今日から九州の山をご紹介します。
御許山は宇佐神宮の奥宮「大元神社」がある山です。
道路の右側に登山口があります。
山の中をてくてく歩いて行ったのですが、神社の手前で舗装された道に出ました。
あれ? 車で行けてたのかな? と思いましたが、調べていないのでわかりません。
私が行った登山口から大元神社へは、サクサクあるけば30分程度、普通に歩けば40分くらいかかります。
あ! 見えてきました。
大元神社の境内です。
この建物は拝殿です。
両脇にいくつもの古い石燈籠がありました。
左側は雪が残っています。
この拝殿の後ろは禁足地となっていました。
とりあえず、拝殿から奥を見てみると……。
おぉ~、なんだか歴史を感じさせる鳥居が……。
裏に回ってみました。
こちらからはちょっと見えにくいので、反対側へ行ってみると……。
うわぁ! 神域度が半端ないです!
レベルの高い神域です。
禁足地ですから、誰もこの鳥居をくぐったりしませんが、眷属は参道を守っていました。
狛犬に入っています。
この場所は相当古い時代から信仰を集めてきたようです。
石燈籠は江戸時代のものが多かったです。
元禄、と彫られているものもありました。
日陰になるところは雪が残っていました。
参拝したのは2月です。
名前がすごいですね。
下の名前のあとにもう一つ、姓・名があるみたいです。
こんなに長い名前だと、今の時代、書類の姓名欄に入らないのでは……と思ってしまいました。
あっ! たざえもん、さんだ~。
惜しいな~、「大」だったら、 だいざえもんなのにな~、と思いました。
「???」 と思われた方が多いかもしれません~。
昔、いなかっぺ大将というアニメがあったんです~。
その主人公が「風 大左衛門」という名前で……
このように楽しんでいろいろ見ていたら、あっという間に時間が過ぎていきました。
大元神社は強いパワースポットです。
心身が解放される、自分が周囲に溶けて広がっていく、そんな場所です。
さらに、日々の生活でついた心の垢(あか)が落ちます。
本人がストレスと気づいていないストレスも落ちます。
そんな神様のパワーを浴びられる場所となっています。
拝殿の向かい側には「大元八坂神社」がありました。
八坂神社と言うからには、牛頭天王? と鳥居をくぐってみました。
意外と遠いところにお社があります。
あれ? 牛頭天王と「気」が違う、と、ここでわかったのでパスすることにしました。
摂社末社だし……と、くるりと背を向けたら……。
呼び止められました。
振り向くと、意外な神様がおられました。
緑の苔がはえた石です。
一番大きい、みどりみどりしたものが本の会話に出てくる石です。
ここの神様はとっても面白い神様でした。
私はこの神様が大好きです。
また、お会いしたいなぁ~と、思います。
最後は鳥居まで一緒に歩いて見送ってくれました。
宇佐神宮です。
駐車場から入ったところです。
橋の上に見えるおじさんは鯉にエサをあげていました。
うにゃ~ん。
と、可愛い顔で、気持ち良さそうに寝ています。
「猫ちゃん? 誰かをお迎えする役目ではないの? 寝てていいの?」
そう声をかけたら、むっくり起きました。
「ああ、眠いわぁ……」
「あ、起こしちゃってすみません」
「ちょっと、あんた、えらい遅かったやん。今、何時やと思ってるねん。予定よりめっちゃ遅れてんで。どこで何しててん?」
「え? 私? えっと……御許山から下りて……おにぎりを食べてました」
「なんでおにぎりなんか食べるねん……私、待ってんのにぃ」
「待ってた、って、今、ぐうぐう寝てはりましたよね……」
「人聞きの悪いこと言わんといてくれるか~。目ぇつぶってただけや」
「機嫌、悪そうですねぇ」
「当たり前やがな」
「…………」
「お役目やからしゃーない、行こか」
「いえ、寝てて下さい。一人で行けますから」
「いや、それはあかん! 私、仕事は真面目にやるタイプや! おにぎり食べて人を待たす、あんたとちゃうねん」
「…………」 ( ̄ー ̄;
「ほな、行くで~」
と、参道を5メートルほど先導してくれました。
お出迎え、ありがたかったです。
ちなみに5メートル先導してくれたあとは、またコロンと横になっていました~。
その参道です。
宇佐神宮って広いんですね~。
宇佐鳥居という鳥居をくぐると、西大門があります。
おみくじを結ぶ場所が素敵です。
私もここに結びたい、と白山比咩神社と同じことを思いました。
祈祷を受けて、その後、神様にお話を聞いてたら……おみくじを引くことを……見事に忘れました。
境内が鮮やかな朱で彩られて華やかです。
左が本殿のある上宮です。
南中楼門です。
この門の手前で手を合わせるようになっていました。
境内で、「こっちだ」と言われたほうへ歩いて行ってみたら、そこは亀山神社、御霊水のほうへ行く道となっていました。
ここを上がって行くと亀山神社です。
このあたりは神様と繋がりやすい場所となっていました。