前回のブログに、来年の結縁灌頂が予約制になるのは、今回あまりにも混雑したからでしょうか、と書きましたが、今回の激混みとは関係ないらしいです。
朝の5時半に到着された方のお話ですと、「その時点ですでに、予約制になることと料金が上がることが書かれた看板がありましたよ~」とのことでした。
結縁灌頂の最終組だった、という方からも2通、メッセージが届きました。(別々の人です)
11時過ぎ~11時半に申し込まれて、儀式は20時スタートの、22時過ぎ終了だったそうです。
8時間待ちです。
本当にすごかったのだな、と思いました。
それから、清高お稲荷さんの境内に、親切なご家族さんがおられるのは土日ではなく、日曜日と水曜日だそうです。
せっかくですから、その日に行かれてお話をされるのもいいかな~、と思います。(本当にほっこりした時間を過ごせるらしいです)
山の神様の本の取材で、今年の3月下旬に青森の岩木山に行きました。
ここは、岩木山のふもとにある岩木山神社から、車で約20分の距離にある、「乳穂ヶ滝」です。
まったく期待せずに行きました。
マップに載っていたので、「滝か~。ちょっと寄ってみるかな~」くらいの気持ちだったのです。
北日本でよく見かけたしめ縄です。
縁起が良い形です。
鳥居をくぐって、左右に分かれている、と思われる(雪で埋まっているため、地面がよくわかりませんでした)参道を左に行きました。
こちらは明らかに道だったからです。
おぉ~!
滝と岩のバランスが絶妙です。
手前には手作りっぽい祠があります。
パッと見た時は、服を着せてもらっているお地蔵さんかな? と思いました。
しかし、どう見ても雰囲気がお地蔵さんではありません。
「あれ? もしかしたら空海さん?」と思いました。
それにしても立派なお召し物です。
もうちょっと寄ってみました。
台座に「弘法大師」と彫られていて、やっぱり石仏は空海さんなのでした。
空海さんの大ファンがいらっしゃるのでしょうか、大事にされているようです。
写真で見ると、そうでもないかもしれませんが、しぶきが美しい滝でした。
真冬は滝が凍って、高さ33メートルの氷柱になるそうです。
「弘前観光コンベンション協会」さんのサイトからお借りしました。
すごいですね!
凍ると迫力があります。
この写真はお社の真下から撮った1枚です。
滝の裏側を通ってお社に参拝するのです。
裏から見た滝です。
通り抜けて1枚。
さきほどの凍っている写真と同じアングルです。
岩の下にはお社が5つ並んでいました。
説明版に古い絵が載っていました。
「平尾魯仙」という画家の絵で、調べてみたら江戸末期~明治初期の人でした。
その時代に描かれた絵です。
よく見ると、岩の下に小さなお社がひとつ、描かれています。
江戸時代にはすでに、信仰の地となっていたようです。
一番手前にあった薬師観音さんです。
薬師観音さん、お、お顔が~。
ひ~!
かなり、恐ろしめです。
「識子さん、いいんですか、そんな失礼なことを言って」と思われた方、大丈夫です。
残念ながら、観音様とは道が繋がっていませんでした。
お不動さんにお聞きしたところ、修行中のものが入っている、とのことです。
横にはお稲荷さんがいました。
お不動さんの下で働くお稲荷さんです。
珍しいです。
お不動さんのお社です。
白いひらひらしたおふだには「津軽三十三ヶ所観音霊場巡拝」と書かれていました。
なぜ、お不動さんのお社に??? と不思議です。
お不動さんに、観音様がいるのか尋ねると、いない、という返事で……。
帰宅してから調べてみたら、近くの「岩谷観世音」が津軽三十三ヶ所観音霊場の、2番の番外になることがわかりました。
その影響かも? と思います。
龍神、と書かれていましたが、中にはヘビが入っていました。
緑色のヘビです。
この緑のヘビは、大蛇になるべく修行をしている、とのことです。
お不動さんと龍神さんの間には「山神」と書かれたお社があったのですが、中は入っていませんでした。
しかも写真を、撮り忘れております……。うう。
お不動さんに、「良くない念が乗っかっていたら祓って下さい」とお願いをしました。
すると、お不動さんは、持っていた剣を! 私の頭に!
脳天に垂直に突き刺したのです。
仏様の剣ですから、もちろん、痛くもなんともないのですが、私を覆っていた念は、衝撃でパキっと割れて落ちていきました。
同じお不動さんでも、祓い方がいろいろあるんだな~、と学習しました。
あまり多くを語らないお不動さんでした。
近くにあった「岩谷観世音」もお参りしたかったのですが……。
この雪で無理でした~。
残念です。
チャンスがあればリベンジしたいです。
21日発売の新刊です。
よかったら詳細をご覧になってみて下さい。