セドナに行こうかな、と考えて、最初にしたことは航空券の値段調べでした。
私はまず、「格安航空券」と言われるものを調べます。
ネットには格安航空券の比較サイトがあって、行き先と日付を入力すると、ずらずら〜っと航空会社別・取扱旅行会社別で航空券の値段が出てきます。
その比較サイトをいくつか見ると、自分が行こうと思う時期に、安い料金で乗れる航空会社がどこなのかが、わかります。
同じ航空会社の同じ路線でも、時期によってまったく値段が違うのです。
ギリシャに行った時、一番安かったのはドバイ経由のエミレーツ航空だったのですが、その後しばらくするとエミレーツは 「もう二度と乗れないのでは……」 というくらい、めちゃくちゃ高くなっていました。
中国に行った時は中国系の航空会社よりもユナイテッドのほうが安かったです。
とりあえず、比較サイトでざっと値段を見て、どの航空会社がその時期に安く行けるのかを把握します。
そのまま、その格安航空券を販売している旅行社をクリックして申し込めば、簡単にチケットはゲットできます。
ただ、同じ日の同じ飛行機でも販売する旅行会社によって値段が微妙に違っていたりしますので、よく見たほうがいいです。
私もずいぶん前まではこの方法で航空券を買っていました。
今は、どこが安いのかわかったら、その航空会社のホームページで購入しています。
意外かもしれませんが、値段は変わらないです。
というか、航空会社から直で買ったほうが安い場合もあります。
そして最大のメリットは、座席を指定できることです。
最近は格安航空券を買っていないので事情がわかりませんが(もしかしたら指定できるようになっているかもしれません)、昔は座席の指定はできませんでした。
せっかく飛行機に乗るのに、機体のど真ん中だと窓の外が一切見えず、それだけでワクワク感が半減です。(私は窓側に座りたい派なのです)
今は航空会社のサイトも表示言語を選べるようになっていますから、購入するのもそんなに難しくありません。
セドナはフェニックスという空港まで行くのですが(直行便がないので乗り継ぎです)、格安航空券の往復ですと、私が予約をした時は、東京発で6万前後、関空発で10万前後くらいでした。
それがユナイテッド航空のサイトから直接買うと、羽田往復で、49,500円です。
ユナイテッドのサイトでも関空発となると値段は高く、伊丹から飛行機で羽田に行く料金を加えてもこちらのほうが安かったので、この経路で行くことにしました。
メジャーな都市に一ヶ所だけ滞在して観光する場合……例えば、ロンドンに1週間滞在してロンドンおよびロンドンに近いところを観光するという計画だったら、旅行会社のフリープランが断然お得です。
フリープランは往復航空券とホテル、現地空港からホテルまでの送迎がセットになっています。
添乗員はつかないので、現地では完全に自由ですし、自分で航空券やホテルを予約する手間が省けて、しかも個人で予約するよりかなりお安くなっていて便利です。
昔、何回かフリープランを利用しましたが、ホテルを移動しないのでスーツケースをホテルに置きっ放しできて、ものすごく楽でした。
費用もそんなに高くなかったです。
調べていないのでわかりませんが、セドナのような小さな町ではそのようなお得なフリープランはないように思います。
とりあえずフェニックス行きの航空券を押さえて、3日たって、ふと思いました。
「もしかしたら、もう2度とセドナには行かないかも?」 と。
だったら、無理をしてでもできるだけ長く滞在してたくさん見たほうが良いのでは? と考え、なんとか2日ほど日程を延ばせそうだったので、航空券の変更をしようと思いました。
で、値段を見たら……たった3日後のことなのに、料金が跳ね上がっていました。
ユナイテッド航空のサイトでは表示が片道ずつになっていて、行きと帰りでは値段が微妙に違うのですが、3日前は、片道24,500円~25,000円でした。
それが! ですね、82,400円になっていたのです!
片道で、です。
マジでぇーっ! と大絶叫しました。
片道が、3日前の往復運賃より高いのです。
ひ〜え〜、良かったぁ、助かったぁ、3日前に買っといて、と思いました。
結局、滞在日数を多くすることができず……、いや正確には、できるのはできたのですが、たった2日増やしただけで航空運賃が3倍になるので断念しました。
(この2日延ばした日程で、アメリカン航空だったら、往復64,000円でしたが、フェニックス到着が夜になる便しかないのでやめました。到着後、レンタカーでそのままセドナへ行く予定だったため、夜は危険だと判断したのです)
この時点で、最初に計画した日数(10泊12日)で、行くことが決定しました。
結果から言うと、帰国して予想外の予定が入り、バタバタと超忙しくなったため、12日間で大正解でした。
ちなみに、航空券購入時はパスポートの番号を打ち込むようになっていますから、パスポートは先に取得しておく必要があります。
これは私が購入した航空券の明細です。
税金だの手数料だのが、プラス1万円ほどかかります。
911のセキュリティ料っていうものがあるんですね。
“米国民間航空セキュリティ料” ということで、アメリカ国内で搭乗する便に関して、片道につき 5.60 ドルが追加されるそうです。
私は国内線乗り継ぎでフェニックスまで行ったので、往復分が加算されています。
ちなみに、運賃規則に書かれている 「その他の料金」 は、何も発生しませんでした。
なんとたった3日で、片道がこの値段に!
この時、1ドル、104.76円でしたので、約82,400円です。
しつこいですが、片道、です。
きゃー! と慌ててパソコン画面を撮影したのでドル表示のままになっています。
往復5万円以下でアメリカ往復、それもフェニックスというメジャーじゃないところなのに……と思うと、これって、奇跡だったかも? と今でも思います。
この高い運賃を見た時に、神様、ありがとうございます! と思わず天に向かってお礼を言いました。