四国の剣山です。
2,000メートル級の山ですが、リフトを利用したので、比較的楽に登れました。
登り始めはそうでもなかったのですが……。
霧がすごかったです。
この向こうに地上の景色が見えるはずなのですが、真っ白の世界です。
地上がまったく見えないと、異次元? というほど現実味がありません。
ここもギリギリのところまで行って撮りましたが、下も上も左右も白です。
この山は特に霧が発生しやすいそうですが、この日は歓迎の意味もあったようです。
「こういう山もいいだろう?」ということで、ちょっと変わった条件の山を体験させてもらえました。
太陽が少し見えてきました。
ちょっとだけ霧が薄くなったようです。
夢の中のような登山は、思考もいつもと違う感じがしました。
貴重な体験で、ありがたかったです。
鳥居の向こうに、「剣山本宮宝蔵石神社」が見えています。
宝蔵石神社の社殿です。
後ろに見えている岩は、ご神体である宝蔵石です。
社殿のお隣には剣山頂上ヒュッテがありました。
お店のほうは営業してました。
宿泊のほうは営業してたのかな? ちょっとわかりません。
そこからさらに登ります。
こちらが山頂です。
ここでも見事に真っ白で、自分が中空に浮いているような、どこか違う世界にまぎれ込んだような、そんな感覚になりました。
幻想的な世界です。
一等三角点 です。
しめ縄が巻かれているせいか、石組みにパワーがありました。
三角点の横を通って、山頂の向こう側へ降りてみたら……。
眷属が時々、宿っている岩があります。
左の大きな岩です。
本物の磐座(いわくら)です。
もう少し下に降りて、振り返って撮りました。
磐座ですから、乗ったり、踏んだりしないほうがいいです。
先ほどの、宝蔵石神社の裏にあるご神体とされている巨石です。
てっぺんに小さなお社がちょこんと置かれています。
角度を変えて見ると、なんだか可愛いという印象を持ちました。
頂上から大剣神社のほうへと降りて行くと、こちらにもパワーを秘めた神聖な巨石がありました。
奥のかすんで見えるほうの岩です。
その岩の手前にある大剣神社です。
シーズンオフだからでしょうか、扉は閉まっていました。
岩のエネルギーはすごかったです。
ここから上の道を行きました。
「行場」へ行きたかったからです。
登山直前まで雨が降っていたせいで、湿った落ち葉が思いっきり滑りました。
幅も狭く歩きにくい道です。
斜面だか道なんだか、区別がつかないようなところを歩き……
ここで上からクマが駆け降りてきて襲われたらどうしよう……とビビりました。
一目ぼれした木です。
リフトって怖いですねぇ……。
慣れていないので、両手で必死につかまっていました。
力を入れすぎたため、おりたら肩が凝っていました。
リフトに乗って肩が凝る…… (^_^;) 私だけですね~、きっと。
この山には空海さんも来たそうです。
若い青年時代に登ったみたいです。
下山中にそのことを聞いたので、もうそのまま帰りましたが、空海さんをお呼びしても楽しかったかもしれないな~、と思いました。
昔むかしの超古代、この山は山自体がご神体だったそうで、信仰もそのようにされていたそうです。