いろいろと質問が多く届いておりまして、ちょっとそのへんを補足したいと思います。 

 

まず、「熊野三社」の記事で、私が〝合格祈願〟と書いているのは、自分で神様にお願いをする、という意味です。 

 

神社に初穂料を払って、神職さんに祈祷をしてもらうのは「祈祷をする」「祈祷をお願いする」というふうに、〝祈祷〟という言葉を使っています。 

 

そこで区別していただけたら、と思います。 

 

合格のお願いは直前でなければいけないとか、そのような時間のしばりはありません。 

 

早くから祈願しても全然問題ないですし、神社を何ヶ所まわっても大丈夫です。(ただし、合格した場合、すべての神社にお礼に行かなければいけないので、そこがちょっと大変かと思います) 

 

前回の「神様が宿っているお守りの持ち方」の記事は、〝神様に入ってもらっているお守り〟のみ、それ限定のお話です。(神様に入っていただく方法については新刊に書いております) 

 

神様に、お守りに入ってついて来ていただく時は、1回きりしかそのお守りは使用しません。 

 

もしも、10ヶ所について来ていただくのであれば(そのように頻繁にお願いするものではないので、仮定自体がありえないのですが、もし仮にそうだとしたら)、その都度、神社に出向いてお願いをし、お守りを新しく購入します。 

 

本来は神社にいるべき波動の高い神様や眷属に、たった1人の人間のためについて来ていただく、という無理なお願いをするわけですから、ここは礼儀として毎回まっさらのものを用意します。 

 

1回持ち歩いて汚れたお守りには、神様が入れなかったりもするので、そちらの意味もあります。 

 

持ち方ですが、「胸ポケットより下のポケット」はダメですが、位置として下になってしまうのは構いません。 

 

たとえば、首から下げていても紐が長いため、胸より下になる場合もあるかと思いますが、おへその線から上、だったら全然問題ないです。 

 

「下着(シャツやキャミソールなど)を加工して、ポケットをつくり、そこに入れるのはどうでしょうか?」 

 

良いアイデアだと思います。

 

これも丁寧な持ち方になるかと思います。 

 

「キャミソールやブラジャーの肩ひもに、お守りのひもをむすんで、服の中(またはカップの中)に入れるのはダメですか?」 

 

それも大丈夫です。 

 

そう考えると女性は比較的楽に身につけることができるかもしれません。 

 

入っていただくまでのお守りの保管方法ですが、家の中のできるだけ高い場所(タンスの上などのことですが、タンスがないお宅はテーブルの上でも、下駄箱の上でも構わないです。その方のおうちの家具によります)に置いておきます。 

 

神棚の棚に置く場合、祀っている神様が同じなら真ん前に載せていても問題ないです。 

 

祀っている神様が違うのであれば、神棚のお社の横の端、に置きます。(お社の後方でもいいです。正面は避けます) 

 

以上、ここまで書いたお守りの持ち方と、前回の記事は、〝神様に宿ってもらうお守り〟の場合です。 

 

お賽銭箱の上、または、社殿のきざはし(正面の木の階段です)に置いて特別にパワーを入れてもらったお守り、手に引っ掛けて特別にパワーを入れてもらったお守りには当てはまりませんので、こちらをお持ちの方はここまで神経質にならなくても大丈夫です。 

 

特別にパワーを入れてもらったお守りは、普通のお守りと扱いは一緒です。(お守りのお話は「京都でひっそりスピリチュアル」のコラムに詳しく書いています) 

 

入っているのはいくら強くても、〝神様〟や〝眷属〟ではなく、〝パワー〟なので、床に置いてもカバンの外側につけても、なんの問題もないのです。 

 

ですから、お尻のポケットに入れてもオーケーです。 

 

それと、もう一つ、〝穢れ〟についてですが、たとえば近所の人や職場の人など、血が繋がっていない人の〝法要〟に行った場合、その足で神社に参拝しても構いません。(もしも黒づくめの服だったら良くないので着替えることをおすすめします)

 

ただ、それは49日以降の法要です。 

 

法要には一周忌とか三回忌など時間が経ったものと、亡くなって21日目とか35日目というものがあります。 

 

49日までのものに行った場合だけは、その日の神社参拝はなるべく避けて、翌日以降にします。 

 

1日たてば、まったく失礼にはならないので、不安に思わなくても大丈夫です。

 

ついでに言えば、風邪をひいていたり、セキが止まらない、というのは穢れには入りませんから、参拝しても失礼にはならないです。