徳島県三好郡東祖谷山村にある神社です。 

 

土地の名前としての読み方は「くりすど」らしいのですが、徳島県と徳島県観光協会が管理・運営している「阿波ナビ」では、「くりしどはちまんじんじゃ」と、ふりがなが書かれているので、私も同じ読み方にしました。 

 

この神社はミステリーな神社で有名です。 

 

高倉天皇の皇子(母は平清盛の娘:建礼門院徳子)である安徳天皇は、壇ノ浦で平氏一門とともに入水したのですが、各地に生存伝説が残っています。 

 

そのひとつがここで、安徳天皇を火葬したという「安徳天皇御火葬場」が境内にあります。 

 

火葬後の遺骨をご神体として祀っている……という言い伝えがある神社なのです。 

 

話は変わって、同じく徳島県にある「白人(しらひと)神社」、その奥宮である「神明神社」は、古代ユダヤと関係があったのではないか? と言われている神社です。 

 

元駐日イスラエル大使:エリ・コーヘンさんも見に行ったことがある、というくらい、似ている点が多いそうです。 

 

その「白人神社」「神明神社」から、栗枝渡八幡神社はそう遠くなく、さらに、「くりすど」「くりしど」という地名が「キリスト」に近いので、キリスト渡来説もあったりします。 

 

どんな神社なのか、興味しんしんで行ってみました。 

 

現在はグーグルマップに場所が載っていますが、私が行った時はまだ地図に載っていませんでした。 

 

もちろん車のナビで検索しても出てきません。 

 

ネットにおおまかな場所を書いていた人の情報を頼りに行ったのですが……わかりにくかったです。 

 

439号線を直角に曲がって小道に入り、突き当たりをUターン気味に右折します。 

 

そこから先は「八幡神社」と小さな案内が要所にありますので、案内の通りに行けばたどり着けます。 

 

民家がちらほらある小高い山を車で登って行くのですが、行かれる方は、道が細いのでご注意下さい。 

 

第一印象としては、昔からある集落の神社、という感じで、そんなに大きくはありませんし、派手でもないです。 

 

車から降りると同時に近所の犬が鳴き出して……20分は吠え続けていました。 

 

どこに犬がいるのかわからないくらい離れていたのですが、仕事に忠実な犬です。 

 

延々と鳴くので、根性あるなぁ~、と思いました。 

 

しかし、本気でワンワンと吠えるため、近所の方、犬を鳴かせてすみません、という申し訳ない気持ちになりました。 

 

さて、神社のほうですが、石段や石組みが古く、江戸時代より以前から存在していました感があります。 

 

木々も樹齢何百年クラスで、江戸時代とかそのへんではないと思います。 

 

社殿は比較的新しいのですが、場所自体が〝信仰のスポット〟として、古くから大切にされてきたようです。 

 

真っ先に、「安徳天皇御火葬場」のそばに行ってみました。 

 

本当にここで、安徳天皇のご遺体が火葬されたのか……と見てみたのですが、安徳天皇の「気」や「波動」を感じることはできませんでした。 

 

私はその少し前に赤間神宮で、安徳天皇ご本人にお会いしています。 

 

そのご本人の「気」が、まったくないのです。

 

どうやらここで、子どもが火葬されたことはあるようですが、それは安徳天皇ではありません。 

 

キリスト説の外国人も、この神社では見えませんでしたし、いませんでした。 

 

境内をうろうろしながら、いろいろ見るのですが、どうもよくわかりません。

 

神様もよくわからないのです。

 

そこでアンテナを変えて、境内社(境内からはずれてる? という場所にあった、いくつかの祠も含めて)、そこに焦点を合わせると、おじいさん姿の神様が出てきました。 

 

昔の集落の長老、といった風貌です。 

 

長老なのですが、ボロボロの粗末な服を着ていて、人の良いおじいさん、といった雰囲気です。 

 

 

 

 

正面に見えているのは拝殿です。

 

 

 

 

 

参道の石段が古いです。

 

 

 

 

 

拝殿になります。

 

 

 

 

 

石の手水鉢や石燈籠も古く、歴史を感じさせます。

 

 

 

 

 

拝殿の右手にある阿弥陀堂です。

室町時代に制作された阿弥陀如来坐像が安置されているそうです。

 

 

 

 

 

阿弥陀堂と拝殿の間に「安徳天皇御火葬場」があります。

 

 

 

 

 

この木々の裏になっています。

 

 

 

 

 

横から見るとこんな感じで……

 

 

 

 

 

正面からはこのようになっています。

このすぐ右側が……

 

 

 

 

 

石組みの祭壇になっていました。

※次回に続きます。

 

 

 

 

 

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