石川県に取材に行った時のことです。

 

夜に金沢に到着し、翌日に白山に登って、その後、白山比咩神社を参拝しました。

 

当初の予定ではその時点で、すでに夕方になっているはずで、そのまま金沢を発つという計画でした。

 

白山の神様と、白山比咩神社の神様にお会いすることだけが目的、の旅でしたから、時間ギリギリの計画だったのです。

 

しかし、当日、予定よりも白山登山が早めに終わったため、時間に少し余裕ができました。

 

どこか別の神社に寄る時間ができたのです。

 

そこでマップを見たら、白山比咩神社から金沢駅に向かう途中に神社がありました。

 

白山比咩神社から車で5分の距離にあったので、「ちょっと寄ってみようかな」という感じで参拝しました。

 

それが、金劔宮(きんけんぐう)です。

 

ここは神社のデパートみたいなところでした。

 

いろいろなお社があります。

 

まず、拝殿で祝詞を唱え、ご挨拶をしましたが、シーンとしています。

 

とりあえず、境内社のほうから見せてもらおうと境内を一巡し、ふと拝殿を見ると、男性の参拝者が昇殿しています。

 

あ! 上がらせてもらってもいいんだ〜! と、私もお邪魔させてもらいました。

 

男性が拝殿を出たので、改めて祝詞を唱えたら……

 

「さっき、聞いたぞ」と言われました。あせる

 

祝詞は1回唱えれば神様はちゃんと聞いているので、重ねて唱えなくてもいいそうです。

 

ここの神様は古代の男性です。

 

膝の下をくくっているタイプのズボンをはいていて、典型的な神様の衣装を着ていますが、少し古く感じます。

 

どうやら、古墳時代よりも時代が古いようです。

 

律儀に当時の姿を再現して出てこられているので、顔にイレズミがありました。(宇佐神宮の女神様もそうですが、そこまで表現するのは珍しいです) 

 

雰囲気的に「剣の神様かな?」と思いました。

 

日本刀のような刀ではなく、古代の剣です。

 

その長いバージョンの「長い剣」を持っています。

 

この剣を使うのがお得意だったようです。

 

矢を射るのも上手で、その姿も見えます。

 

戦いに強かった人物だったみたいです。

 

しかし、クールというか、無口な神様なので、多くを語ってくれません。

 

戦いの神様ですから、〝戦勝〟関係にごりやくがあります。

 

勝ち負けがあること……たとえばスポーツや何かの大会、同僚に勝つ出世、商売がたきに勝つ商売繁盛など、〝勝つ〟というお願いをするといいです。

 

神様はそんな感じでしたが、ここは境内社に特徴がありました。

 

長くなるので、2回に分けます〜。

 

 

 

 

正面から撮りました。

 

 

 

 

 

ほ~、「天忍石」という石は、神霊が降臨した石と伝わっているのか~、と案内板で学習してから、石のところへ行きました。

 

 

 

 

神聖な石ですから、しっかりと囲われています。

 

 

 

 

 

それなのに……石の割れ目に1円玉と100円玉がたくさん差し込まれていました。

何とも言えない気持ちになります。

 

 

 

 

 

こちらは義経が腰をかけた石だそうです。

 

 

 

 

 

最初は知らなかったので、お賽銭箱の手前でご挨拶をしました。

 

 

 

 

 

男性が昇殿していたので、私もお邪魔させていただきました。

 

 

 

 

 

中に入ったほうが神様が見えやすかったです。

力強い「気」も漂っています。

本殿の神様は〝どちらかというと〟男性向けです。

もちろん女性がお願いしても大丈夫です。

 

 

 

 

 

スタンプを押す場所もありました。

 

 

 

 

 

拝殿の中で、ゆっくり絵馬を書かせてもらえます。

社務所が、大きな入口を開けて「こんにちは~」と入るタイプで、勝手に開けていいものか……と悩みまくって、そっと開けてみましたが、窓口には誰もいなくてお留守でした。

大声で人を呼ぶのもどうかと思い、そこでご遠慮しましたので、絵馬は書いておりません~。

※特徴のある境内社編に続きます。