「識子さん、もう、それ知っていますよ」と思われるかもしれませんが……今日は皆様に読んでいただきたく、冒頭に書かせていただいております。
申し訳ございませんが、メッセージに個人的なお返事はしておりません〜。
とても丁寧に遠慮がちに「ご意見を〜」と書いておられる方がいらっしゃるのですが、メッセージにお返事はしていないんです。
本当に本当に申し訳ございません。
アメンバー登録のお誘いも大変ありがたいのですが、こちらもすべてご遠慮させていただいております。
ブログを読んで下さいというお誘いはとてもありがたいので大歓迎です。
アメブロの方は「いいね」「ペタ」でお礼を兼ねた足跡を残しています。
アメブロ以外の方もアメブロのアカウントに「読ませてもらいました〜」とお礼の気持ちで「ペタ」をしています。
スピリチュアル系の人の足跡を残されるのはちょっと……と思われる方は、そのように書いていただければ、こっそりと拝見させていただきます。
いただくメッセージは皆様が想像される以上に、私にとって励みになっています。
いただくとすごく嬉しいです、ありがとうございます。
出版社さん経由でのお手紙もすべて手元に届いております。
いろいろと同封して下さった方、感謝感謝です、本当にありがとうございます。
それと、質問に関してですが、すぐには答えられないものもあります。
どこかで聞いてこなくてはわからない、という質問です。
質問はすべて記録を取っていますが、それが膨大な数になっておりまして……誠に申し訳ございませんが、気長にお待ちいただけるとありがたいです。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
これは福祉用具のお仕事をしていた時の話なので、ずいぶん前のことになります。
Aさんという女性の利用者さんがいました。
90歳まであと少し、という年齢でしたが、認知症はなく、いつもにこやかに明るく過ごしておられました。
ある時、歩行器の点検をしながら体型の話になりました。
Aさんはぽっちゃり体型です。
「私ね〜、〝最近〟お腹が出てきちゃってね〜」とAさんが言います。
「そうなんですか〜?」
と答えつつ、あれ? こないだ見せてもらった写真では、60代の頃からすでにぽっちゃりされてたよなぁ……? と思いました。
もちろん口には出しません。
「そうなの、だからね、こうして上着を着て、お腹を隠すのよ」
AさんはいつもTシャツの上に薄手のブラウスを羽織っていました。
90歳近い年齢になると、リハパン(パンツタイプのおむつです)をはかれている方も少なくなく、ファッションにまで気をまわせなかったり、体のどこかが悪くてそちらのケアに精一杯だったりもして、体型はまったく気にされていないという方がほとんどです。
というか、状態だけを言えばAさんもそうなので、気持ちを若く持っておられるのだな、素敵だなと思いました。
「そうですね、上着を着るとお腹のぽっこりを誤魔化せますものね〜」
「でしょ〜?」
その後、アクセサリーをつけると顔が華やかになるとか、帽子をかぶれば上品に見えるとか、ファッションのワンポイントを教えてくれました。
Aさんはデイサービスに行く時、そのようなちょっとしたオシャレを心がけていると言うのです。
「私ね、年寄りだからって、暗い色は着ないの」
「いつも明るい色を身につけておられますよね」
「暗い色を着ると、心まで暗くなっちゃうでしょ? イヤなのよ〜」
「わかります〜」
「冬のストールなんかもね、キレイな色よ」
「へぇー、ストールをされてるんですか? 私、持ってないです。オシャレですねぇ」
「ウフフ、違うのよ〜、ストールをね、こう、首に大きく巻くでしょ? そしたらみんなの視線がストールに集まるのよ」
「ほ〜」
「するとね、ウフフ、お腹に視線がいかないの〜、わかる?」
「あははは、お腹を隠すためにストールされてるんですか? それはいいアイデアですね」
「そうよ〜。私、頭いいでしょ~」
可愛らしく笑うAさんに、心が癒されたひとときでした。
そして、よくよく聞いてみると、Aさんにとっての〝最近〟は、20年前からで……つまり60代を最近と言ったことは、Aさんの中ではおかしくないことだったのです。
ああ、おおらかでいいなぁ、とほっこりしました。
時間的な細かいことにこだわらないのが、長生きの秘訣かもしれない、と思ったエピソードです。
最後に……読者の方からいただいた、清高お稲荷さん(高野山)の狛狐の写真です。
手作りの新しい前掛けをされた狛狐さん、嬉しそうですね。
皆様が多く参拝して下さるので、清高お稲荷さんの力も徐々に回復しているのではないかと思います。
神様仏様を〝想う〟という、思いやり・優しさは本当に尊いなぁとしみじみ思いました。