大分県の国東半島にある、熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)です。
石段の向こうに、すぐ磨崖仏があるのかな~、と思って行ったのですが……。
5分ほど歩くと、さらに登るようになっていました。
この鳥居は驚くほど古くて、享保7年(295年前)のものです。
300年もこうしてフツーに立っているのがすごいです。
扁額に「三社大権現」と彫られていたのですが、「権」の字が昔の難しい字になっていました。
うわぁ~、登るのきつそーーーーー、と思いました。(実際、きつかったです)
高齢の女性が2名、お掃除をしながら、おしゃべりもしながら登っていました。
のどかな風景に見えるかもしれませんが、石が不揃いなので足に負担がかかり、ヒーヒー言いつつ登りました。
見て下さい、この傾斜~!
手すりがなければ怖いくらいの角度です。
磨崖仏は女性2人の左側のあるのですが、ちょうど休憩をされていたので、邪魔にならないよう頂上の神社から先にお参りしました。
頂上にある熊野神社の拝殿です。
神仏習合の名残があります。
本殿の横です。
こちらは完全に仏様の世界でした。
石燈籠や石の祠があったり、石仏が安置されています。
この石仏は鼻が高くて「ハーフ?」と思ってしました。
すんごい美人! です。
参拝に行かれる方は、是非、横から見ていただきたいです、お鼻の高さを~。
石燈籠に草がはえてて、なんだかすごい……と思いました。
見た瞬間に、「奈良の大仏様と同じ仏様だ、毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)だ~」と思いました。
しかし、説明を読むと大日如来となっています。
でも、そこは確かではなく、一応、そうではないか? ということらしいです。
私は、奈良の大仏様と同じ仏様としか感じられなかったのですが、密教では毘盧遮那仏を大日如来とみなしているそうなので、同じってことなのかな? と思います。
この時点で、こちらは、「あ! お不動さんだ!」とわかりました。
お不動さんの波動が周囲に広がっていました。
下から見ると、あれ? 大黒様やったん? と思ってしまうお顔です。
やっぱりお不動さんでした。
強いのですが、性質は穏やかです。
フランキー堺さんっぽいお顔で、親近感がわきます。
怖くないお不動さんです。
しっかり道が繋がっていますので、ご縁をいただきに参拝されるといいと思います。
岩に彫られていますが、仏様です。
この石段は、鬼が一夜にして積み上げたそうです。
しかし、この勾配……ボールを置いたら、一気に下まで転がりそうです。
ジェットコースターの角度だな~、と思いました。
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天から聞こえるメロディを曲にしています。