昨日の記事について、ちょっとだけ説明をします~。

 

秀頼さんに「さん」をつけていますが、私は秀頼さんにお会いしたことはございません~。

 

でも秀吉さんの息子さんなので、「さん」付けをしてもいいかなと思ってつけました。

 

悩んだのは「弁慶」のほうです。

 

会ったこともないし、弁慶ゆかりの人も知らないし、私の中では完全に歴史上の人物です。

 

小野妹子や紫式部と一緒です。

 

ですから、名前だけで書こうとしたのですが、全国に多くいるであろう弁慶ファンの方のお気持ちを考えると、呼び捨ては失礼なので、「さん付け」にしたほうが良いかな、と思いました。

 

弁慶公と書くのはおかしいし、弁慶さん、と親しげで申し訳ない……と思ったのですが、他に書きようがなくて……このへん、本当に難しいですね。

 

この先、どなたかを、「さん付け」にしていても、それは会ったことがあるからではなく、敬意を払っているから、という場合もあります。

 

サラッと気づかずに呼び捨てにしていたら、それは嫌いだからとか、見下しているわけではなく、〝歴史上の人物〟と私が思っているから……そのようにご理解いただけたらありがたいです。ニコニコ

 

 

 

 

ずいぶん前の話ですが、秀吉さんが築いた長浜城跡に行ったことがあります。

そこで復元された天守閣に上ってみたら、はるか向こうに山が見えました。

それが伊吹山でした。

「あの山には神様がいるなぁ~」と思ったものの、なかなか行けなくて、今回やっと登ることができました。

ここが登山口です。

 

 

 

 

 

最初はこのような森の中を歩きます。

伊吹山は9合目まで車で行けるのですが……私が行った3月は、まだ冬期閉鎖中でした~。

えーんうえ~ん

それで、ふもとから登りました。

 

 

 

 

 

1合目を過ぎたあたりです。

この手前で、軽トラックから降りてきた男性が、「頂上まで行きますか?」といきなり聞いてきました。

「行けたら行くつもりですが……?」と答えると、

「登山ルートから絶対に、はずれないで下さいね!」と言います。

増えすぎたシカを適正な数に調整するために、この日はハンターによる狩猟が行われていたのでした。

 

 

 

 

 

そういえば……と、これが登山口にあった看板です。

 

 

 

 

 

さらに登って行くと、このような案内が……。

ふむふむ、お便所は右のほうなのね、登山道も同じ矢印だから、右のほうへ行くのね、きっとお便所の隣りあたりにあるわけね、登山道が。

 

 

 

 

 

お便所は右手にかすかに見える屋根のところです。

では、と、そちらへスタスタ歩いて行きましたが、なんと! お便所の先は行き止まりになっていました。

登山道らしきものはありません。

お店のような建物があって、そのあたりも入念に探したのですが、道がないのです。

 

 

 

 

 

正面というか、山側はこんな感じです。

登ろうと思えばここを登れるのですが、芝生が何チャラで入らないで下さい、と書かれていました。

黄色い輪の中には鳥居が見えます。

鳥居をくぐるためには、ここを登らないと行けないように思うんだけど……?

でも、思いっきり入っちゃダメ! って書かれてるからなぁ……。

どうしよう……道がわからない……と、途方に暮れていたら、あとから来た男性の登山者が、先ほどの案内矢印のすぐ横の道を登って行きました……。

( ̄ー ̄;  あ。なるほど。

つまり、先ほどの矢印は、お便所のほうは「遠い右」で、登山道のほうは「すぐ右」という意味なのでした。

 

 

 

 

 

登山道から上に登って、わざわざ鳥居の中の道を下りてきました。

写真を撮るために~、です。

このたった1枚のために~。 笑い泣き

鳥居の中の道は、勾配がとてもキツイし、道が悪いので、下りてまで写真を撮ることはおすすめできません。

ふたたび登るのが大変で、ものすごくしんどくて後悔しました。

鳥居の向こうには、小さなお社とご神体の石、モダンな建物のお寺があります。

 

 

 

 

 

長~~~~~~~~く歩いて、やっと2合目です。

いや、大げさに言っているのではなくて、本当に3合目までが長い登山道でした。

こんなん初めて……と思いました。

 

 

 

 

 

こんな感じでぬかるんでいて、滑ります。

 

 

 

 

 

少し行くと、積雪していました。

関西の3月は春だと思っていましたが、山は違うのですね。

このへんは、ザクザクと歩きました。

 

 

 

 

 

うわ、結構、積もっているんだけど……と不安になります。

9合目まで車で行くつもりだったので、軽装だったのです。

 

 

 

 

 

うひゃ~!

これって本格的にやばいのでは! びっくり

 

 

 

 

 

もうちょっと近づいてみました。

3月の関西でも、こんなに積もってるんですね~。

驚きです。

 

 

 

 

 

水色のところには2名、遅れて1名が登っていて、ピンクの場所には6名の登山者が見えます。

もう完全に雪山です。

 

 

 

 

 

道はこんなだし……

 

 

 

 

 

空はこんな感じです。

雨が降りそうです。

 

 

 

 

 

しばらくそこで、進むか戻るか、考えていたら、さきほどの登山者の方々がちょっと先に進んでいました。

ピンクのほう、進んでいないように見えるかもしれませんが、大きく写しているので、山小屋からかなり上になっています。

頂上付近のあの急斜面……

雪崩とか起きそう……  ( ̄_ ̄ i) 

ビビりな私は雪の斜面を登るのが怖くて、あっさり断念しました。

 

 

 

 

 

「こんにちは~」と男性が追い抜いて行きました。

チラッと見たら、帽子をかぶって手袋もして重装備でした。

私はこの先をもう少しだけ歩いてから、引き返しました。

安全第一です。

 

 

 

 

 

地上側はこのように見えます。

お天気が下り坂だったので、神様に「どうか車に戻るまで降りませんように」とお願いし、急いで歩きました。

 

 

 

 

 

やっと登山口まで戻りました。

この階段を降りきった時に、ポツンポツン、と雨が落ちてきました。

駐車場まで10メートルくらいの場所です。

 

 

 

 

 

車に乗った時はこの程度の雨で、濡れずに下山させてもらえて本当にありがたかったです。

車まであと少し、というところまで、雨を抑えていただきました。

 

 

 

 

 

車に乗って、「ふぅ~」とひと息ついたら、突然ザーッと降り始めました。

ギリギリまで止めて下さっていたようです。

伊吹山の神様は力が強くて、とても優しく、さらにちょっぴりお茶目なところがあります。

神様と繋がるためには、登山道を5分でも10分でも歩くといいです。

ふもとは、駐車場から10メートルくらいのところに登山口がありますし、冬期でなければ9合目まで車で行けるようですので、そちらへ行ってもいいと思います。