元夫がうちに来て、帰る時のことでした。
元夫は玄関で、紐を結んだままのスニーカーを立って履こうとし、それがうまくいかなくてバランスを崩しました。
おっとっと! となった元夫は、とっさにシューズボックス (下駄箱) に手を置きました。
その瞬間、ガチャン! とシューズボックスが背面の壁にぶつかって派手な音をたてました。
シューズボックスは背面の壁との間に5センチほど隙間をあけていたのです。
で、その衝撃で・・・シューズボックスの上に飾ってあったエケコ人形が倒れました。
5体のうち、2体は下に落下し、カッシャーン! と乾いた音を立てて・・・割れました。
Σ(゚д゚;) ←私
Σ(゚д゚;) ←元夫
このエケコ人形はずいぶん前に記事にしましたが、私が南米ボリビアから個人輸入したものです。
個人輸入・・・と書くとカッコイイのですが、実は、本場のエケコ人形が欲しくて、自分の分を買う時に、あまりの配送料の高さに驚き、1体だけを空輸するのはもったいないので、4体余分に買ったのです。
この4体はオークションで売ればいいや、と思っていたのですが、モタモタしているうちにブームが去ってしまい、今さら売っても原価の半分にもならないシロモノとなりました。
一応、本体価格1900円、配送料 (個数で割って) 1個あたり約3500円、仕入れ値は1体につき約5千円です。
今、オークションに出しても500円で売れればラッキーというくらい価格が下がっていて、それなら出品する手間と発送する手間がかかるだけ、もっと損をするような気がして、 「もう、君たちここにいなさい」 ということになっていました。
まあ、それでも本場ボリビアのエケコ君たちなので、もしかしたらパワーがあるかもしれないと思い、願掛けをしています。
叶ったら全員、私が飛行機でボリビアまで連れて帰ってあげよう、という約束になっています。 (この子たちに魂は入ってませんけど)
さて、そのエケコを壊した元夫。
( ゚ ▽ ゚ ;) ←こんな表情でしばらく黙っていました。
多分、素直にひたすら謝る方向でいくか、偶発的な事故だから仕方ないよね~ごめんね~、という方向でいくか、考えていたのだと思います。
そして言いました。
「オレ、シューズボックスの後ろに隙間があるん、知らんかったわ~、こんなん言うといてもらわんとアカンわ~。危ないやんか」
「は? 第一声、間違えてるやろ! ごめん、じゃないの!」
「ああ・・・ (ここで、しゃーないなぁ、という態度で) ごめん (←全然心がこもっていないごめん、です)」
ブチ、と切れた私は 「弁償して」 と言いました。
えーっ! 識子さん、気が短すぎじゃない? と思われた方、ここで言い訳をさせてもらうと、この頃は、というか今もですけど、仕事で疲れきっていて、なんていうか、心に余裕がなかったのです。
元夫も意外な私の剣幕に 「え?」 となりました。
元夫は怒りが爆発しやすい性格を、病気によって神様に矯正された人ですから、こちらが怒りの気配を見せれば簡単にスイッチが入ります。
「原価1体5千円だから、1万円。払って」
「ええーっ! それ、オークションで売ったって千円にもならへんやろ!」
「そんなん関係ありません。私は5千円で買ってるんだから、その金額分、弁償してください。当然です」
「嫌や! 1万円分何か買ってあげるとか、おごるんならまだしも、もういらんって言ってた人形やで? それに金払うん嫌や!」
なんだとぉー! ヽ(`Д´)ノ
と、まあ、この後、お互いにイライラと意地になってしばらく口論が続きました。
ですが、私は心の中で ”こんなガラクタみたいな人形に5千円は横暴だよな~、どうせもう売れないと諦めていたものだし・・・” と思っていました。
元夫も ”商材として購入しているものだしな~、弁償するのは当たり前だな~” と思っていたそうです。
が、人間の怒りというものは、なかなか素直な自分を出せなくするもので、お互い本心とは違う方向で意地を張り続けました。
さすがに少しするとちょっぴり罪悪感が出てきたので 「じゃあ、本体価格の2千円でいいよ」 と、まだ素直な自分を出せず、ちょっとだけ譲歩した形にしました。
元夫は元夫で素直な自分を出せず、 「日頃からオレ、いっぱいおごってるやんか、この先もおごるわけだし、こんなことで弁償しろとお金を取ることはないやろ」 と言っていました。
が、財布から1万円を出し、 「もう払うわ~」 と言いました。
実際に目の前にお金を出されると、私も急に冷静になり、 「いや、いいよ、いらない」 と断りました。
「なんでや、払うって!」
「いや、とりあえず保留にしとく」
「なんやねん、その保留って。払う言うてんのやから受け取ったらええやんか」
「いやだ」
と、今度は別の意地張り合戦が始まりました。
人間って、アホですね。
というか、私たちがアホなだけかもしれませんが。
結局、私が断固として受け取らないので弁償はなくなり、その代わり、私が欲しいと言っていたものを元夫が勝手に買ってきて、その金額分は彼が強引にチャラにしました。
少し前の出来事なのですが、私はまだまだ未熟だ、と痛感しました。
たかが疲れて余裕がないくらいであんなに怒るなんて・・・心の修行が足りません。
猛反省した出来事でした。
在りし日のエケコ君たち
現在のエケコ君たち。
青い帽子の方は首が折れてしまいました。
後ろのピンク帽子と赤帽子が 「ガーン」 とショックを受けたような顔をしています。
接着剤で修復してあげようと思いつつ・・・忙しいのでそのままです。
元夫は 「縁起が悪いから捨てたら?」 などと残酷なことを明るく言っております。
(*^_^*)
元夫は玄関で、紐を結んだままのスニーカーを立って履こうとし、それがうまくいかなくてバランスを崩しました。
おっとっと! となった元夫は、とっさにシューズボックス (下駄箱) に手を置きました。
その瞬間、ガチャン! とシューズボックスが背面の壁にぶつかって派手な音をたてました。
シューズボックスは背面の壁との間に5センチほど隙間をあけていたのです。
で、その衝撃で・・・シューズボックスの上に飾ってあったエケコ人形が倒れました。
5体のうち、2体は下に落下し、カッシャーン! と乾いた音を立てて・・・割れました。
Σ(゚д゚;) ←私
Σ(゚д゚;) ←元夫
このエケコ人形はずいぶん前に記事にしましたが、私が南米ボリビアから個人輸入したものです。
個人輸入・・・と書くとカッコイイのですが、実は、本場のエケコ人形が欲しくて、自分の分を買う時に、あまりの配送料の高さに驚き、1体だけを空輸するのはもったいないので、4体余分に買ったのです。
この4体はオークションで売ればいいや、と思っていたのですが、モタモタしているうちにブームが去ってしまい、今さら売っても原価の半分にもならないシロモノとなりました。
一応、本体価格1900円、配送料 (個数で割って) 1個あたり約3500円、仕入れ値は1体につき約5千円です。
今、オークションに出しても500円で売れればラッキーというくらい価格が下がっていて、それなら出品する手間と発送する手間がかかるだけ、もっと損をするような気がして、 「もう、君たちここにいなさい」 ということになっていました。
まあ、それでも本場ボリビアのエケコ君たちなので、もしかしたらパワーがあるかもしれないと思い、願掛けをしています。
叶ったら全員、私が飛行機でボリビアまで連れて帰ってあげよう、という約束になっています。 (この子たちに魂は入ってませんけど)
さて、そのエケコを壊した元夫。
( ゚ ▽ ゚ ;) ←こんな表情でしばらく黙っていました。
多分、素直にひたすら謝る方向でいくか、偶発的な事故だから仕方ないよね~ごめんね~、という方向でいくか、考えていたのだと思います。
そして言いました。
「オレ、シューズボックスの後ろに隙間があるん、知らんかったわ~、こんなん言うといてもらわんとアカンわ~。危ないやんか」
「は? 第一声、間違えてるやろ! ごめん、じゃないの!」
「ああ・・・ (ここで、しゃーないなぁ、という態度で) ごめん (←全然心がこもっていないごめん、です)」
ブチ、と切れた私は 「弁償して」 と言いました。
えーっ! 識子さん、気が短すぎじゃない? と思われた方、ここで言い訳をさせてもらうと、この頃は、というか今もですけど、仕事で疲れきっていて、なんていうか、心に余裕がなかったのです。
元夫も意外な私の剣幕に 「え?」 となりました。
元夫は怒りが爆発しやすい性格を、病気によって神様に矯正された人ですから、こちらが怒りの気配を見せれば簡単にスイッチが入ります。
「原価1体5千円だから、1万円。払って」
「ええーっ! それ、オークションで売ったって千円にもならへんやろ!」
「そんなん関係ありません。私は5千円で買ってるんだから、その金額分、弁償してください。当然です」
「嫌や! 1万円分何か買ってあげるとか、おごるんならまだしも、もういらんって言ってた人形やで? それに金払うん嫌や!」
なんだとぉー! ヽ(`Д´)ノ
と、まあ、この後、お互いにイライラと意地になってしばらく口論が続きました。
ですが、私は心の中で ”こんなガラクタみたいな人形に5千円は横暴だよな~、どうせもう売れないと諦めていたものだし・・・” と思っていました。
元夫も ”商材として購入しているものだしな~、弁償するのは当たり前だな~” と思っていたそうです。
が、人間の怒りというものは、なかなか素直な自分を出せなくするもので、お互い本心とは違う方向で意地を張り続けました。
さすがに少しするとちょっぴり罪悪感が出てきたので 「じゃあ、本体価格の2千円でいいよ」 と、まだ素直な自分を出せず、ちょっとだけ譲歩した形にしました。
元夫は元夫で素直な自分を出せず、 「日頃からオレ、いっぱいおごってるやんか、この先もおごるわけだし、こんなことで弁償しろとお金を取ることはないやろ」 と言っていました。
が、財布から1万円を出し、 「もう払うわ~」 と言いました。
実際に目の前にお金を出されると、私も急に冷静になり、 「いや、いいよ、いらない」 と断りました。
「なんでや、払うって!」
「いや、とりあえず保留にしとく」
「なんやねん、その保留って。払う言うてんのやから受け取ったらええやんか」
「いやだ」
と、今度は別の意地張り合戦が始まりました。
人間って、アホですね。
というか、私たちがアホなだけかもしれませんが。
結局、私が断固として受け取らないので弁償はなくなり、その代わり、私が欲しいと言っていたものを元夫が勝手に買ってきて、その金額分は彼が強引にチャラにしました。
少し前の出来事なのですが、私はまだまだ未熟だ、と痛感しました。
たかが疲れて余裕がないくらいであんなに怒るなんて・・・心の修行が足りません。
猛反省した出来事でした。
在りし日のエケコ君たち
![エケコ1](https://stat.ameba.jp/user_images/20130314/04/holypurewhite/ce/50/j/t02200139_0600037912456515238.jpg?caw=800)
現在のエケコ君たち。
青い帽子の方は首が折れてしまいました。
後ろのピンク帽子と赤帽子が 「ガーン」 とショックを受けたような顔をしています。
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