皆様、お久しぶりです。 （*^_^*）
転職して勤務を始めた介護施設のお仕事は、想像していた以上にハードで、もうバテバテです。
最初の１週間は毎日ボロ雑巾のようにヘトヘトになって帰宅し、晩御飯も食べれないくらい疲れておりました。
半月たったとはいえ、まだまだ慣れたとは言い難く、毎日栄養ドリンクを飲んで頑張っています。
直接お世話をする介護職は、自宅に伺ってアドバイスをしたり点検をしたりする福祉用具の仕事とはまったく種類が違っていて、いろんな面で大変です。
ですが、学びが多くあります。
私が勤務する施設は認知症の方が多く、初期段階の方から重度の方まで、様々な症状の人がいます。
夜勤をして知ったのですが、認知症の人は夜になると不安定になる人が多いです。
軽度～中程度の人は、おぼろげながら自分の脳に異変が起きているということを感じるらしく、 ”わからない” ことがとても不安なようです。
「どこに行ったらいいのかわからない」
「何をしたらいいのかわからない」
「今、どうしたらいいのかわからない」
不安のあまり、居ても立ってもいられなくなるようで、居室を出てスタッフをつかまえ、不安な気持ちを話します。
こちらがひと通り話を聞いて、 「大丈夫ですよ」 「明日の朝、朝食のお迎えに行きますから、それまでゆっくりしていて下さい」 と言うと、ホッとしてお部屋に戻ります。
ですが、また３０分もしないうちに出てきます。
これを何回か繰り返し、やっと眠りにつくのです。
本当に不安なんだろうと思います。
施設に入っていることを理解していなくて、ホテルにいる、と思われている人もいます。
「いつまでいていいの？」
「お支払いはどうなっているの？」
そういうことを考えると、何故自分がここにいるのか・・・という疑問が出てきて、それがわからないことが不安を喚起するらしく、そわそわし始めます。
時には不安が高じて恐怖になることもあるようです。
ここはどこ？
今はいつ？
私は誰？
この３つを見当識と言い、これがわからないと認知症と言われますが、本人はそれよりも、自分が今、どうすればいいのか・・・がわからないのがつらいみたいです。
例えば、まだ眠くないのでテレビを見ようとか、後でお茶を飲もうとか、明日の着るものの準備をしておこうとか、ハミガキをしようとか、そういう何気ない ”どう行動するか” がわからないことが、大きな不安なのです。
逆に言えば、どう行動するかがわかるということは、時間的なことや自分の環境、状況、周りのことなど、すべてを頭の中でちゃんと把握しているということになります。
元夫が、 「認知症って、なってしまえば本人は楽っていうやん？」 と言うので、 「とんでもない！ かなり進んで、ある程度わからなくなるまでは、不安で夜もなかなか寝つけないみたいよ」 と教えてあげました。
「え！ マジで！ それやったらめちゃツラいやん」
本当にそうだと思います。
多分、認知症になった初期の頃は、健常者が想像するより、はるかに不安で苦しい日々を送っていると思われます。
そして、もう一つ。
実際にお世話をしてみて、しみじみ感じたのは、在宅で認知症の方の介護をするのは並大抵のことではない・・・です。
以前は、自宅で認知症の介護をしている方は大変だろうな、くらいの認識しかありませんでしたが、今回、どれほど大変なのかが痛いほどわかりました。
夜中に何回も起きて徘徊する人に、安心するように話しかけても、理解が出来なかったりします。
排泄機能に障害が出ていれば、オムツをしていて、定期的に交換しなければいけません。
たまに量が多くて漏れたりすると、防水シートやパジャマ、下着など一式を交換します。
自分でこっそりと、失敗した紙オムツの交換をしてお布団にもぐり込んでいることもあります。
それがゆるい便の失禁だと、お布団から何から総入れ替えで、キレイにしてあげるのも大変です。
寝返りが出来ない人は、夜中に何回か体位変換もしなくてはなりません。
お勤めをされていたら、一晩に何回も睡眠を中断させられると体がもたないと思います。
お勤めをしていなくても、体調は崩すであろうし、精神的に参るのではないかと思います。
福祉用具の仕事をしていた時に、認知症の進んだ方を在宅で介護していた人々が頭に浮かび、こんなに大変な日々を送られていたのか、と改めて思いました。
さて、そのような入居者さんたちですが、認知症の方々はやっぱり愛すべき人たちだと思います。
ほのぼのとした癒しや、安らぎの瞬間を与えてくれるからです。
施設介護のお仕事は、排泄物を扱うので、正直言ってキレイな仕事とは言えません。
ですが、いろんな学びがあり、認知症の方がくれる気づきや微笑ましいひとときもあって、日々心は浄化されて、キレイに澄んでいくような気がします。
まだまだ始まったばかりですが、たくさんのことを吸収して、成長していきたいと思っています。
(*^_^*)
転職して勤務を始めた介護施設のお仕事は、想像していた以上にハードで、もうバテバテです。
最初の１週間は毎日ボロ雑巾のようにヘトヘトになって帰宅し、晩御飯も食べれないくらい疲れておりました。
半月たったとはいえ、まだまだ慣れたとは言い難く、毎日栄養ドリンクを飲んで頑張っています。
直接お世話をする介護職は、自宅に伺ってアドバイスをしたり点検をしたりする福祉用具の仕事とはまったく種類が違っていて、いろんな面で大変です。
ですが、学びが多くあります。
私が勤務する施設は認知症の方が多く、初期段階の方から重度の方まで、様々な症状の人がいます。
夜勤をして知ったのですが、認知症の人は夜になると不安定になる人が多いです。
軽度～中程度の人は、おぼろげながら自分の脳に異変が起きているということを感じるらしく、 ”わからない” ことがとても不安なようです。
「どこに行ったらいいのかわからない」
「何をしたらいいのかわからない」
「今、どうしたらいいのかわからない」
不安のあまり、居ても立ってもいられなくなるようで、居室を出てスタッフをつかまえ、不安な気持ちを話します。
こちらがひと通り話を聞いて、 「大丈夫ですよ」 「明日の朝、朝食のお迎えに行きますから、それまでゆっくりしていて下さい」 と言うと、ホッとしてお部屋に戻ります。
ですが、また３０分もしないうちに出てきます。
これを何回か繰り返し、やっと眠りにつくのです。
本当に不安なんだろうと思います。
施設に入っていることを理解していなくて、ホテルにいる、と思われている人もいます。
「いつまでいていいの？」
「お支払いはどうなっているの？」
そういうことを考えると、何故自分がここにいるのか・・・という疑問が出てきて、それがわからないことが不安を喚起するらしく、そわそわし始めます。
時には不安が高じて恐怖になることもあるようです。
ここはどこ？
今はいつ？
私は誰？
この３つを見当識と言い、これがわからないと認知症と言われますが、本人はそれよりも、自分が今、どうすればいいのか・・・がわからないのがつらいみたいです。
例えば、まだ眠くないのでテレビを見ようとか、後でお茶を飲もうとか、明日の着るものの準備をしておこうとか、ハミガキをしようとか、そういう何気ない ”どう行動するか” がわからないことが、大きな不安なのです。
逆に言えば、どう行動するかがわかるということは、時間的なことや自分の環境、状況、周りのことなど、すべてを頭の中でちゃんと把握しているということになります。
元夫が、 「認知症って、なってしまえば本人は楽っていうやん？」 と言うので、 「とんでもない！ かなり進んで、ある程度わからなくなるまでは、不安で夜もなかなか寝つけないみたいよ」 と教えてあげました。
「え！ マジで！ それやったらめちゃツラいやん」
本当にそうだと思います。
多分、認知症になった初期の頃は、健常者が想像するより、はるかに不安で苦しい日々を送っていると思われます。
そして、もう一つ。
実際にお世話をしてみて、しみじみ感じたのは、在宅で認知症の方の介護をするのは並大抵のことではない・・・です。
以前は、自宅で認知症の介護をしている方は大変だろうな、くらいの認識しかありませんでしたが、今回、どれほど大変なのかが痛いほどわかりました。
夜中に何回も起きて徘徊する人に、安心するように話しかけても、理解が出来なかったりします。
排泄機能に障害が出ていれば、オムツをしていて、定期的に交換しなければいけません。
たまに量が多くて漏れたりすると、防水シートやパジャマ、下着など一式を交換します。
自分でこっそりと、失敗した紙オムツの交換をしてお布団にもぐり込んでいることもあります。
それがゆるい便の失禁だと、お布団から何から総入れ替えで、キレイにしてあげるのも大変です。
寝返りが出来ない人は、夜中に何回か体位変換もしなくてはなりません。
お勤めをされていたら、一晩に何回も睡眠を中断させられると体がもたないと思います。
お勤めをしていなくても、体調は崩すであろうし、精神的に参るのではないかと思います。
福祉用具の仕事をしていた時に、認知症の進んだ方を在宅で介護していた人々が頭に浮かび、こんなに大変な日々を送られていたのか、と改めて思いました。
さて、そのような入居者さんたちですが、認知症の方々はやっぱり愛すべき人たちだと思います。
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施設介護のお仕事は、排泄物を扱うので、正直言ってキレイな仕事とは言えません。
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