大雑把にアリゾナ州のどこを回るか検討している時、道順や所要時間をグーグルマップで確認しました。
この道はどう見ても大平原のど真ん中だろうな〜、というところがあって、実際はどんな道を走るのかな? とマップを写真モードにしてみました。
すると、こんな道だったのです。
※写真はグーグルマップからお借りしています。
ハイウェイでもこんな感じです。
※写真はグーグルマップからお借りしています。
( ̄ー ̄; うわぁ……。
映画などでよく見る、殺されて埋められても絶対にわからない荒野……という感じです。
こんな道を1人きりで走るのか……だ、大丈夫か、私? となりました。
あ、いや、車さえ故障せずにしっかり走ってくれたら、なんの問題もありません。
しかし、もしこんな場所でパンクしたら……エンストを起こしたら……と不安になります。
このような人っ子ひとりいない荒野ですから、携帯の電波が飛んでいるとは思えません。
絶対に圏外でしょう……。
となると、電話で連絡ができないため、たまたま走ってきた車に合図をして停まってもらい、助けてもらわなければなりません。
どんな人が乗っているかわからない車に助けを求めるわけです。
悪い人である確率のほうが断然低いとは思いますが、もしも……を考えると不安になりました。
私はお世辞にもお金持ちタイプには見えません。
なので、大丈夫だろうとは思いつつも、怖いと言えば怖いです。
前回書きましたが、借りたレンタカーのタイヤの空気が毎日少しずつ抜けたら……と思うと、ひ〜え〜! っと余計恐怖が増します。
車が動かなくなったら、もうどうしようもありません。
その翌日のことです。
私は両親と元夫の4人でお出かけをしていました。
その車中で、「あ、そうだ、今度セドナに行くねん」 と両親に報告をしました。
「ふ〜ん、セドナってどんなとこ?」 と母が聞くので、アメリカのアリゾナ州だということや、前日グーグルマップで見た光景もチラッと話しました。
母の「??? よくわからんわ〜」みたいな反応を見た元夫が……
「トントが出てきそうなところです」 と、言わなくてもいい説明をしました。(トントはジョニー・デップ主演の映画 「ローン・レンジャー」 の主人公の名前です)
右側のネイティブアメリカンがトントです。
※写真はグーグルからお借りしています
それを聞いた母は一発で理解し (洋画が大好きで映画はすべて見ており、非常に詳しいのです) 、即座にアドバイスをしてきました。
砂漠や荒野のど真ん中に1軒だけあるようなレストランは絶対に入るな、と。
「???」 と思いつつ聞いていたら、ホラー映画は、そういう店に入ったところから始まる、と言います。
( ゚ ▽ ゚ ;) …………。
さらに母の助言は続き、そういう場所を走る日は、出発時にガソリンを満タンにしておき、ついでにガソリンスタンドで飲み物と食べ物を買って行け、と言います。
アメリカのガソリンスタンドはセルフだけどコンビニのようになっているので、食べ物はそこでゲットし、レストランには決して入るな、というわけです。
73歳のおばあさんの母が、なんでアメリカの事情にそこまで詳しいねん !? とツッコミたくなるアドバイスです。
母はアメリカのテレビドラマもレンタルして、ほぼ全部を制覇しているので、ある意味私より詳しいのでした。
父は心配のあまり無口になっており、母も心配を通り越すと腹が立ってきたようで、女1人でなんでそんなところに行くのか、とブツブツ言っていました。
うへぇ、詳しく言わなきゃよかった、と思いました。
というか、元夫のトント発言が〜。
それさえなければ、母もどんな場所なのか、いまひとつ理解できていなかったのに~。
しかし、改めて考えてみると、車が故障したらやっぱり怖いです。
これは……どこかの神様に守ってもらわないと、丸腰で行くのは(意味が違いますが、そのような気持ちです)怖いなぁと思いました。
日本だったら緊急で呼べば、縁を下さっている神様の誰かが来てくれるので、丸腰でも大丈夫です。
しかし海外となると事情が違います。
これまでの海外旅行は、実家にいる神様にお願いしてついて来てもらっていました。
今回は普通の観光ではなく、レンタカーは運転するわ、1人で山には登るわ、で通常より危険度が高いです。
セドナは岩山がたくさんあって、写真で見る限り山岳系の神様がいると思われます。
もしも何かド派手な失敗や失礼をやらかして、セドナの眷属を怒らせてしまった場合、その怒りを収めてもらうには、対等にものが言えるクラスの神様でなければなりません。
となると、お願いするのは山岳系の神様、ということになります。