昨日の扇森稲荷神社の続きです。
鳥居をくぐって上に行ってみました。
お社が2つあります。
どちらも結構な数の眷属が守っています。
「ここは聖なる場所である」と言っていました。
お社から見た景色を撮らせてもらいました。
ここからだと里を一望できます。
里を広く見渡して、里の人たちの願いを聞いたり、守ったり……それを昔からしてこられたようです。
パワースポットではありませんが、扇森お稲荷さんの「気」が流れていて、とっても良い場所です。
「神気」の風が吹いています。
その風に吹かれると、とっても気持ちが良くて、ほわ~っとなります。
心地良いスポットです。
なぜ、お手洗いの写真を載せているのかと言うと ↓ 私がおトイレで感動したからです。
神社のおトイレはどちらかというと、ちょっと残念なところが多いです。
ドアを開けて、え! と、固まってしまうおトイレもあったりします。
入るん無理やから我慢しよかな、みたいなところも、過去にはありました。
この日はとても寒い日でした。
洋式トイレだったため、「座った瞬間に、ぴゃー! ってなるんやろな~」と予想しつつ座ったら……なんと暖房便座だったのです!
ぬっくぅう! と感動しました。
女性はお尻を丸出しにしなければいけませんから、寒い時期はつらいですよね~。
覚悟を決めて座った時に、便座が暖かいと心までポカポカします。
私だけかもしれませんけど。 (^_^;)
ぬくくて良かった~、と、神様にお礼を言いました。
手を洗ったあとも、乾燥機があって、ゴーッと乾かすことができました。
ありがたい~、ここの神様、ありがたい~、と神様の株が上がったトイレなのでした。
おトイレから出たらこんな感じです。
ここで、私はいつもの質問をしました。
「私が書いたものを読んで参拝する人は、1回きりしか来れないと思います。それでも大丈夫でしょうか?」
すると、扇森のお稲荷さんは「ワッハッハ」と実に楽しそうに笑って、こう言いました。
「お前はどこの稲荷でも、それを聞いているらしいの~」
え!
どうしてそれを知っているのか……。
「そうなんです。大事なことなので、一応大きなお稲荷さんでも失礼を承知で聞いています……」
すると、扇森のお稲荷さんはニコニコして、大丈夫だとおっしゃっていました。
私が手を合わせる前から、この質問をするだろうことはわかっていた、とお稲荷さんは大笑いです。
理由を聞いてみると、私は伏見稲荷で行われるお稲荷さん会議で有名なのだそうです。
扇森のお稲荷さんはそれだけしか言いませんでしたが、後日、別の大きなお稲荷さんに詳しく聞くことができました。
そのお稲荷さんの神社では、ものすごい数の眷属が整列をしてお出迎えをしてくれたのです。
なぜそんなに歓迎されているのかを聞きました。
すると、伏見稲荷大社で行われるお稲荷さん会議で、源九郎お稲荷さんや、於菊さんのところのお稲荷さんが、私の話をしているのだそうです。
他にも私が参拝したお稲荷さんが話をしてくれているみたいです。
それで、稲荷神界では「桜井識子」が知られているそうで、ありがたいことだと思いました。
次に発売される本に書いているのですが、神様は信仰心が厚い人のことは、どんなに昔でもしっかり覚えておられます。
話をする時に「権兵衛」とか「きぬ」とか、名前を言っておられたので、名乗って自己紹介をしておくことは大切だな、としみじみと思いました。
神様はイタズラっぽく、どこか楽しそうに、「1回しか来ないからと、ワシが障りを与えるような神に見えるか?」と、聞いてきました。
「ええ」と冗談で返しても笑ってくれそうな扇森のお稲荷さんでしたが、そこは自粛して真面目に答えました。
「いえ、見えないです。でも、とりあえず聞かねば! と思うんです」
神様は、改めて、参拝は1回きりでもまったく構わないと言って、
「ワシに会いたいと思う人は来ればいい」とも言っていました。
「扇森のお稲荷さんに一度会ってみたかったから、1回だけ来てみました、では、さようなら」だったとしても、大歓迎だそうです。
ふところの大きなお稲荷さんです。
魅力があります。
最後に……このような案内板がありました。 ↓
読んで、そうなんだよね、と思いました。
昔からお稲荷さんは、一生懸命守ってくれたり、願掛けを叶えたりして、人間のために働いてきました。
でも、その恩恵に気づかない人間が多いのです。
お稲荷さんの神格はピンからキリまでです。
優しくて性質の良い神格が高いお稲荷さんもいれば、〝中には〟怒るお稲荷さんもいます。
ですから、一概に言えないのが難しいところで……。
お稲荷さんについて一般論を書く時は、読者の方が怒るタイプのお稲荷さんに参拝する場合を考えて、慎重に書いています。
コンスタントに行けないようなら、やめておいたほうがいいですよ、というのも、たまたま参拝したお稲荷さんが怒るタイプだった、という可能性があるからです。
とりあえず私は、1回きりでも大丈夫、と約束をしてくれたお稲荷さんをご紹介しております。
参拝に不安がある方は冒険をなさらず、私が今までご紹介した神社に行かれるといいと思います。
※次回、扇森稲荷神社番外編を書きます。