ふと、気がつくと……8月ももう終わりですね。
早いな〜、とびっくりしています。
次に、ふと気づいた時は、きっと年末……なのでしょうね。
さて、もうすぐ10月ということで、10月の1日〜3日は、高野山の金剛峯寺で金剛界結縁潅頂があります。
(結縁潅頂についての詳細は「聖地・高野山で教えてもらった もっと! 神仏のご縁をもらうコツ」という本に書いております)
潅頂とは、弘法大師空海さんが唐に留学していた時に、師である恵果阿闍梨から受けたものです。
日本に帰国してからは伝教大師である最澄さんが空海さんから受けています。
簡単に言うと仏様に縁を結んでもらう儀式です。
目隠しをしたまま手に挟んだ花を曼荼羅図に向かって投げ、花が落ちたところの仏様にご縁をいただく、というものです。
その後、阿闍梨から頭に水を注いでいただき、法具のやり取りなどをします。
厳かで神秘的なこの儀式・結縁潅頂が体験できるのは、高野山の金剛峯寺では年にたった2回しかありません(5月と10月です)。
儀式では大日如来様にご縁をいただくわけですが、仏教に全然興味がなくても、仏教徒にならなくても、ご縁はいただけます。
さらに、高野山に行くことで空海さんのご加護もいただけます。
高野山のいたるところで空海さんにたくさん話しかけて、奥之院の御廟にもお参りし、「空海さん、大好き!」の気持ちを前面に出していれば、ご縁ももらえることと思います。
神社の神様にいただくご縁と、お寺の仏様にいただくご縁は種類が違います。
ですから、どちらももらっておくことが大事なのです。
人生で、どのような災難が降りかかろうとも、どのような凶事に遭遇しようとも、両方のご縁があれば何とか切り抜けることができます。
安心して生きていけます。
人生を好転させるコツのひとつは、神様と仏様、どちらのご縁もいただいておくことです。
仏教が苦手、お寺になじみがない、という方は、観光地にあるような、オープンな雰囲気のお寺から始めるといいです。
入りやすいですし、堅苦しい空気もありません。
そこで一度じっくりと仏様(仏像)をながめて、感じてみることをお勧めします。
仏様のご縁もありがたいものですから、食わず嫌いで自分から捨ててしまうのはもったいないです。
高野山ついで、と言ってはなんですが、読者の方から情報をいただきました。
高野山の女人堂には、神変大菩薩(役行者)が祀られているそうです。
しかも、ですね!
なんと!
めったにお目にかかれない、役行者の真言が書いてあるそうです!
そうだったのね〜 ( ̄ー ̄;
と、ちょっと遠い目になっているのは、反省をしているからです。
私は女人堂の仏様方をスルーしました。 (神社の摂社末社の感覚だったのです。言い訳ですが……と言うか、古い写真がたくさんあって、そちらに食いつきました)
やっぱりちゃんとどのお堂でもしっかりご挨拶しなければダメだな~、と思いました。
高野山に行かれて、役行者の真言を授かりたい、という方は女人堂に参拝されるといいです。