東京に来て、豊川稲荷に参拝した時のお話をずいぶん前に書きました。

 

出直してこい、と言われた時のことです。

 

あれから、元夫とたまたま赤坂近くに行く用事があったので、早めに出かけて一緒に参拝しました。

 

元夫は初参拝です。

 

「ここはなんの神様?」と聞くので、

 

「ここはお寺やから、仏様。手を叩いたらあかんよ」と先に注意しておき、ダキニ天さんの説明をしました。

 

本殿では中に入らず、ご挨拶だけにして、奥の院へと行きます。

 

元夫はよくしゃべる人なので、ここでもずっとしゃべりっぱなしです。

 

「はいはい、なるほどなるほど、そうなんや~」と聞いていると、意識を、見えない世界と私の上にだけ置く、ということができないため、眷属の様子がわかりません。

 

どんな感じで見ているのかな~、と思いつつ、奥の院に上がらせていただきました。

 

ここでは、さすがの元夫も凛とした空気を感じたようで、「ここ、すごいな。神様がおる! って感じやな」と言います。

 

そうやろそうやろ、ダキニ天さんは力が強いからね、と、ダキニ天さんのお姿を教えるために掛けてある仏画を指し示しました。

 

元夫はじーっと見て、「へ~、キツネに乗ってるんや~。女の神様なんやな」と珍しそうに見ています。

 

だから~。 

 

仏様やって言うたやん? 手を叩かんといてよ~、とふたたび注意をし、2人並んで座って手を合わせました。

 

私は、いただいたモミのお礼と、前回参拝のお詫び、そして今後のお話などをしました。

 

元夫も何事かお願いをしていたようで、しばらく静かに合掌していました。

 

奥の院を出て、おみくじを引き、元夫を奥の院と本殿の間に案内しました。

 

すると弁天様のところで、ちょうどお金を洗い終えた女性がいて、そのまま去って行きます。

 

あ、そうだ、それも教えてあげなきゃ、と

 

「ここでお金を洗うとお金の念の垢が落ちるよ。念の垢が落ちたらお金が入ってくるからね」と説明をすると、

 

「え! そうなん! じゃあ、洗う!」と元夫はノリノリです。

 

「コイン1枚でいいよ」

 

「この500円玉を代表にするわ」

 

そう言って、財布から取り出して洗っていました。

 

そんなに丁寧に洗わなくても……いいと思うよ? と言いそうになったくらい、一生懸命に、一心不乱に〝洗って〟いました。(言葉は「洗う」ですが、水の中をくぐらせる、水をかける、程度で十分です)

 

さて、そのような参拝をして、しばらくしてからです。

 

元夫が「あの神様、すごいな!」と言います。

 

理由を聞くと、臨時収入が入ったと言うのです。

 

その金額が、なんと! 30万円近いお金で……。

 

へぇー、そんなに大きな垢がついていたのか~、とビックリしました。

 

めでたしめでたし、とここで終わるのかと思ったら……それからも、元夫の金運の良さは続きます。

 

これが、これこれこうなって、お金が全額戻ってきた! とか、

 

ありえないほどの値引きをしてもらえた、とか、

 

こんな事情でこれがこうなってタダになった! とか(無料というのが考えられない話です、というか、絶対にないです)、

 

ボーナスが「えーっ! マジでー!」というほど多めに出たり……。

 

モー、なんでそんなにツイてるねん、と、つい、「モー」がくっついて口から出てしまうほど、金運が大ツキなのです。

 

「あの女の神様、マジですごい! あそこに参拝してから、俺、ツキまくりや」とか言うので、

 

「なんてお願いしたん?」と聞いてみました。

 

するとですね、

 

「金運の神様って言うから、お金がいっぱい入ってきますように、お金をたくさん持てますように、できればこれくらい欲しいです! って、しつこくお願いした」と明るく言うのです。

 

あのクールなダキニ天さんに(性質までは元夫に教えていませんでした)、そんなに、お金お金お金お金お金と連発するお願いをしたのか~、と思い、

 

「あの仏様は、実は厳しいねんよ」と教えると、

 

「えっ! そうやったん? 女の神様や言うから優しいんか思たわ~。だから、ちょっと甘えてみた」と言います。

 

「は? 甘えた? あのダキニ天さんに?」

 

「うん。お金をお願いします~、俺を助けて下さい~ラブラブ みたいな感じで」

 

うしろに「てへへ」とつきそうな雰囲気で笑っています。

 

(  ゚ ▽ ゚ ;)  …………。 あ、開いた口が……。

 

よく知らないっていうのは逆にすごいな、と思いました。

 

甘えられたクールなダキニ天さんが、苦笑しつつ、「この男がお前のパートナーか……面白いやつを連れてきたな」と、お願いを聞き届けてくれた様子が目に浮かびます。

 

もしかしたら、元夫もモミをいただいたのかもしれません。

 

そしてそれが、即! 発芽して、異例の早さでにょきにょき伸びているように思います。

 

ダキニ天さん、やっぱりすごい、と思わざるをえない出来事ばかりなのです。

 

具体的に書くと、誰もが「うっそー!」と叫んでしまうツキ具合です。

 

今度、また、赤坂に行くことがあったら、ダキニ天さんがどのような感想を持たれたのか聞いてみようと思っていますが……自分のことではなく人のことですし、あっさりしすぎの仏様なので、お答えしていただけないかもしれません。 照れ

 

 

 

 

参拝した日はスカッとよいお天気でした。

 

 

 

 

 

奥の院です。

ここでお呼びすると出てこられます。

 

 

 

 

 

弁天様です。

変な撮り方になっているのは、元夫がお金を洗っているのを写さないようにしたからです。

 

 

 

 

 

相変わらず、すがすがしく気持ちの良い境内でした。照れ

 

 

 

 

 

 




 

 

 

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天から聞こえるメロディを曲にしています。