「あれ? 識子さん、宿るものの話のはず……ですよね? 期待して来たんですけど~」という声が聞こえてきそうですが……。
絵馬の書き方を、ですね、神田明神の将門さん神様にお聞きしておりまして……。
まぁ、でも、神田明神のお話を書く時に書けばいいか、と思っていたのですが、「いや、待て、これが良くないのかも?」と気づきました。
日々、たくさんの質問をいただいておりますが、中には「あー、すみません、それはもう書いているんです~」というものが少なくありません。
でもそれは、ちゃんとしたタイトルで書いているのではなく、まったく関係がないブログ記事や、全然違う話題の本の中に、サラッと書いていたりするのです。
ですから、見つけにくいのは当然で、書いた本人ですら、時々「えっと……どこに書いたっけ?」となります。
話題が絵馬になっている今、聞いた話もついでにここで書くべきだな~と思うので書いておきます。
神田明神の境内は現在、工事中で、前回お邪魔した時と境内が変わっていました。
授与所の前にベンチがあって、そこに座って「ふ~」と休憩をしていたら、目の前に絵馬掛け所がありました。
見るとはなしに見ていると、なにやら上手なイラストが描かれたものがたくさんあります。
みなさんプロ? というクオリティの絵があっちにもこっちにも掛けてありました。
すごいなぁ、とさまざまなイラストを見ていると……将門さん神様がこう言いました。
「絵馬に願いを書くのは、絵のほうがいいぞ」と。
「え? そうなんですか?」
将門さん神様によると、神様は絵馬に書かれた〝字〟をいちいち読んでいるのではなく、
絵馬に乗っている念と言いますか、絵馬に保存されている願望を見る(感じる・知る)のだそうです。
絵を描くのは、字を書くよりも時間がかかるため、本人の心の内が絵馬に強く記憶される、こもる、と言います。
「字」は、さらさらさら~っと書いておしまい、なのでアッサリとした薄い念しか乗っていないそうです。
神様から見たら、しっかり願望が入っているほうは、絵馬自体が、
「ここで~す! ここにいま~す!!」
「お願い事はこれで~す!」
と、主張をするため、わかりやすいらしいです。
ですから、絵馬で願掛けをしたい、自分のお願い事を神社に残して帰りたい、という人は、字よりも絵を描いたほうが効果的、というわけです。
ちなみに描く絵は上手じゃなくてもいいし、絵柄は願望と違っていてもいいそうです。
たとえば、合格祈願なのに、赤ちゃんの絵を描いてもいいのです。
赤ちゃんの絵を描きながら、合格したい! と考えればオーケーです。
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あ、それから、重くなっていた我が家の絵馬の写真ですが、
重く下がっている絵馬がぴったりと壁にくっ付いて見えるのが不思議に思えて。
壁から離して見せてもらえるとありがたいです。
出来れば裏側もです。
こんな事言ってお気を悪くされたら申し訳ありません。
しっかり見たものしか信じない性格でして 笑
ごめんなさいです。
というメッセージをいただきました。
同じように思われている方がいらっしゃるかもしれませんので、3枚写真を追加しております。
電子レンジが映っていることと、「そんなところに縁起物を飾っているのですか?」と、つっこまれそうで……恥ずかしくて公開しなかったのですが、最初から載せていれば良かったですね。
この絵馬は、今は別の場所に移しているので、写真は以前に撮影したものです。
インチキではない証明をする、という考えがまったくなかったので、裏返して撮っていないのが悔やまれます~。
お稲荷さんのことなのに、全国規模でインチキをする……という、そんな勇気は私にはないです。
もしも「インチキかも?」と思われた方がいらっしゃいましたら、お稲荷さんの本当の怖さをご存知ないのかな、と思います。
お稲荷さんは事実と違うことを書くと、決して許してくれません。
「コラー」と叱る程度では済まないです。
もちろん、他の神仏もそうで、そんなことをしたら、今までコツコツと築き上げてきた神仏の信頼をすべて失うことになります。
たった1回のブログ記事のために、大事な神仏の信頼を全部失うようなことは……いくら私がおまぬけでも、絶対にしないです。
ちなみに、まったく気を悪くしておりませんから、謝罪は必要ないですよ~。
信じられないわ、というのが普通だと思います。