以前、出版社の方に言われたことがあります。

 

「私たちが不思議だと思ってることが、桜井さんにとっては普通で、不思議でもなんでもない……それって、たくさんあるような気がします」

 

ああ、たしかにそうかもしれません、とその時に思いました。

 

自分の中では普通だったり、不思議でもなんでもないので、説明を忘れるとかそういうレベルではなく、説明をすること自体まったく頭にないことがあります。

 

読者の方に質問をされてはじめて、ああ、そうか、ここは説明しなければいけないところだったんだな、と気づく……ということが、よくあるのです。

 

富士山については、私が本格的に登山をするまで、もうブログには書かないだろうと思うので、前回の続きとして説明を加えておきます。

 

富士山の記事をアップして、質問が来ました。

 

【2013年1月4日の記事で、山岳系神様は熊野の山から全国の山々に降りたと書いてらっしゃいます。 僕は、それが山岳系神様の定義だと理解していました。そして、その時には富士山は無かったと書いてらっしゃいました。 だから、僕は富士山には山岳系神様は居ないと思っていました。 富士山の神様は山岳系神様なのでしょうか? 違う神様なのでしょうか? 山岳系神様がおられるのなら、あとから着任されたのでしょうか?】

 

ああ、なるほど、と思いました。

 

同じような疑問を持たれている方がいらっしゃるかもしれませんので、ちょっと説明をしておきます。

 

ブログを始めた初期のころに、熊野の神様から、山岳系神様が天から降りてきた話を聞き、それを書きました。

 

日本に、最初に天から神々が降りた場所は、熊野の山々だった、と教えてもらったのですが、その時私は「なんで熊野?」と思いました。

 

一番高い山は富士山だから、普通、富士山に降りないのかな? と思ったのです。

 

すると、神様は、「その時はまだ富士という山はなかった」と言いました。

 

当時、富士山はなかったので、それで、熊野の山々に降りた、とそういうお話です。

 

一本の太い光の柱が天から熊野地方に降りて、熊野の地に着いた瞬間、それはいくつかに分散して日本の各地に散ります。

 

その分散した光が、各地に着いた瞬間にまた分散します。

 

分散は3回行われていました。

 

それで日本の隅々まで神様が行き渡ったようです。(山岳系神様です)

 

とそのようなお話を書きました。

 

天から山岳系神様が降りて来られた時に、〝富士山〟は、ありませんでした。

 

けれど、富士山があった場所には、低い山がありました。

 

それは、ごく普通の低い山ですから、そこに天から神々が降りてくる、というそんな特別な場所ではありません。

 

ですから、神々は熊野の地に降りました。

 

熊野に降りた光がいくつにも分散した時、その一つはこの低い山にも宿っています。

 

低い山に来た神様は山岳系の神様であり、それが今の富士山の神様です。

 

どういうことかと具体的に言いますと……。

 

今現在、見えている富士山は、約1万年前から活動を開始した山です。

 

「新富士火山」と言うそうです。

 

その下には、約10万年前~約1万年前まで活動した「古富士火山」があり、さらに、その下には、「古富士火山」の前に活動していた「小御岳火山」があります。

 

そして今わかっている最初の山は、「先小御岳火山」で約26万年前~約16万年前まで噴火活動をしていた、となっています。

 

数十万年前から活動していたという話もあります。

 

文章だけではわかりにくいので、画像を貼りますと……。

 

 

 

 

※画像は日本火山学会ホームページからお借りしています。

 

 

 

※元静岡県地学会副会長の相原淳さんのホームページ「富士山の地学」から画像をお借りしています。

 

 

 

先小御岳火山:約26万年前~約16万年前まで噴火活動。

小御岳火山:~約10万年前まで活動。

古富士火山:約10万年前~約1万年前まで活動。

新富士火山:約1万年前から活動。

 

神様がいつ日本の地上に降りて来られたのか、その時期はわかりませんが、その時に分散した神様がもともとここにあった山に宿っていたのです。

 

先小御岳火山よりも前にあった山かもしれません。

 

当時はこじんまりした緑の山だったようです。

 

それが噴火を始め、噴火を重ねているうちに、今の富士山にまで成長したわけです。

 

富士山という山(高い山)がなかった時代に神々が来られているのですから、それは少なくとも10万年以上前、ということになるかと思います。

 

もともと山岳系神様は力が強いのですが、この神様は山が大きくなっていくにつれて、ご自身の修行もされたようで、とても強くて大きな神様となっています。

 

というわけで、富士山の神様が山岳系神様だということがおわかりいただけましたでしょうか。

 

あ、そうだ、メッセージのお話ついでに……「区切りのいいところでメッセージするつもりですが、識子さんの都合の良いタイミングでブログをのぞいていただけると幸いです」というお誘いをいただきましたが、気を使うあまり、行けないです~。

 

長いお話を書かれるようなので、数回に分けて行くことになるかと思うのですが、2~3日に1回行けばいいのか、1週間に1回なのか……悩みます。

 

さらに、お話が終わったら、もう行かなくていいのか、1ヶ月くらい続けて行けばいいのか、その先も時々行くのか……悩みます。

 

私は1週間に1回行けばいいかな、と思って、1回行って1週間放置すると、その方にとっては3日に1回が普通だったら、「ブログが面白くないから来てくれないのかも?」と、悲しませてしまうことになります。

 

う~ん、そこを思うと、それだけで胃が痛いです。

 

3日に1回コンスタントに行ければいいのですが、時間に追われている日もありますし、しかも私のことです、行くのをうっかり忘れる、という可能性が大いにあります。

 

そうなると、1回行くのを飛ばすわけで、ものすごーく傷つけるのではないか……と思うと、軽々しく行くことをためらいます。

 

その方は、ブログに来て下さいというお誘いを以前から下さっていて、時々、ブログを読ませていただくと、とっても心根の美しい方です。

 

きっと、何回もメッセージを送ってお誘いするのは申し訳ない、と遠慮されたのだと思います。

 

皆様も、そのようなお気遣いはしなくても大丈夫なので、ここで宣言しておきます~。

 

ブログを読んで下さい、とお誘いを受けるのは大歓迎なんです。

 

ただ、お誘いはその都度、していただいたほうがありがたいです。

 

時々、のぞいて下さい、と言われると、気を使ってあれこれあれこれ悩むので、申し訳ございませんが、こちらは無理だと思います~。

 

さらに、ついでに言いますと、お誘いがないのにブログに行くことはないです。

 

私に読まれたくない内容かもしれないのに、勝手にズケズケと行って読む、なんてことはしないです。

 

私は本当に小心者で、気を使いすぎるくらい使って、ヘトヘトに疲れる……ということがよくあります。

 

友人に言わせると、気を使わなくていいところにものすごく気を使っていて、ここは気を使わなやろ、というところはスルーしてたりするそうですが……。

 

あ! それと、どこそこに行ってみて下さい、という神社仏閣のご紹介も、すべて記録として保管しています。

 

近くに行った時はなるべく参拝しようと心がけているのですが、どうしても時間の都合で無理だったりすることもあります。

 

下関に来た時は是非ここへ、と丁寧にご紹介してもらっていた場所があるのですが、赤間神宮~角島~元乃隅稲成神社を回ると、時間が足りなくて、結局行けずじまいでした。

 

いまだに、その方が「下関に来たのに、識子さんはあそこに行ってくれなかった……」とガッカリしているのではないだろうか、とフッと考えます。

 

傷つけてなければいいな、と気になります。


ですので、ご紹介されている神社仏閣の近くに行ったとしても、立ち寄れない場合もあるということを、どうかご了承下さい~。

 

え~っと、結局、私は何が言いたいんでしたっけ? 

 

あ、そうだそうだ、富士山はこういう経緯で山岳系なのですよ、とその説明でした。

 

今日は白山の写真もアップする予定ですので、また見に来てもらえたら嬉しいです。ニコニコ