先日の取材こぼれ話その2です。
最終日に、ふとガソリンメーターを見たら、残量表示が3個から2個になっていました。(満タン時は8個点灯していますから、4個が半分の量です)
2個のまま山の中へ入り、傾斜のきつい道を走りまくって……つまり、アクセルを踏みまくってガソリンを思いっきり消費し、神社に到着しました。
それでも残量表示は2個のままでしたから、意外と減らないんだな、と思いました。
神社を参拝したあとは空港に向かいます。
空港までは約1時間30分程度だし、あれだけ走って2個から減っていないってことは、この車燃費がいいのかも? いけるいける、大丈夫大丈夫、と、給油することなく空港に向かいました。
走り出すとすぐに表示が1個になりました。
「あれ? 1個になった……。まぁ、でも、1時間半くらいだったら走れるんじゃない? よゆーよゆー」と、何を根拠にそう思ったのか、自分でも謎ですが、深く考えずにそのまま空港へのルートを走りました。
グーグルマップでは土地の高低差がわかりませんから、平坦な道を走るのかと勘違いしていたこのコース……実際はいくつかの山を越えるようになっていました。
ガソリンの残量表示が1個になっても平地ならかなり走れますが、アップダウンの多い山道ですから、「う〜、もしかしてヤバいのでは……」と走っている途中で気づきました。
ひとつ山を越えて、ふぅ、と安堵したら、またすぐに登りになります。
それも結構きつい勾配なので、アクセルを思いっきり踏まなくては車が登りません。
登りでアクセルをグーッと踏むと、明らかに、ガソリンをガンガン消費しています! という音がします。
ぶうぅーん、ぶうぅーん、と言うのです、エンジンが……。(泣)
イヤー! もうこれ以上アクセルを踏みたくない〜、ガソリン使いたくない〜、と泣きそうになりました。
残量表示が点滅し始めたら、スタンドに入ればいいや、とノーテンキに考えていた自分を恨みました。
点滅しても走っているのは山の中ですから、ガソリンスタンドなんかないのです。
もしもガス欠になったら……。
JAFを呼んで給油をしてもらい、飛行機には乗り遅れるだろうから、チケットは紙切れになって、正規運賃で買い直し、今日の便はすでにないだろうからホテルを探して1泊する、と……腹をくくるしかありません。
きゃー、待って待って、それっていくらの損失?
と、計算すると、くらくらとめまいがしました。
道が下り坂になるたびに、「これで町に出るのかな、出てほしいな」と期待するのですが、無情にもまた登りになり、エンジンが「ぶうぅーん、ぶうぅーん」状態になります。
私は、普段は小心で、チマチマとどうでもいいことまで心配するくせに、たまに大胆な部分が出ると言いますか、大雑把なところがあったりします。
なぜ「よゆーよゆー」などと思ったのか……自分の性格について改めて考えたりもしました。
結果は、なんとかギリギリでガソリンスタンドに到着しました。
半泣きになって運転しながらも、「ガス欠になったらネタになるなぁ……」と、チラッと思ったことも正直に書いておきます。
取材先で優雅なランチ、ですが、今回もできておりません〜。
行き先が山の中ばかりだったのです。
前回、6月末の取材を書いた時に、ランチに関して読者の方からメッセージをいただき、ブログにお招きいただいたので見てみると……そうそう! 私がブログにアップしたいのはこういう感じ! という写真がたくさん載っていました。
とってもオシャレなランチばかりでした。
オシャレなランチのお店は、お店自体がオシャレなのですね……。
入る時は、それなりの服を着て行かなければいけないのでは? ということに、気づきました。
( ̄ー ̄; …………。
そんな服、持っていません……。
次回、頑張ってチャレンジはしてみますが〜。
東京に来た時は是非ここへ、というメッセージもあって、すっごい豪華なパフェなどがあるお店が紹介されていました。
「うわぁ! おいしそう!」とワクワクしたのですが、見ているだけでドキドキしたので、入る勇気がないかも〜 と思いました。
というわけで、オシャレランチのクリアにはまだまだ時間がかかりそうです。
※未読のメッセージをゆっくり拝見させていただいているため、現在、メッセージ受信はしておりません〜。