よくいただくメッセージの内容に「神様に嫌われているのでしょうか?」というものがあります。
理由としては、神社に行く途中で迷子になりました、
道を間違えてなかなかたどり着けませんでした、
工事や通行止めがあって遠回りすることになりました、等です。
「神様に嫌われているのでしょうか」「もしかして、その神社には行かないほうがよかったのでしょうか」と、皆さん心配されています。
実は、道に迷うのは、守護霊や守って下さっている神仏が、方違え(かたたがえ)をさせてくれている、時間をずらしてくれている、というパターンがあります。
方違えとは、行こうとしている方角がその人にとってよくない場合、一旦、別の方向に行き、そこから目的地に向かう方法を言います。
これは陰陽道に基づいた、平安時代からある風習です。
こうすることによって、目指す場所の方向が変わるので、目的地が悪い方角ではなくなり、よって「魔」が祓える、というわけです。
たとえば、東京から大阪に行くとして、その方角(西)がよくない場合、一旦、和歌山へ行って、そこから大阪に行きます。
そうすれば、大阪には「北」に向かって行くわけですから、東京から「西」に向かって行くのとは方角が変わります。
そこまでしなくても、少しだけ道を変えることで、十分、方違えになります。
いつも通る道を、今日はこっちから行ってみよう、と道を変えて、無意識に方違えしていることもあります。(守護霊がそうするように導いてくれています)
そのよくない方角はどうすればわかるのですか? と思うかもしれませんが、守護霊や神仏がうまく回避させてくれるので心配はいりません。
私が言っているよくない方角というのは、占いとかであらかじめ決められているものではなく、「魔」の落とし穴が開いている、という状態のことです。
「魔」の落とし穴はいきなり開きます。
数分後に閉じることもあれば、長く開いたまま、ということもあります。
ランダムなのです。
その時間にそこに行くと「魔」の落とし穴に落ちるので、神仏が到着する時間をずらして避けてくれることはよくあります。
人間である私たちは見えないからわかりませんが、すべてが見える守護霊や神仏は、こうして危険から私たちを守ってくれているのです。
神社仏閣になかなかたどり着けないというのは、信仰心を試されているパターンもあります。
試されるのは、ご縁をもらえる資格がある、ということなので、これは大変喜ばしいことです。
ですので、回り道をさせられているなぁ、と感じた時は、方違えで守って下さっているのかな、試されているのかな、と考えるといいです。
「嫌われているんだ」とネガティブに考えるのはよくないです。
明日は皆さん、初詣に出かけられると思います。
中には、道に迷ったり、電車を間違えたりする方がいらっしゃるかもしれません。
それだけで「神様に嫌われているかも?」と、勘違いをしてしまうともったいないので、この記事を書いてみました。