アメリカに行った時のお話で書いていないことがたくさんありまして……。

 

その中のひとつです。 

 

アリゾナ州に「アリゾナ大隕石孔」という場所があります。 

 

ウィキペディアには「バリンジャー・クレーター」と書かれていて、約5万年前に地球に衝突した隕石によって形成されたクレーターだそうです。 

 

クレーターは、直径約1.2〜1.5キロメートル、深さ約170メートル、周囲の平原からの高さは30メートルと書かれています。 

 

飛来した隕石は、直径が約20〜30メートルもあったそうです。 

 

こちらがウィキの写真です。

 

 

 

 

おぉ〜! これはすごい! 何がなんでも行かねば! と、この写真を見た時にそう思いました。

 

宇宙空間を飛んでいた隕石が落ちた場所なのです。 

 

それも、とても大きな隕石だったそうですから、宇宙の波動を強烈に帯びていたかもしれません。 

 

もしも、そうだったとしたら、何か特殊な……ミラクル的な宇宙パワーが、今でも残っていそうな気がしました。 

 

落ちたのは5万年前ですが、それを遠~~~~~い昔だと思うのは人間だけで、宇宙の年齢からすると、「そんなん、一瞬一瞬」と言われそうです。

 

宇宙がしゃべったとしたら、ですが。

 

きっと、クレーターには未知のパワーや、宇宙のエネルギーなんかが、いまだに残存しているに違いない!  と、張り切って行きました。

 

 

 

 

 

実際に見るとこんな感じです。

 

 

 

 

 

反対側です。

なんだかすっごーく広そうに見えますが……

 

 

 

 

 

そんなに大きくありませんでした。

私は「あ、こんなサイズやったん?」と思ってしまいました。

超巨大なクレーターを想像していたからだと思います。

先入観なしに見ると、うわぁ! と驚くように思います。

残念ながら、宇宙の波動や特殊な宇宙パワーは、まったくありませんでした。

普通の砂の大地でした。

 

 

 

 

 

ベンチがあって、好きなだけ見学できるようになっています。

ここに座ってしばらく見ていたのですが、大地がへこんでるな~、という感想に終わりました。

 

 

 

 

 

施設内には隕石が展示されています。

この隕石、大きなスイカ2個分の大きさで、ちょっと持ち上げてみようかな、とチャレンジしましたが、ビクともしませんでした。

それもそのはず600㎏もあるのだそうです。

こんな重たい物体が宇宙空間を飛んでいるのか……とビビりました。

鉄が92%、ニッケルが7%、残りの1%はダイヤモンドとかいろいろである、と係のお兄ちゃんが説明してくれました。

隕石はさわり放題です。

 

 

 

 

隕石をしばらくさわっていたら、「地球のものではない」という、不思議な感覚が伝わってきました。

 

宇宙で作られた物体なので、〝違う〟感があるのです。

 

とっても弱いものですが、宇宙のオーラと言いますか、宇宙の「気」を、隕石は帯びているのでした。

 

人間に何か影響があるパワーとかエネルギーとか、そういった強いものではありません。

 

微弱なものです。

 

クレーターには何もなかったけど、生成場所が違う隕石には「宇宙」が残っているのですね。

 

神秘的だな~、と思いました。

 

 

 

 

 

施設の中はこのような大きなパネルが何枚もありました。

 

 

 

 

 

クレーターつながり? でしょうか?

月のコーナーもありました。

 

 

 

 

 

いただいたリーフレットです。

 

 

 

 

 

チケットを買う時に、どこから来たのか聞かれ、「日本」というと、日本語の案内をくれました。

クレーターには宇宙の波動がまったくなくて、そこは残念でしたが、宇宙の「気」を感じることができる隕石にさわれたので、良かったです。

片道1時間かけて行ったかいがありました。

クレーターの手前はだだっ広い大平原で、たくさんの牛の放牧がされており、それがなんだか心安らぐ風景でとても癒されました。

 

 

 

 

 

クレーターの底におじさんがいるので、大きさがわかりやすいかと思います。

 

 

 

 

 

大平原ぶりがすごいです。

アメリカって広いんだな、と思える風景です。