息子の子どものお話です。
まだ安定期に入っておりませんので、心配で仕方がないのですが……実はこんなことがありました。
ブログで、神戸の湊川神社の正成さん神様に子宝祈願を叶えてもらったお話を書いた直後のことです。
診察で、「心音が確認できない」とお医者さんに言われたそうです。
「半々の確率」ということで、息子が落ち込んで電話をしてきました。
以前にも書いたかと思うのですが、うちの息子はこういう場合、慰めて安心をさせると、もしも……の時が怖いです。
ですから、楽観視させない方向で話をしました。
万が一の時は、お嫁さんは息子よりももっと落ち込むはずですから、息子が支えてあげなければいけません。
ここは一応、軽く覚悟をさせておくべきだな、と思いました。
まだ生まれていないとはいえ、息子はすでに父親なのです。
そこで見えない世界での事情を教えました。
「子どもが、生まれる時期を変えたいとか、今の体で生まれたらちょっとマズいなぁとかで、やっぱ、やり直しするわ! お父さんお母さんごめん! ってなることはあるよ」
息子は「うん…………」と言いつつも、半分以上聞いていない様子です。
「そういう時は、ええで~、いくらでも待ってあげるから、いつでも好きな時に生まれてきなさいって、父親としてどーんと構えとかなあかん」
「うん…………」
「今回、もし来なかったら、お父さんもお母さんも悲しい、悲しい、って子どもにプレッシャーを与えたらあかんよ。なんぼでも待つから、自分の納得がいく時に生まれておいで、って言うのが親や」
「うん…………」
( ̄ー ̄; …………。
息子は半分どころか、全然聞いていませんでしたが、一応そのような話をして電話を切りました。
息子とお嫁さんは電話を切ってすぐ、正成さん神様のところに祈願に行ったそうです。
その2日後のことでした。
私がお風呂に入ろうとした時に、キラキラ光る物体が目の前に現れました。
この物体は、亡くなる人が挨拶に来る時の……つまり、魂が肉体を離れた時のものです。
まだ生きている肉体から離れた魂は、私にはこのように見えます。
この物体が現れたので、「あれ? 誰か亡くなるのかな?」と思いました。
でも、心当たりがありません。
学生時代の友人なのかな、誰だろう……と思っていると、その魂はアクティブに私にまとわりつきます。
「?????」
亡くなる前の挨拶の場合、魂は私から少し離れた位置にいます。
そこにしばらくいて、スーッと消えていきます。
でも、その魂は私のまわりをくるくる回るのです。
なんだか楽しそうに、私にまとわりついていました。
「ああ、孫なんだ」と、わかりました。
その元気な様子から、お嫁さんはきっと大丈夫だな、と確信しました。
それから少しして息子の家に行くと、たまたまその日が診察の日でした。
「心音が確認できたんですよ~」と、お嫁さんがエコーの写真を見せてくれます。
ああ、やっぱり~、と思った私は、大丈夫だということをすでに知っていたため、落ち着いて話を聞きました。
息子夫婦は「??? なんで大喜びせえへんのやろ?」と思ったのではないかと思います。
そしてつい先日、また新しいエコー写真が送られてきました。
順調に育っているようです。
さて、ここで、新たにわかったことは……
人間は……この世を去る時だけじゃなく、生まれる前にも魂が挨拶に来る、ということです。
へえぇぇぇぇ~! と、今回、すごく勉強になりました。
魂は意外と律儀に、この世に〝来る時〟と〝去る時〟のどちらも、ちゃんと挨拶をしていたのですね~。
「これからよろしく~」と、「今までありがとう」を、親しい人のそばに行って、愛情を込めて言っていたのです。
なんだか人間って素敵だな〜、とほのぼのと思った出来事でした。