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少し前になりますが、親戚のうちに遊びに行った時のお話です。

夕食を終えてのんびりしていると、叔母の友人のAさんが 「こんばんは~」 と来ました。


Aさんとは家族ぐるみのおつきあいだそうで、叔父も混じって楽しく談笑しました。


夜が更けてきて叔父が席をはずすと、そこからちょっとしんみりとした話になりました。


Aさんが語り始めたお話は、以下のような内容でした。


Aさんは何十年かぶりに、Bさんという高校時代のお友達と、偶然、1年前に再会しました。


2人は当時に戻ったかのようにお互いすぐに打ち解け、楽しくて華やいだ気持ちになりました。


それからは他のお友達も交えたりして、一緒にお出かけしたり、食事をしたり、ワイワイととても楽しく過ごしていました。

ほどなくBさんにガンが発見されて、Bさんは入院しました。


Aさんは、Bさんに少しでも喜んでもらえるよう、元気になってもらえるように、時間をみつけてはせっせとお見舞いに行っていました。


そんなある日、Aさんは用事があって出かけた先で、ふと、Bさんのことが気になりました。


しかし、用事を済ませていると遅くなるし、ちょっと体がしんどいし、で、お見舞いは明日にしよう、とその時は思いました。

でも、気になって気になって仕方がありません。


「少しだけ寄って、顔を見たらすぐに帰ろう」 とAさんは帰宅前に病院に向かったのでした。


Aさんが病室に到着すると・・・Bさんのご主人が、たった 〝今〟 亡くなった・・・と言いました。


それは本当に突然のことで、 「え?」 と思っていると、お医者さんや看護師さんが慌ただしく病室に来て、あれこれ確認をし、ご臨終です、となりました。


Aさんは、Bさんのご遺体・ご主人と一緒に、お通夜とお葬式をする斎場に行きました。


一旦家に戻っていろいろと準備や手続きをしてきますので、少しの間ここをお願いします、とご主人に頼まれたAさんはBさんのご遺体に付き添いました。


ご主人も急なことで取り乱しており、そのせいかなかなか戻って来ません。


Aさんは夜遅くまでBさんのそばにいました。


Bさんにお子さんはなく、親戚の子がたまたま用事があってその時に東京から来ていました。


急いで斎場に駆け付けて来ましたが、その人も別件の都合で長くはいられず、結局Aさん1人がずっとついていたのでした。


その後、お葬式がバタバタとあって・・・という話でした。


亡くなる1年前にばったり再会して、昔のように仲良しに戻ってとても楽しかった、これって偶然じゃないよね、とAさんは言いました。


それまではまったく連絡も取っていなかったそうです。


亡くなった直後に行ったのも偶然とは思えない、と言っていました。


Aさんが付き添ったことで、Bさんは斎場で1人ぼっちにならずにすんだわけで、あの時、自分の直感に従って行ってよかった~、と言っていました。


縁ってこういうことなのかな、というお話だったのですが、聞いていた私は・・・微妙に何かが引っかかりました。


話はそこですべて終わったはずですが、Aさんもなんだかんだと同じことを言ったりして、その話を引きずります。


そこで、私が気になって仕方がない部分を聞いてみました。


「もう49日は済んでいるのですか?」


すると、Bさんの49日は5日後だと言います。


そこで、Aさんは、 「あ! そうだ!」 という感じで、Bさんのご主人は無宗教であるため、49日の法要はしないんだって、ということを付け加えました。


ああ、そうか、それが言いたかったのだなぁ、Bさんは、と思いました。


Bさんは成仏する際に、お経のお手伝いが必要なのでしょう。


法要をしないとなると、誰かになんとかしてもらわないとお経の助けがもらえません。


Aさんはとても信仰心のあつい方です。


ですから、ちゃんとBさんの49日も把握されていましたし、法要をしなくてもいいのだろうか、ということも心に留めていました。


そのことを告げると、Aさんは 「どうやってBさんのお手伝いをすればいいの? なんでもするよ! 私!」 と言います。

49日にどこかのお寺へ行って、写経をしてあげるように、とアドバイスしました。


「それだけでいいの? お寺で49日の法要を頼もうか?」 と聞かれましたが、その場に位牌、もしくはお骨がなければ、お経は届きません。


位牌やお骨が家にあるのに、お寺で法要をしてもありがたいお経は本人に作用しないのです。


しかし、写経は仕組みが違いますので写経の仕組みについては、4冊目の本「運玉」に詳細を書いています)、見えない世界で確実に作用し、本人の元に届きます。


あちらの世界にいるBさんに 「般若心経」 というお経を届けることができて、それが小さくても彼女を助ける救いとなるのです。


「為」 のところにBさんの49日の供養とか、49日で成仏しますようにとか、心をこめて書けば、立派なひとつのお経が・・・、それも故人を思うあたたかい気持ちがしっかり詰まった優しいお経が届きます。


お坊さんの読経はパワーがありますので、成仏を一気に手伝ってくれます。


けれど、お坊さんの読経がなくても、心のこもったこの般若心経を助けとして、Bさんは成仏していけるのです。


ただ、注意点がひとつあって、写経が仏様に奉納できるかどうか、確認しなければなりません。


お寺で写経をしても、持って帰ってくださいね、と言われるところもあるので、事前に調べて奉納させてくれるお寺で写経をします。


Aさんは、 「さっそく調べて、絶対に行く!」 と言っていました。


そして 「あ~、なんだか、すごくスッキリした~」 とすがすがしい表情で言っていました。


「よかった~、これでBさん、成仏できるね!」 「Bさん、不安だったんだろうね、でもこれで大丈夫やね、本当によかった~」 と、Aさんは自分のことのように喜んで、そして安堵していました。


Aさんが帰る時、玄関先で 「あら? もしかして、私、この話をするためにここに来たのかしら?」 と、不思議そうに笑っていました。


そうですよ、と思いましたが、余計なことは言わないでおきました。


人が人を思う気持ちは優しくてあたたかいなぁ、と思いました。


これを書いている今は、Bさんはもうちゃんと成仏していて、Aさんに感謝しながら仏の道を歩まれていることと思います。








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