今年、息子が住む福岡に行った時に、宗像大社にも参拝しました。
もう40年以上もご無沙汰していたので境内のこともほとんど記憶になく、初参拝みたいな感じで、楽しくお参りができました。
まず、駐車場の広さに驚きました。
平日のお昼だったので車が少なくて、この広大な駐車場のどこに停める? どこがいいかな? どこにしよう? と、すいているため「逆に迷う」という、珍しい経験をしました。
本殿でご挨拶をすると、「奥から参拝するように」 と神様が優しく言います。
本殿の奥のほうには 「第二宮・第三宮」 とされる場所があり、その場所のことをさしているのです。
言われた通りてくてく歩いて行くと、そこは社殿が2つある、とても静かな場所となっていました。
こちらから先に参拝するように、と神様が言ったということは、本殿の神様よりも強い神様がここにいらっしゃるのだろう、と思いましたが……
しかし、行ってみるとそこに神様はいません。
どちらの社殿も空っぽです。
ただ、神々しい 「気」 は、かすかに漂っていました。
「???」 と、不思議に思いましたが、とにかく祝詞を唱えてみよう、と声に出して唱えてみました。
(ありがたいことにこの日は、私がここにいる間、誰も来ず、私1人だけの空間でした)
先に説明をしておきますと、ここ宗像大社は3姉妹の神様、ということになっています。
〝お社のお名前〟 が順に、沖津宮(おきつぐう)、中津宮(なかつぐう)、辺津宮(へつぐう) で、沖津宮がある沖ノ島は女人禁制だそうです。
ということは、私は沖津宮にいらっしゃる神様に会いに行くことができません。
神社の案内では 「第二宮・第三宮」 とされる場所は、
《第二宮(ていにぐう)に沖津宮、第三宮(ていさんぐう)に中津宮の御分霊をお祀りしています》
と書かれていたので、祝詞を唱えたあと、「もしも、沖ノ島の神様とここが繋がっているのでしたら、ぜひ来ていただきたいです! お会いしたいです! 私は島まで行くことができません。どうかお願いします!」 と懇願しました。
祝詞を唱えてお願いをしたのは、第二宮の前です。
すると、しゅ〜っと第二宮の社殿に神様が来られました。
そして、この神様が第三宮のほうに、もう1柱の神様を呼んで下さいました。
この2柱の神様は、女性の 「気」 「雰囲気」 を持っています。
しかし他の場所で見たような、超古代の人間が長い修行の末に強い神様になったタイプではありません。
元から神様なのです。
元から神様に性別はないはずですが、なぜか女性の雰囲気を持っておられます。
不思議です。
2柱の神様は社殿のそれぞれの上に立っていたのですが、ものすごぉーーーく大きかったです。
巨人のようでした。
そしてパワーが半端なくすごい! のです!
エネルギーがとてつもなく強大で、相当力が強い神様のようです。
女性と言われているからか、神話の世界のような女性のお姿を見せてくれました。
第二宮に来られた神様は、沖ノ島にいる、と言っていましたし、第三宮のほうは、大島にある中津宮にいる神様だということでした。
これは神様ご本人がそう言っておられましたから、間違いないです。
さて、その神様方はどのような神様かと言いますと……。
沖津宮の神様は、 「海の大地の神様」 でした。
説明が非常に難しいのですが、「島」 は海にプカプカ浮かぶ船のようなものではなく、島の下は地面です。
海水を大きなポンプで吸い上げて海をなくすと、島は陸地と地続きですから、大地の一部です。
深い海にある大地、なのです。
その神様です。
中津宮の神様は 「海の神様」 でした。
こちらは、海の大地の上にたまっている水(海水)の部分の神様です。
そして宗像大社の本殿にいる辺津宮の神様は、陸地(海岸沿い)と近海の神様であり、さらに人間のお願い事も聞いてくれる神様です。
3柱の神様は 「3姉妹」 とされていますが、厳密に言えば、人間の考える姉妹とは異なっています。
同じ母親から生まれた、もしくは父親が同じである姉妹、ではなくて、同じ系統の神様、なのです。
担当と言うか、守る場所が違うことからもおわかりのように、別々の神様なのだけれど、色が同じと言うか、系統が同じと言うか、そんな感じです。
その関係を人間の言葉に無理やり当てはめたら、「3姉妹」 だと思います。
さて、そのような神様ですが、沖津宮の神様と中津宮の神様は、いつもはご自分の神社がある島のほうにいて、この場所(第二宮・第三宮)にはいないそうです。
「お前が祝詞をあげて呼んだから来た」 とはっきり言っていました。
ということは……、祝詞で丁寧なご挨拶をし、そのあとで 「会いたいです!」 と心からお願いをすると来てくれる、というわけです。
この2柱の神様がいる間、そこの空間はすごい波動に包まれていました。
聖域パワーと言いますか、神様から放出されるパワーが強烈なのです。
この高波動をふんだんにいただく……、思いっきり浴びるコツは、第二宮と第三宮の間の小道を、まず手前(正面側)から奥に向かって歩きます。
両側の社殿の上に立つ神様から放射されるエネルギーを、体の正面に浴びます。
歩いて近づくことによって、徐々に強い波動を受け取れます。
社殿の横を通り抜けて裏側まで行ったら、今度はくるりと向きを変えて、裏側から正面に向かって戻ります。
今度は社殿に背中を向けて歩きますから、背中にたくさんの高波動を浴びることができます。
悪いものが憑くのは背中側なので、これで背中がキレイさっぱりします。
もしも背中に強い何かを乗せていたとしても、これで必ず落ちます。
しっかり祓ってもらえて浄化もされます。
さらにパワー充電もしてくれます。
第二宮(沖津宮)で祝詞をあげて、第三宮(中津宮)の神様も呼んで下さい、とお願いすれば別個にお願いしなくても大丈夫です、呼んでくれます。
祝詞も1回でオーケーです。
でも、来て下さった中津宮の神様にも、祝詞をあげてご挨拶したいんです、という方は第三宮社殿の前に行って、改めて唱えてもいいと思います。
この2つの社殿に神様が来られた時は、社殿の 「上に」 立たれますから、千木からエネルギーをもらうのではありません。
時々、衣をバサッと動かして、その衣が起こすエネルギーの風がこちらにびゅーっと届きます。
沖津宮の神様に、家内安全とか縁結びの願掛けしても大丈夫でしょうか? とお聞きしたところ、「それは(この神様がされるお仕事の方向性というか、内容が)違う」 とピシャリと言われました。
中津宮の神様も同じく、「違う」 と言っていました。
2柱とも凛として強い、ちょっと厳しめ? な感じがしました。
願掛けをするのであれば、柔らかい雰囲気の本殿の神様(辺津宮)にして、こちらの2柱の神様には高波動をもらいに行く、浄化してもらう、神々しいご神気に触れさせてもらう、という気持ちで行ったほうがいいように思います。
辺津宮の神様は眷属もたくさん従えていますし(上の2柱の神様にも眷属は多くいます)、おっとりととても優しく、穏やかな性質なので、願掛けをするならこちらです。
人間の面倒を見ることもお仕事のひとつに入っていますから、叶えて下さいます。
特殊な力を利用して叶える縁結びが、特にお得意のようでした。
沖津宮・中津宮の2柱の神様は、最後にしっかりお礼を言うと、しゅ〜っ、しゅ〜っと一瞬で帰って行かれました。
帰られたあとのその場所は、私が最初に行った時のように、空っぽのただの空間になっていました。
子供の頃は、交通安全の神様、としか思っていなかった宗像大社ですが、すごい神社だったのだな、と今回しみじみと思いました。
沖津宮は女人禁制ですし、男性でも一般の人の参拝は難しいようですから、宗像大社のあの場所は貴重だと思います。
参拝される方はせっかくですから、本殿の神様だけでなく、遥か彼方の島におられる2柱の神様にも来ていただき、ありがたい恩恵をいただくといいと思います。
ちょうど車のお祓いが行われていました。
空を見ていただければ、おわかりになると思いますが、梅雨だったのでお天気が悪いです。
境内図です。
本殿です。
お天気のせいで暗く写ってしまいますが……。
ちょっと近づいて撮ると、柔らかさが伝わってきます。
もっと近くに寄るとこんな感じです。
辺津宮の神様は、ほんわか優し~い神様です。
奥から参拝するように言われたので、本殿の横から奥へと向かいます。
このような参道になっています。
こちらは第二宮・第三宮の案内板です。
沖津宮である第二宮です。
位置的にはこのようになっています。
向こうに見えるのが第三宮です。
この時はまだ神様は来られていませんので、空っぽの社殿です。
第三宮後方から奥にある第二宮を見たところです。
これはお話している最中に撮影させてもらいました。
この社殿の上に、神様がいらっしゃいます。
2つの社殿の間にはこのような小道があります。
その小道の真ん中あたりでくるりと振り返って、正面を見たのがこちらです。
最後に本殿に戻って、辺津宮の神様にお話を聞きました。
摂社末社、高宮祭場など、他の場所は時間の関係もあってパスしております。
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