昨日の夜遅くに、無事に帰宅しました。
今月の初めに行った取材も、今回も本の取材です。
以前にお話をしましたが、取材をした神社仏閣、全部書けるのかというとそうではありません。
いろんな理由で書けない~、というところがあり、無駄足になることもよくあります。
今回、埋もれさせるのは惜しいな~と思ったのが、「木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)」です。
ここは名前を見ただけで行こうと決めた神社です。
名前からして、古代の神様がいるかもしれない、と思って行ってみました。
この日はお天気が悪かったのでちょっと暗く写っています。
参道の向こうに見えているのは拝殿です。
広いように見えますが、そんなに広い境内ではありません。
入口から本殿に向かって、境内の左側になります。
台風の被害で木が倒れていました。
この木の向こうには……
浅い池のようなところがあります。
あとで確認したところ、普段は水が流れているようです。
この日は、池の奥へ行く参道が立入禁止になっていました。
池の奥には「三柱鳥居」と「元糺の池」があるみたいです。
本殿の前です。
手前は拝所で、奥に見えているのが本殿です。
ここで、ご挨拶をして祝詞を唱えていると……小さな、真っ白い者が現れました。
表現するのが難しいのですが、色は真っ白で、頭がすごく大きいです。
目玉おやじの全身真っ白バージョンというとイメージしやすいでしょうか。
と言っても、目は普通の大きさで2つあります。
サイズとシルエットが似ているのです。
でも、体は細くて、手も足も2本なのですが、人間のように胴体がしっかりしている作りではありません。
体はひょろひょろ~っとしています。
その白い者が、ぴょんぴょんと跳んで本殿から出てきました。(人間とは違うので、歩く、という進み方をしないのです)
で、私の真ん前まで来て、じぃぃーっと私の顔を見ます。
少し見ていて、それからまた本殿前まで戻り、石段に座りました。
足を組んで座っています。(←小さいので足を組んで座っているのが可愛いです)
どう見ても、どう感じても、神様ではありません。
そこで単刀直入に聞きました。
「あの~? 神様ですか?」
「違うよ」
だろうなぁ、と思いましたが、眷属という感じでもありません。
とても自由な「気」を持っています。
とりあえず、写真を撮ろう、とパシャパシャして、本殿の右隣りを撮影していたら……。
「そこはいないよ」と言います。
「そうなん?」
「帰ったから、今はいない」
「へ~」
台風の被害が大きいからかな? と思いました。
境内の右側はこんなふうになっていました。
風圧って怖い、と思いました。
重たい石でも転がすんですね。
で、ひと通り見て、本殿の前に行くと、まだ白い者はそこに座っています。
「神様じゃないんだよね?」
「違うよ~」
じゃあ、何者なのかな? 精霊? 妖精?
自然界的なものが伝わってくるので、そのへんの存在のようです。
さて、何をどう質問しようか……と考えていたら、60代くらいでしょうか、男性がやってきました。
すると、白い者は慌てて本殿に隠れました。
「あ、待って!」と言いましたが、あっという間に消えてしまいました。
男性はゆっくり散策をしつつ、写真も撮りつつ、ですから、参拝を終えるのに時間がかかりそうです。
ここでじっと待っていたいけど……時間が……ない~。 (TωT)
あー、でも、どうしようかな、話を聞きたいしな、と迷っていたら、また1人、地元の方らしき男性が入ってきました。
2人が参拝を終えて帰るまで待つ、という時間の余裕はありませんでしたから、ここであきらめました。
もしかしたら、また新たに人が来るかもしれませんし……。
どうやら白い者は、人間が苦手なようです。
やっぱり精霊とか妖精の類だな、何だろうな、と思いつつ出口に向かっていると、これが目に入りました。
「かいこのやし……ろ?」
あ、蚕の精なんだ!!!
慌てて入口に行くと案内板があって、本当に「蚕の社」と書かれていました。
しかし、神様ではないと本人が言っていたので、神様は別におられると思います。
台風の被害で、境内の池の奥あたりが機能していないのかもしれず(立入禁止だったので、そのへんのことはわかりませんでした)、またいつか日を改めて行けば、いろいろとわかると思います。
右側の社殿の神様がお帰りになっていて、今はいないそうですから、今だけ通常と違うのかもしれません。
私的に驚いたのは、蚕の精なのに蚕の姿をしていなかった、というところです。
移動しにくいからでしょうか……。
蛾の姿というのも、それはそれで、なんだか違うという気もしますし……。
あ、でも、白い目玉おやじバージョンは、何かのキャラクターみたいで、すごく可愛かったです。
また会いたいな~と思いました。
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