書き始める前は、「すんごい大作!」と思っていましたが、時間が経つにつれて、「そ、そうでもないかも?あせる」と冷静になってきた南の島シリーズ、今回から後半に突入です。

 

朝イチの飛行機で石垣島に到着し、レンタカーを借りて走っているとファミマがありました。

 

まだお昼前だったのですが、お腹もすいているし、得意のコンビニおにぎり〝ランチ〟 笑い泣き をすることにしました。

 

モグモグしながら、地図をいろいろと検索してみると……すぐそばに「大石御嶽(ウイヌオンと読むみたいです。沖縄本島のように、ウタキ、と読まないのですね)」があります。

 

とりあえず石垣島はここからスタートしよう! ということで、行ってみました。

 

大石御嶽、とグーグルマップには載っていますが、御嶽は同じ大きさのものが3つ並んでいました。

 

まずは並びの一番奥にあるこの御嶽です。

 

土地の「気」が強いこともありますが、守っている人の力がとても強いので、カメラが曇ります。

 

拭っても拭っても曇るので、あきらめてそのまま撮影しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

内部を撮っても同じようにいつまでも曇るので、奥まで行って、手を合わせてご挨拶とお願いをして許可をいただきました。

こちらはその後に撮影したものです。

ここの守り人も、霊感がある人が来ると警戒をするみたいです。

 

 

 

 

 

見た目は普通なのですが、

 

 

 

 

 

御嶽が建っているこの土地は、大きな力を持っています。

(パワスポという意味ではありません)

内部は撮り直しをしていないので、フィルターがかかったような写真になっています。

 

 

 

 

 

この曇った写真が何枚か続き、そのあとは大ピンボケしていました。

 

 

 

 

 

御嶽の裏側にあった大木です。

すごいねじれ方ですね。びっくり

 

 

 

 

 

3つ並んだ御嶽の真ん中にある「大石御嶽」です。(内部に書かれていました)

不思議なのは……

 

 

 

 

 

右の御嶽の敷地は草が青々としているのに、真ん中の御嶽は枯れているのです。

 

 

 

 

 

木も下部は枯れた葉っぱが多く……

 

 

 

 

 

大地には同じように雨が降っているのに、何故ここだけピンポイントで? と思いました。

が、中に入ってみて納得しました。

今はほとんど、ここでは祈られていない様子なのです。

内部は荒れていました。

 

 

 

 

 

大石御嶽の裏にあった、石積みに囲まれた場所です。

イビ、というらしいです。

聖地と言うと、私の中では「言葉とマッチしていないかも……」という違和感があるので、これからは御嶽の奥にある神聖な場所は、石垣島の呼び方にならって「イビ」と書くことにします。

で、このイビは見た瞬間に「ああ、ここは絶対に入ってはいけないところだな」とわかり、写真だけ撮らせてもらいました。

 

 

 

 

 

こちらが3つ並んだ左端にあった「黒石御嶽」です。(中に書かれていました)

芽吹く感じの勢いがある御嶽です。

 

 

 

 

 

ヤシの木に実がなっていました。 照れ

 

 

 

 

 

建物の印象もそうですが、中は非常に明るい「気」になっていて、島の人でなくても拒否されません。

 

 

 

 

 

うまく表現できないのですが、元気がある祈りの「場」です。

 

 

 

 

 

奥にはイビがありますが、こちらも霊的に入ってはいけない場所となっています。

祟りがあるとか、呪われるとか、そういうことではなくて、人によって背負わされるものが違います。

 

 

 

 

 

建物の横から左側奥へと道が続いているので行ってみると……

 

 

 

 

 

自然の中に祈りの場が作られていました。

 

 

 

 

 

こちらも拒否感は放出されていませんでしたが、近づくのは遠慮しました。

霊的に入ってはいけないイビがあるため、御嶽見学は注意が必要、だけれど、そんなに怖いものでもないかな、というのがここまでの感想でした。

 

 

 

 

 

その感想を書き換えてくれたのが、ここ「天川御嶽(アーマーオン)」です。

ぱっと見は神社? と思う作りです。

 

 

 

 

 

石燈籠があったりして、ちょっと豪華な御嶽です。

 

 

 

 

 

横から回り込むと……

 

 

 

 

 

イビがものすごーく立派で驚きました。

 

 

 

 

 

こんな感じです。

 

 

 

 

 

香炉も大きいです。

 

 

 

 

 

門の中は……というと、このように石積みで囲まれていて、(奥の木もすごいですね)

 

 

 

 

 

少し広い空間になっています。

 

 

 

 

 

奥には香炉が積まれた場所がありました。

きっと、あの奥が最も神聖な場所なのでしょう。

 

 

 

 

 

中を撮りつつ、門の正面から移動して端のほうまで来ました。

ちなみにイビの中は立入禁止となっていました。

 

 

 

さて、ここでの出来事ですが、写真を撮影していたら、強烈な頭痛がしてきました。

 

ズッキーーーン! と脳天まで貫く痛みです。

 

「イテテテ」と頭を抱えていたら、老人の男性が出てきました。

 

この御嶽を守っている、見えない世界の人です。

 

聖なる場所は秘するものである、というようなことを言って、怒っています。

 

見えなければ、何だかヤバい頭痛だな、謝っておくか、「すみません」と、おとなしく黙って帰り、よって痛みは徐々に引くように思うのですが……こういう時、見えてしまうとややこしいです。

 

目が合うと、無視して去ることができず、つい答えてしまうからです。

 

「わかります。大切にされている神様でしょうから、それはよーく理解できます。でも、人間はみんな神様が好きです。ここの神様のお話を聞きたいし、できれば高波動で優しく癒されたいと思います。ここで繋がれるのなら、繋がらせていただきたい、と思うことはいけないことでしょうか?」

 

「ノロを通せーーー!」

(この当時の私がわかる言葉がこれしかなかったので、ノロと言ったようですが、石垣島ではツカサと言うそうです。ちなみにノロとは、簡単に言えば、国家が認めた女性の神官です)

 

言葉の後ろに「この大馬鹿者がぁーーーーーーー!」と、くっついていそうな勢いで老人が怒鳴ったかと思うと、ギリギリギリギリギリと頭痛が激しくなりました。

 

孫悟空は頭に輪っかをつけられて、こんな感じで痛かったのかな、などと余計なことを一瞬考えてしまいましたが、どうしてこんな仕打ちを私だけに? と思いました。

 

この御嶽の入口には、観光客用に、大きな説明板がイラスト入りで設置されています。

 

ということは、多くの観光客が訪れる御嶽であり、写真も多く撮っていると思われます。

 

そこで、つい私も言いたいことを口にしてしまい(あとから反省しました)、ちょっとした議論のようになりました。

 

「では、あなたはノロという人間だけが特別、とおっしゃるのですね? 神様から見たら人間は平等ではなくノロは一般人より格上だ、と」

 

「…………」

 

「ノロ以外は神様に近寄ってはいけない、という理由を教えていただけますでしょうか?」

 

「…………」

 

「一般の人々も、たとえ一方的であっても神様とお話をしたいし、ちょっとでいいから、神様の気配を感じたいです。ノロのように特別な人になって神様と懇意になってやろう、などと野望を持つ人はいないと思います。みんな、ただただ純粋に神様の優しさにふれたい、それだけなのですが……」

 

と説明をすると、老人はじーっと黙って聞いていました。

 

その表情は、お前が言うことにも……まぁ、一理ある、みたいな感じでした。

 

この老人はきっと、信仰心の厚い人だったのだと思います。

 

亡くなってもそのままの心を持っていて、御嶽を守っているようです。

 

観光客が増えて、中には日本人の信仰が理解できない外国人もいるでしょうから、失礼を働く人がいたのかもしれません。

 

それで、日頃から観光客を苦々しく思っていたように見えました。

(もしかしたら、立入禁止を無視して強引にイビに入り、撮影をした人がいたのかもしれないです)

 

神聖な場所を穢しやがってー! こいつら許せん! と、腹を立てていたところに、会話ができる私がのこのこやって来て、パシャパシャと写真を撮るので、たまっていた怒りが爆発したように思いました。

 

老人はシーンと黙り、それと同時に頭痛はスッと消えてなくなりました。

 

老人は何事か深く考えているふうでしたが、それ以上は何も言わなかったので、お礼を述べ、さらに失礼な発言をお詫びして、その場を去りました。

 

去りつつ、私が「あれ? どういうこと?」と引っかかったのは……老人が成仏していないことでした。

 

老人は幽霊……だったのです。

 

 

 

 

最後にオマケの画像です。

コンビニおにぎりランチで買った、珍しいおにぎりです。

他にも変わった種類がいくつかありました。

味は……なんとも不思議なものでしたが、超美味しかったです。

東京でも売ってくれればいいのになぁ、と思いました。 照れ

※続きます。

 

 

 

 

 




 

 

 

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