元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)です。
下関から車で1時間半くらい走りました。
アメリカの CNN が選ぶ 「日本の最も美しい場所31選」 に入っている神社です。
交通の便がよくないので、車がないと参拝はちょっと難しいかもしれませんが、とても美しい神社でした。
まずは鳥居です。
この鳥居にはお賽銭箱が備えつけられています。
下からお賽銭を投げて、箱に入れば願いが叶うということになっています。
そ、それは……キツイ眷属がいたら叱られるのでは? と思いましたが、厳しい眷属はいませんでした。
思いっきりトライしても大丈夫です。
お賽銭箱の鳥居をくぐった場所から撮りました。
有名な写真はここから撮ったんだ~、と美しい景色に感動です。
千本鳥居の向こうは岩場になっています。
ぱっと見、ただの岩場ですが、海面まで距離があります。
高さから言うと、崖の上、という感じでした。
並んだ鳥居をくぐって行って……
岩場から振り返って撮影しました。
右手の山の上にある赤い屋根がお社です。
岩場のてっぺん(傾斜がついていて、鳥居の出口よりもちょっと高くなっています)にある祠らしきものに足をかけて撮影している人が……。
だ、大丈夫なのかな? 叱られないかな? とビビリました。
この祠、背面から正面に行くと大変危険なので、ぐるりと回ってみると……
幅がありそうに見えたかもしれませんが、祠の前は狭くて、高さはこんな感じです。
足を滑らせたら命はないなぁ、と思いました。
祠はお稲荷さんではなく、仏様でした。
不思議な丸い光が内部に写っています。
ちなみにお花は造花でした。
こちらにも仏様がいて、他にも2体石仏がありました。
ここもですね、おっとっと、と足を滑らせたら真っ逆さまに転げ落ちます。
仏様の正面からも写真を撮ったのですが、ギリギリまで下がると、高層ビルの上から地上を見た時のような、恐怖で内臓がひゅーっとする感覚がありました。
スリル満点です。
こちらがお社です。
内部も撮影させてもらいました。
神様の目線で見た風景です。
素敵な眺めですね。
皆さん、お賽銭を箱に入れようとチャレンジしていました。
真ん中を通れないので、鳥居の脇を通って出ようとしたら……
あっ!
5円玉見っけ!
鳥居の周辺には、失敗して落ちたコインがあちこちにありそうです。
少し離れて見てみると、お社も崖の上に建っていたことがわかります。
赤い屋根がお社で、隣のグレーの建物は社務所です。
社務所は無人で、セルフで御朱印を購入するようになっていました。
この神社は 「稲荷」 ではなく、 「稲成」 だそうです。
神様はお社の奥に……、説明が難しいのですが、なんというか、少し距離がある奥まったところにいらっしゃいました。
次元の通路というか、トンネルというか筒みたいなものがあって、その奥におられるのですが、こちらからのお願いや声はまっすぐに届きます。
どこかの神社と繋がっているのです。
その繋がった神社の、分社のような感じになっていました。
というか、その神社専用の眷属の修行場、です。
島根県津和野町の 「太皷谷稲成神社」 から勧請されているということで、繋がっているのはその神社だと思われますが、これは勧請元まで行ってみないことには、確実なことは言えません。
観光客が多いことと、お社の前がとても狭いので、ゆっくり参拝をするのは難しいです。(時たま、人がスカッといない時もあったりしますが)
修行をしにやってきた眷属が、ここでする修行は、願掛けを叶えるタイプのものではなく、別の修行ですので、願掛けが叶う確率はそんなに高くないように思いました。
ここはガッツリ願掛けをする神社というよりも、美しい景色を見に行く、心身ともにリラックスさせてもらう、という感じで、本当に 「日本の最も美しい場所」 のひとつだと思いました。