ううう。

 

3時間近くかけて書いた記事が……えーん

 

なぜか一瞬で消えてしまいました。

 

一体どこがダメだったのか……ほぼ、書きあがっていたのに……。

 

非常にショックで書く気力がなくなりましたが、気を取り直してもう1回最初から書きます……。

(しかもですね、ノートパソコンだったらアメブロが「復元しますか?」と聞いてくれるのに、デスクトップだと聞いてくれません~。消えたものは二度と戻ってきませんでした。なんででしょうか~? えーんあせる あうー)

 

 

 

 

前編でご紹介した、起こしてほしいと言ったお稲荷さんです。

今回はこのお稲荷さんの親分のお話です。

 

 

 

 

 

扇森稲荷神社でのすべての参拝を終えて、駐車場に戻った私は車の中で記録をしました。

 

ICレコーダーに音声記録をして、「さぁ、発車しよう」と思った、まさにその時でした。

 

まったく触っていないスマホが突然しゃべり出したのです。

 

スマホは助手席の、手が届かないところに置いていて、車に戻ってから1回も触っていません。

 

鳴ったのはポッドキャストという、私にとってはお勉強のためのアプリです。

 

その中のひとつが、「ハーイ、エブリワン!」と、いきなり英語でしゃべったのです。

 

慌てて止めましたが……どうして鳴ることができたのか、物理的に納得がいきません。

 

「ハーイ、エブリワン!」と言わせようと思ったら、スマホの真っ黒い画面のスリープ状態を、まずホームボタンを押して解除しなければなりません。

 

さらに、もう1回ホームボタンを押して画面を開き、画面を3つほど繰って、ポッドキャストのアプリをタップします。

 

一覧が表示されたらその中から、一つを選んでもう1回タップしなければ、音は鳴らないのです。

 

そんな複雑な操作をしなければ聞くことができない「ハーイ、エブリワン!」です。

 

どうして鳴ることができたのか……不思議だー、こんな不思議なことがあっていいものか、と思いましたが、ま、偶然鳴ることもあるわな、と思い(ありません)そのまま出発しました。

 

出発すると同時に、右手にビリビリと強力な電気が走ります。

 

しびれるのとはちょっと違う、電気が走る感覚です。

 

変だな? と自分の肩のあたりを見たら、そこにお稲荷さんがいました。

 

腰を抜かしそうなくらい驚きました。

 

私について来ているのです。

 

「どうかされましたか?」と、お聞きすると、

 

「お前を守ってやる」と、言います。

 

「お前のために働いてやる」と、さらにすごいセリフをつけ加えました。

 

それはつまり……お前に仕えてやる、ということで……ひ~え~! となりました。

 

驚愕しながらも、私の頭に思い浮かんだのは空海さんでした。

 

空海さんは人間だった時に、お稲荷さんを従えています。

 

使役していたのです。

 

しかしそれは空海さんだからできることであって、私ごとき未熟者ではまだまだ難しいです。

 

たとえば、お稲荷さんがどこかで戦って傷ついて戻ってきた時に、空海さんならお経や真言を唱えて癒すことができます。

 

でも私にはそれができません。

 

ただ単に「守ってやる」と、〝神様として来た〟場合のお世話の仕方は知っていますが、眷属として来られる場合のお世話はどのようにするのか……皆目見当がつきません。

 

私が指示を出して働いて下さるわけですから、毅然とした態度も必要かと思います。(根が小心な私には絶対に無理です)

 

「あの~、大変ありがたいお話ですが、すみません、ご遠慮します。うちは神棚も作れませんし……」

 

来ていただくとなると、神棚も用意しなければなりません。

 

私はマンション住まいなので、それも難しいのです。

 

「神棚にはこだわらない。守ってやる。お前のために働こう」

 

いや~、でも~、私はそんな器じゃないんです……と、固辞する私に、お稲荷さんは逆に驚いていました。

 

へ?  びっくり という感じです。

 

神が守ってやるというのに? お前のために働く、と言っているのだぞ? それを断るとは……みたいな、信じられない、といった雰囲気が漂っていました。

 

しかし、そこは神様ですから、「そうか」と、理解してくれました。
 

車の窓を開けると、お稲荷さんは神社に帰っていきました。

 

驚いたのは、お稲荷さんの後ろに眷属が3体いたことです。

 

お稲荷さんのあとから3体の眷属も、神社へと帰っていきました。

 

もしもオーケーしていたら、4体ものお稲荷さんが来て仕えてくれていた、というわけです。

 

( ̄ー ̄;  う~ん、もったいないことをしたかも……。

 

このお稲荷さんは、弱いお稲荷さんではありません。

 

複雑な操作をしないと鳴らせない「ハーイ、エブリワン!」を、楽々鳴らすほど、強力なパワーを持っています。

 

子分まで連れて来て、働いてやる、と言ってくれたのは、私がすごいというわけではないので、そこは誤解のないようお願いします。

 

あの脇道にいらっしゃるお稲荷さんは皆さんそうですが、願掛けの参拝をする人が少ないので、お仕事がないのです。

 

本殿のほうはたくさんの人でにぎわっていますが、脇道の一帯は独立したような関係になっています。

 

ですから、願掛けの参拝がなければ、お仕事もそんなに多くない、というわけです。

 

「壊れたキツネ像を修復してもいいのでしょうか?」

 

「牛乃神さんを起こして差し上げてもいいでしょうか?」という質問をいただきました。

 

そのお答えを書こうと思っていたら、昨日、牛乃神さんを立てて差し上げました、というメッセージが届きました。

 

鳥居のほうはボロボロになっていたそうですが、こちらは別の読者の方が、スコップで穴を掘って一つだけ立てて差し上げたそうです。(他はボロボロと壊れるので、できなかったということです。その方のメッセージには、牛乃神さんはすでに立っていました、と書かれていました)

 

どちらの神様も大変喜んでいらっしゃると思います。

 

私が「ブログに書きます」と約束をして、その記事を読んだ方が、「神様を何とかして差し上げたい!」と、訪れているわけですから、この場合、黙って触っても大丈夫です。

 

でも、他の神社で同じようなことがあった時は、触る前に、「今から触らせてもらいます」「失礼します」というお声かけはしたほうがいいです。

 

いきなりベタベタと触るのは失礼になるからです。

 

さらに、そのような声をかけることで、神様はスッと石や置物から抜けます。

 

そのためにもお声をかけてから触ったほうが良いのです。

 

扇森の脇道のお稲荷さんは、修復すると喜んで下さいますから、お名前と住所、自己紹介など、作業をしつつお話するといいです。

 

お仕事がちょっぴり少なめで、私ごときに仕えてやるとおっしゃるほど面倒見が良いお稲荷さんですから、お礼にしっかり守って下さると思います。

照れ