与那国島には、南の島のことを知りたくて行ったので、「御嶽も行くべきかなぁ」と思った時に、めったに自分からは出て来ない守護霊が、そこでキッパリと言いました。
「行く必要はない」と。
守護霊というのは、少々の失敗は良い経験になる、ということで出しゃばったりしません。
ああしなさい、こうしなさい、と指図をすると、本人の人生ではなくなり、守護霊が作る人生になってしまうからです。
私の守護霊もそのルールに忠実で、私から質問をして答えてもいい時は答えを言いますが、答えれば私のためにならないと判断した時は答えてくれません。
というか、守護霊の役割を知っているので、私もほとんど頼ることはないです。
守護霊が言うには、御嶽は霊が多い、神が降りてこられるところは少ない、この島は大きな神と繋がることができる貴重な島である、とのことです。
せっかく飛行機を乗り継いではるばる与那国島まで行って、しかも滞在する時間は限られているのに、神々と会わずに霊を見に行くのはもったいない、とアドバイスをくれたのです。
おかげさまで迷うことなく、御嶽見学を予定から外しました。
では、と次の目的地を、海底遺跡に一番近い場所、「新川鼻」という岬にしたのですが、そこへ行く道がありません。
マップには、途中まで道が描かれているものの、プッツリと途切れているのです。
しかし、その先に道がまったくないとも思えず……きっと、けもの道のような小さな道があるに違いない、と考えて行ってみました。
結果から言うと、描かれていた道は、ややジャングルのような森を入って行くコースでした。
ここから入ります。
道を入った時は小雨が降っていて、晴れないなぁ、おかしいな、と思いつつ歩きました。
なんだかジャングルっぽい森だな、と歩いて行くと……
左右の草が生い茂っているせいで、幅が狭くなっています。
ちょっと怖かったので、お不動さんの真言を唱えつつ歩きました。
草をバサバサと体で押しのけなければ先に進めません。
山歩きで草に体が当たる時は、私はいつも「ごめんね」とひとこと言っています。
普段は静かにそこにいるのに、私が体当たりをしてガサガサと揺らすと不快だろうな、と思うからです。
精霊たちが気分を悪くしないようにという心配りでもあります。
うわぁ、ここ、どうしようかなー、と躊躇しました。
ススキですから、あちこちに切り傷ができそうです。
小雨が降っていたせいで傘を持っていたので、傘を盾にしてススキの間を歩きました。
通り抜けたらこのような広い場所がありました。
広場の端まで行くと、眼前は海です。
この左側に……
奥へと続く道があったのですが、このススキです。
この藪も少しだけ進んで見たのですが、向こ〜〜〜~~うのほうまで藪になっており、その先はどのようになっているのか皆目見当がつかず……。
進むのは断念しました。
こちらは来た方向です。
もうちょっと先に行ってみたかったのですが、人が来ない場所での単独行動なので、危険なことはできません。
海底遺跡には近づけないのか〜、残念 と思いました。
遺跡の上の海面だけでも見たかったな〜、と声に出して残念がっていると、さきほどの大きな海の神様が出て来られました。
そして驚くことを教えてくれました。
※続きます。
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天から聞こえるメロディを曲にしています。