陰陽師関係を調べていて知った ”広峯神社 (廣峯神社)” に先日、行ってきました。

この神社は兵庫県姫路市にあります。

最寄りのバス停から車道を登っていくのですが、その車道には人が歩くスペースがありません。

なので、登っている間、ちょっと怖い思いをしますが、車道なので歩きやすいです。

バス停から入口の鳥居のところまで約30分、そこからまた5分程度歩いて、やっとお社に着きました。

まず、拝殿で手を合わせてみましたが、シーンとしています。

やっぱり山の方に行かないとダメか、と思い、山頂でいろいろ聞かせて下さい、とお願いしました。

拝殿の向こうには本殿がありますが、その裏手に回ると、本殿の壁に九つの穴があけてあります。

この穴は、生年月日により運命星が定められている “九星” に相応しています。

穴の深くに、それぞれの守神がおられるので、自分の穴に向かって参拝をするとよい、とのことでした。

私はてっきり穴の奥に ”仏像” があって、拝めるのかと思い 「どれどれ?」 と穴の中を覗いてみたら、ただのポスト的なものでした。

願いを書いた木札 (社務所で買うみたいです) を入れるための穴なんですね。

その後、山の方へと行きました。

本殿裏手には摂社・末社がいくつかありましたが、そのまま素通りしました。

そこで、 「あれ?」 と思いました。

神社なのに何故、無意識に ”仏像” があると思ったのか・・・。

それは神社の造りと雰囲気のせいだと気づきました。

この神社は神仏習合だったのでしょうか、造りがお寺なんですね。 (建築様式には詳しくないので、あくまでも私の感覚です)

境内に入る門からして、すでに ”お寺!” の感じでした。

拝殿も、正統派の神社建築ではなく、お寺、の雰囲気が濃厚なのです。

その雰囲気を無意識の感覚でつかまえていたのか、当然、穴の奥にあるのは仏像だと、違和感なくそう思っていました。

頭では神社、とわかっているのに、気というものはすごいな、と思いました。

山道をてくてく歩くと昔の御師の家だった廃屋があり、その上には 「荒神社」 と 「吉備神社」 があります。

吉備神社には吉備真備が祀られていますが、元々、この場所に本殿が建っていたということです。

手を合わせましたが何も聞こえず、そういえば山道を歩いていても何も聞こえなかった、おかしいな? と思いながら、その辺をウロウロしました。

しばらくして、やっと波長が合ったのか、声が聞こえてきました。

まず、一番最初に聞いたのは 「牛頭天王 (ごずてんのう) って、何ですか? 誰ですか?」 です。

大変失礼な質問ですが、明らかに波動が神様と違うからです。

すると 「神でも仏 (菩薩とか如来とかです) でもない。神と仏の間みたいなものだ」 と言います。

「は? それは一体、どういうものなのか・・・?」 と悩んでいると、 「エンマ大王は神ではないだろう?」 と言われました。

”たしかに私が今まで会ってきた山岳系神様や、その他の神様と、エンマ大王は違うなー” と思いました。

「仏でもないだろう?」 

”そーだなー、菩薩とか如来と同じとは思えないよなー” と考えていると 「でも強い力を持っている」 と言います。

”たしかにそうだ、うん、うん” とうなずいていたら 「それと同じだ」 と言われました。

なるほど、牛頭天王とはそういう存在なのか、と知りました。

そして次の質問をしようとしたら、 「どこへでも (神社のことです) 行かない方がいい」 と言われました。

鳥居やお社は ”人間が” 作ったものである。

鳥居やお社があれば神がいると思うだろうが、人間が神だと思い込んで建てたものもあり、中に神がいるとは限らない。

中には、いろんな種類のものがいる、気をつけた方がいい、とのことでした。

年明けに私は、 「魔物がいる神社に行ったことがない」 ということを書きました。

神社を建てるからには、そこに存在する神様のために建てるのであり、その神様がいなくなったからといって、魔物が入る、というのはありえない話だと思っていました。

元々、何も入っていない空っぽの神社だったら、魔物がいる可能性があるかもしれず、もしも、そういう噂のある神社を見つけたら、是非検証しに行きたい、とまで書きました。

どうやらそのことで、警告してくれたようです。

”そうか、魔物を神様だと勘違いして、神社を建てる可能性があるんだな、なるほど~” と思いました。


最初から魔物のために神社を建てたのだったら、魔物がいる神社、というのもわかります。


その発想がまったくなかったので、まさに目からウロコでした。

「最近、陰陽師関係に縁があって、もしかして陰陽師のように私も術使いになるのかな? と思ったりしたのですが・・・」 と聞いてみました。

すると 「波動が変わってしまうぞ」 と言われました。

どうやら私自身が持つ波動が変わってしまうようです。

「お前は術なんか使わずとも、神の眷属が使えるだろう」 と言います。

狛犬やシロちゃんのことを言っているのでしょう。

そういえば・・・大山 (だいせん) の神様に、お前は使おうと思えば龍も使える、と言われました。

ただ、龍は、龍と個別に契約? みたいなものを結ばないとダメらしいです。 (やり方までは聞いてないです)

牛頭天王が続けて言いました。

「それでも良ければ、息を吹きかけて、術が使えるようにしてやるが・・・」

へぇー! と思いました。

牛頭天王が息を吹きかけると、その人間は術が使えるようになる、というわけです。

あー、そうか、それで牛頭天王がいる播磨の国に、有名な陰陽師の家がたくさんあったのだなと思いました。(昔の話です) 


優秀な陰陽師をいっぱい輩出し、播磨の国は陰陽師のルーツと言われている理由がここでわかりました。

でも、私もせっかく長い間頑張って神仏に波長を合わせ、自分の波動を上げてきたのです。

ここで変わってしまうのは嫌だと思いました。

「術使いにはなりたくないです~」 と言うと、そこにひょっこり1人の男性が現れました。

それを機に私は下山することにし、その男性が吉備神社を眺めている後ろを通ろうとしました。

その時です、 「見よ。この者はうさんくさいだろう?」 と言われました。

え? と見ると、男性は30代くらいで、くるくるとパーマをかけた髪の毛を腰まで伸ばしていて、帽子と眼鏡を着用しています。

タイトな黒っぽい妙な服装で、財布も持っていない手ぶらでした。 (財布を持っていないのは直感でわかりました)

「はぁ・・・言われてみれば、たしかに・・・」

「こういう、うさんくさい奴で霊能力がある者が陰陽師になるのだ」 と牛頭天王は笑っていました。

陰陽師は霊と戦う、呪術も使う、でも私はそういうことはしない、のだそうです。

その後、本殿までの山道を下っていると、右手の藪の中を、何かがザザーッと走りました。

見ると、子鹿がいます。

お尻が白くとんがったような鹿です。

「お願い、ちょっと待って! 写真を撮るから!」 と言いましたが、大黒様のところで会ったねずみのようにはいかず、私がカメラを出している間に、ザザザーッと走って行きました。

待ってくれなかったところをみると、牛頭天王の眷属ではなく、ただの鹿だったようです。

帰りも車道を歩いて山を降りました。

バスが1時間に1本しかなく、それを逃すと、さらに歩いて大きな道にある別の停留所まで行かなければなりません。

”それはしんどい! バスに間に合いたいっ!” と思ったのですが、発車まで15分しかありません。

「絶対間に合わないよなぁ」 と言った瞬間、こんなことは人生初ですが、勝手に体が動いて走りだしていました。

走るというか、小走り、ジョギングみたいな感じで、タッタッタッと駆けているのです。

止まろうとして、どんなに足に力を入れても、不思議なことに止まれません。

「ちょ、ちょっと待って! 何? これ」 と、こんなことがあっていいのか、と狼狽していたら 「バスに間に合いたいのだろう?」 と言われました。

「そりゃ、バスには乗りたいですけど・・・」

「十分、間に合うぞ。

そのまま小走りであと15分、休まずに走り続ければ」 とあっけらかんと言われました。

ええーっ!! Σ(゚д゚;)

15分も坂道を走って降りる・・・?


無理無理無理無理無理。

思いっきり拒否をすると、体がストン、と止まりました。

見えない世界の力で動かされると、体って、自分の意思では止められないのですね、不思議な体験でした。

結局、バスには間に合わず、さらに遠くまで歩くハメになりました。

牛頭天王は、神様や仏様とは種類が違います。

でも、魔物ではありません。

強い力も持っておられます。

「清濁併せ呑む」 というスタンスですので ”清” だけの神様とは違った存在です。

なので、欲望丸出しとか、良くない感情丸出しのお願い・・・つまり、清らかなお願い以外でも、ここの牛頭天王は叶えてくれると思います。



このような車道を登っていきます。
広峯神社1





神社と書いてありますが、雰囲気はお寺です。
広峯神社2





門を見ても向こうにはお寺がありそうです。
広峯神社3





拝殿です。
広峯神社4





拝殿を通して見た本殿です。本殿の前には行けないようになっていました。
広峯神社5





吉備神社です。
広峯神社6




九つの穴の写真も撮ったのに、何故か保存されていませんでした。

残念です。 (TωT)


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