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2月に東京へ行った時に泉岳寺を訪れました。

門を入ると大きな本堂があり、そこでご挨拶をしてから、赤穂義士の墓所へ向かいました。

お墓に行く途中に、「首洗いの井戸」があります。

討ち取った吉良上野介(きらこうずけのすけ)の首をこの井戸水で洗って、主君の墓前に供え報告したそうです。

「ここで首を洗ったのかぁ」と当時に思いをはせていると、波長がその 〝時〟 と合ってしまい、強烈に生臭い匂いがしてきました。

血の匂いとなんともいえない生肉のような匂いです。

うっ、となるくらい激しく匂ってきたので、吉良上野介はさぞかし無念だったのだろうな、と思いました。

そして、本当にここで首を洗ったのだ、とも思いました。

墓所の門を入って、まずは主君、浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)のお墓に手を合わせました。

忠臣蔵のイメージから、激情型のタイプの人だと思っていたのですが、非常に淡々とした人でした。

これは、意外でした。

十分な取り調べもないまま即日切腹させられ、それも大名にはありえない屈辱的な庭先での切腹だし、それでも吉良を討ち果たしたのなら納得もいくでしょうが、討ちもらしているわけで、さらにお家も断絶になってしまい、「クソー、死んでも死にきれぬ!」と怒り狂っているのかと思っていたのです。

予想に反して浅野内匠頭は、「吉良殿に恨みがあったわけではない」と物静かな雰囲気で言いました。

ええーっ! ど、どういうこと? ∑(゚Д゚) 

じゃあなんで、お家断絶とわかっていながら切りかかったのだろう? と思いましたが、それ以上は聞こえませんでした。

浅野内匠頭からは悔しい気持ちも無念だという気持ちもまったく感じられず、さらさらとした〝気〟で、本当に恨みはなかったのかもしれません。

松の廊下事件には、何か……事情があったように思えました。

失礼を承知でしつこく聞くことも出来たのですが、相手は武士です。

何か事情があったにしろ、その事情をあれはああでこれはこうで、とペラペラしゃべったりしないだろうと思いました。

浅野内匠頭は、自分がした行為 (それも絶対にやってはいけない殿中での刃傷です) その言い訳をするような人には到底思えませんでしたので、そのまま隣りにある義士たちのお墓へと行きました。

義士の墓所入口に立って、中を見ると、そこにはずら~っと赤穂義士がいました。

うわぁ、みんなここにいるんだー! と驚きました。

義士たちは、討ち入り時の姿ではなく、普通の武士の格好をしていて、袴をはいていました。

300年たった今でも、当時の個性のままお墓にいるのです。

見えたのは一瞬だったのですが、全員がそこにいるようには思えませんでした。

何人かちらほら欠けていたようです。

誰が誰なのかサッパリわからない私は、とりあえず大石内蔵助(おおいしくらのすけ)の墓前に行きました。

内蔵助さんはそこにいて、「ああ、やっぱり泉岳寺にいらっしゃったのか~」と思いました。

実はずいぶん前に、赤穂市にある大石神社に行ったことがあるのですが、(その時の記事は →コチラ

ご祭神となっている内蔵助さんは神社にはいなくて、そこには留守を守っている管理人みたいな人がいました。(見えない世界の話です)

そこで、内蔵助さんに、「赤穂の大石神社で、留守役の方にお会いしました。神社にはいらっしゃらないのですね」とお話したところ、

「殿のおそばにいるのが家老のつとめ」と穏やかに言っていました。

赤穂義士のみなさんは死んでもなお、浅野内匠頭のそばにいてお仕えしているのです。

死んだのちも忠義にあつい方々なのだ、と感じました。

泉岳寺でのお参りですが、忠誠心が強い武士の方々ですので、ここは失礼のないようにした方がいいと思います。(実際、そこにまだいるので、気は使ったほうがいいです)

まず主君浅野内匠頭、次に大石内蔵助、そして義士のみなさん、最後に浅野内匠頭にもう一度ご挨拶して辞去された方がいいと思います。

浅野内匠頭の妻、瑤泉院のお墓に手を合わせるのであれば、浅野内匠頭の後です。

泉岳寺には「赤穂義士記念館」があって、遺品などが納められています。

吉良上野介の首は墓前に捧げられた後、「首を返して」と吉良家側(家老や菩提寺)から申請があって、僧侶2名が返却に持って行ったそうです。

その時の受け渡し書がこの記念館に残されていて、それには「首一ツ、紙包一ツ」と書いてありました。

妙にリアルで、討ち入りの出来事が実際にあって、本当に首だけを墓前に捧げたのだなぁ、と感じました。

内蔵助さんはずっとここにいるようで、赤穂の大石神社のことは留守役の人から報告を受けているみたいです。

いろいろとお聞きしたくても、殿様のおそばなので出過ぎないよう、とても控えめにされていました。

世間的には内蔵助さんのほうが有名でファンが多くても、自分はただの一家老、という謙虚な姿勢を貫いておられました。

武士の忠誠心の美しさを見せてもらった泉岳寺の参拝でした。




泉岳寺の門です。
泉岳寺1






首洗いの井戸です。小さいです。
泉岳寺2






角度を変えて写してみましたが、やっぱり小さいです。洗った後の水は汚れただろうなと思いました。
泉岳寺3






お墓にあった解説です。どれが誰のお墓かわかるようになっています。
泉岳寺4






主君:浅野内匠頭のお墓です。
泉岳寺5






内蔵助さんのお墓です。手前は義士のお墓で、柵の向こうに見えているのは浅野内匠頭のお墓です。
泉岳寺6





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