絶対にありえない選択のお召し物です。
(もしも黒一色に塗った社殿があったとしたら、神様はその中に入ることができません)
というか、昼間は白なのに、どうして夜は黒い服にわざわざ着替えているのか……疑問に思いました。
そこで、「どうして黒い服を着ているのですか」と、お尋ねしました。
すると……
「夜の、闇の影響を受けないようにしている」という答えが返ってきたのです。
へぇ~! です。
ということは、夜の闇には神様に作用をするものがある、ということになります。
「その闇の影響を受けたらどうなるのですか?」
「エネルギーを消耗する」
へえぇぇー! そうなんだ!
「エネルギーを消耗したら……どうなりますか?」
「力がなくなる」
へええぇぇぇーっ!
なんだか、もうビックリです。
「黒い服を着ていたら、その影響は受けないのですか?」
「ほとんど受けることはない」
そうなんですねー!
私が大騒ぎで「へぇー!」を連発して驚いていると、将門さんは少し微笑んで、
「葬式も同じである」と教えてくれました。
え? どういうことなのだろう? と首をかしげていたら、説明をしてくれました。
「ご遺体」に接すると、人間の「生気」は少なからず影響を受けるらしいです。
生きるパワーと言いますか、生きるエネルギーを消耗するのです。
ですから、現代の喪服が黒なのは、自分を守るという意味で良いことである、と言っていました。
(調べてみると、喪服は白だった時代のほうが多いみたいです)
へぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~! と、これも心底驚きました。
思いがけず、勉強をさせてもらったので、皆様にもお伝えしておきます。
将門さんは、神様がとっても苦手である「黒色」の服を着てまで、夜の社殿におられます。
闇の影響は、「ほとんど受けることはない」という言葉からおわかりのように、いくら黒い服を着ていても、ほんの少しは影響があるようです。
(闇は「魔」ではありません。太陽光が届かないことに関係しているみたいです)
きっと、その消耗された分はご自分が厳しい修行をなさって補っているのではないかと思います。
このように、将門さんが参拝者のためを思って、いろんな意味で頑張っておられる……というのが、夜の神田明神なのでした。
あ、そうだ、同じ質問を何通かいただきましたが、成田山新勝寺にお参りをして神田明神に行っても、逆のコースで参拝をしてもまったく問題ありません。
そのへんの詳しいお話は「神さまと繋がる神社仏閣めぐり」という本に書いています。
大変申し訳ございませんが、質問が非常に多く届いておりまして、お答えするのは、いつになるかわからない状態です。
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