以前から時々、あった質問です。

身内に不幸があった場合の神棚についてです。

まず最初にしなければいけないのは、神棚に目隠しをすることです。

この目隠しですが、私が初めて見たのは祖父母の家の神棚でした。

祖母が亡くなった時です。

白いさらしのような木綿の布を、神棚の周囲にぐるりと巻いていました。

たぶん、天井から押しピンか何かで留めていたのではないかと思います。

カーテンみたいにして、神棚の端から端まで (正面だけでなく、横の方まで) 全体が隠されていました。

病院のベッドの周りをカーテンでぐるりと隠すような感じです。

ここまでしなくても、半紙をお社の正面に貼るだけでもいいそうです。

神棚を隠している日にちですが、親・配偶者・子供が亡くなった場合は49日です。

それ以外でも、神棚があるその家に住んでいる人が亡くなると、同じく49日です。

その家に住んでいない親族が亡くなった場合は33日になります。

神社への参拝も同じです。

親・配偶者・子供などは49日、それ以外の親族は33日、参拝は遠慮した方がいいです。

人間が考える以上に、神様は死の穢れを嫌いますので、できれば礼儀としてちゃんとしたいものです。

すでに何回か書きましたが、同じように生理も神様は嫌がられます。

先日いただいた質問に、お礼に行くと約束した日に (神様との約束です) 生理になりました、というのがありました。

そういう場合でも、神様との約束は ”絶対” ですから、約束通り行った方がいいと思います。

生理になったから勝手に約束を破ってもいい、ということにはならないからです。

行っても、鳥居をくぐらずに、外から手を合わせて (柏手は打ちません) 生理になったことを言います。

そして後日、改めて参拝して、その報告をすればいいと思います。

知らなくてしてしまったことは、たとえ厳しい眷属でも大目にみてくれます。

ちなみに、お寺は生理中でも問題ないので、お参りしてもかまいません。