立里荒神社です。
高野山より、もうちょっと山の奥深いところにあります。
空海さんが見つけた、強いけれど優しい山岳系の神様がいらっしゃいます。
この神社は空海さんと縁のある神社ですが、私はまったく知りませんでした。
高野山に行く直前に読者の方からメッセージが届いて、そこで初めて知りました。
奇跡的とも言えるグッドタイミングでした。
伏見稲荷の千本鳥居を思い出しました。
鳥居が続いている光景は、なんだかワクワクします。
新しい社殿がさっぱりしていて印象的です。
この神社の境内でも空海さんと繋がることができます。
木を切るのではなく、社殿の屋根に穴をあけています。
見ていて、素晴らしいなぁ~、と思いました。
言い伝えではここの神様は、空海さんに障りを与えて自分を祀るようにさせた、となっていますが、実際はとっても優しい神様です。
優しい雰囲気が写真からでもおわかりになると思います。
雪の参道は、くだる時が若干、怖かったです。
高野山の壇上伽藍にお社がある丹生都比売神社です。
境内図が絵葉書みたいで素敵ですね。
優美な姿の赤い太鼓橋が鳥居の向こうに見えます。
なんと、この橋は淀君の寄進だそうです。
この橋をとっとっと、と上って行くと……。
あ! 見えてきました!
もうここから、強い神様がいらっしゃる~、とわかります。
ここは女性の神様ですが、竹を割ったような、サバサバした性質です。
凛としたカッコよさがあります。
4殿が連なった本殿です。
高野山の壇上伽藍にある御社でも、こちらにいる神様に声が届くようになっていました。
とても大きな白い犬が走っていて、あんなに大きな犬を放し飼いにしていて大丈夫? と思ってよく見たら、眷属でした。
なんだか楽しそうに走っていました。
可愛い犬のおみくじがありました。
写真を撮り終えたら、おみくじをひこう! と思って、あちこち撮影をしていて……
そのまま忘れて帰りました。
このような感じの山里に丹生都比売神社があります。
のどかで心が落ち着く風景でした。
5月3日~5日に「胎蔵界結縁潅頂」が、高野山の壇上伽藍・金堂で開壇されます。
年に2回しかチャンスがない結縁潅頂ですから、興味がおありの方は体験されてみてはいかがでしょうか。
丹生都比売神社と立里荒神社のお話も書いている最新刊はこちらです。