前回の記事のあとで、驚くほどたくさんの質問をいただきました。
神棚の記事をめったに書くことがないので、神棚のお話が出た時に、できるだけ質問にお答えしたいと思うのですが……。
個人的なご相談は、ブログで書くのが非常に難しく、ちょっと無理かなと思います。
個人的なご質問をされた方、そこのところ、ご理解いただけるとありがたいです。
それから、おじいちゃんやおばあちゃん、ひいおじいちゃんやひいおばあちゃんが、かなり昔に、誰かに言われたらしい一般とは違う祀り方、普通とはちょっと違う神棚等は、なにか特別な由緒があるように思います。
その場合、実物を見てみなければ、何がどうなっているのかわからないです。
見てもいないのに、「こうですよ」と、推測で判断するわけにはいかなくて……こちらも、お力になれないことをご了承下さい。
というわけで、一般的なご質問について書こうと思います。
しつこいですが、これは、私の個人的見解です。
ネット情報や神社の関係者の方、または神社のサイト等とは、意見が違うと思われます。
ですので、前回も書きましたように、「識子さんはそのように考えているのね、ふ〜ん」程度でお読み下さいますようお願い申し上げます。
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✳︎お鏡やお社、しめ縄を購入する場所
どれも、神社や神具店で買わなくてはいけない、というものではありません。
通販で買っても、ホームセンターでも買っても全然問題ないです。
中に入れるおふだと違う神社で購入してもいいです。
お鏡、お社、しめ縄をバラバラの場所で買うのもオーケーです。
✳︎お鏡の台座の彫刻
質問をされて初めて、いろいろな模様があることを知りました。
お稲荷さんに龍の彫り物のお鏡でも大丈夫でしょうか? というご質問です。
台座に龍が彫られていても、そこに龍の魂が入っているわけではありませんので、まったく構わないです。
龍の他にもいろいろな彫刻があるのですね〜。
どれも差はないのですが、超ド派手なものは避けたほうがいいように思います。
なるべくシンプルなほうが、神様も眷属も落ち着いて宿ることができます。
✳︎お鏡を置けばおふだは不要?
「神社仏閣 パワースポットで神さまとコンタクトしてきました」という本に、神棚に関しての詳しい説明、おふだの役割などを書いています。
おふだは窓口として機能するものがほとんどです。
おふだをもらってきたら、必ず神様や眷属が、おふだと一緒に来てくれるわけではないのですね。
ですから、お鏡を置いても、そこに眷属や神様が来ていなければ宿ってもらえません。
置けば必ずどこかからやって来て宿ってくれる、というものではないです。
もしも、おふだと一緒に神様や眷属が家に来て下さっている場合、おふだよりもお鏡のほうが丁寧なお迎えの仕方になります。
一緒に来られていれば、お鏡を用意すると、確実にお鏡のほうに宿られます。
一緒に来られていなければ、お鏡に宿りませんから、神様の波動入りのおふだは今まで通り必要です。
神社の窓口としての機能がなくなるからです。
おふだが不要かどうかは、実際に神様や眷属がお鏡に宿っているのかどうか、そこを見極めることが重要となります。
霊感で知ることがまだちょっと難しいです、という方は、おふだは今まで通り、いただいて下さい。
来てくれてないっぽいな~、と思われたとしても、お鏡はそのまま置かれていたほうがいいです。
なぜなら、もしも、今来てくれていなかったとしても、次のおふだと一緒に来てくれる可能性があるからです。
神棚を丁寧にお祀りしていることと、その信仰心を、神様はちゃんと知っておられます。
次回、来てもらえる可能性が大きいのです。
✳︎もしもお鏡に宿って下さっている場合のお掃除時
お鏡をお掃除する時は、神様や眷属は一旦、別のところに仮宿りされるわけですが、おふだがあればおふだに乗られます。
おふだがない場合は、榊の葉に乗られることが多いです。
おふだを置いていなくて、榊も飾っていなければ、神様がご自分でどこに乗るかお考えになるので、そこまで心配をしなくても大丈夫です。
✳︎メンテナンス方法
年に1回、神棚をお掃除するかと思いますが、その時にお鏡も台座からはずし、新品のふきんなどで拭くといいです。
1日と15日にザッと神棚をお掃除しています、という方は、その時でもいいです。
ひと声おかけしてから、お鏡を触ります。
お声がけをすることで、神様はお鏡から抜けます。
そうすると、触っても大丈夫となるのです。
扉の前に置いた、飾りもののお鏡でしたら、水や中性洗剤で洗ってもいいと思います。
しかし、神様や眷属が実際に入っているお鏡を、〝洗う〟ことはありえません。
ものすごく失礼な行為になってしまいます。
え? こまめに洗わないと曇ってしまうのでは? と思われるでしょうが、曇っても問題ないのです。
時間が経てば、お鏡はどうしても曇ってきます。
たとえ曇っても、宿った神様の力には何の影響もありませんし、曇っても神様はまったく気にされません。
お鏡の輝きと神様の力は関係ないのです。
一旦、宿られたら、それはもう神様そのもの……つまり、ご神体ですから、気軽にモノ扱いをしてはいけません。
新しいふきんで拭く程度で十分なのです。
✳︎しめ縄
おふだが窓口、神社のどこでもドアとなっている場合は(詳しい説明は本のほうを読んでいただければ、と思います)……しめ縄はなくても……う〜ん、いや、ないのはマズイかな~、と思いますが、なくてもそれほど失礼ではないかもしれません。
しかし、実際に神様、眷属が来てくれて神棚に入ろうとした時に、しめ縄がなければお帰りになると思います。
「えーっ! でも、しめ縄を吊るしたくても、賃貸なので吊るせないんですけど~」というお宅も多いことと思います。
ネットで調べたら、「雲板」という、鳥居の簡易バージョンっぽいものが売られていました。
そのようなものを利用してもいいと思います。(雲板の上部にしめ縄がかけてありました)
それも置く場所がありません〜、という時は、お社の屋根の上にじかに置いてもいいです。
細いしめ縄だったら、なんとか置けると思います。
それくらい、しめ縄というのは大事なものです。
屋根の上も無理ですぅ〜、置けません〜、となったら仕方がありませんので、天井の「雲」と、せめて榊を常時飾っておいて、それでなんとか聖域を保つようにされるといいです。
ちなみに、「雲」だけは〝必ず〟用意します。
上階がない場合のみ不要です。
「雲」がない神棚に神様や眷属はいることができませんので、ご注意下さい。
※神棚質問編、もう1回、続きます。
非常に多くの質問が届いておりまして……読むのに、まだまだ時間がかかる状態です。
さらにどんどん届くので、これ以上は対応が難しいかな、と思い、しばらくの間、メッセージ欄を閉じさせていただくことにしました。
皆さん、神棚でいろいろと悩まれているのだな、と改めて思いました。
メッセージ欄は、またしばらくしたら再開致します。
誠に申し訳ございませんが、どうかご了承下さいますようお願い申し上げます。
クリックをするとユーチューブで曲が再生されます。
天から聞こえるメロディを曲にしています。