私の祖母は40代の時に脳卒中で倒れました。
その理由を祖父にチラッと聞きましたが、子供だった為、詳細は覚えていないです。
祖父母は依頼を受けてどこかへ調伏に行き、相手 (怨霊か悪霊ですね) の力が強くてやられた、みたいなことを言っていました。
その時は小学生だったので、 「ふーん」 と思っただけでした。
大人になってから、霊能者や霊媒をするのは危険が伴うのだな、と知りました。
祖母は右半身不随でしたが、でも右手は不思議と動かせていました。
いつだったか、祖父がそのことについて話してくれました。
祖母の右手は本当はほとんど動かないのだと言います。
でもそれでは生活するのに不便なので、京都のお寺の千手観音様までお願いに行ったそうです。
千手観音様のたくさんある手のうちの、1本を貸して下さい、と。
お寺の名前は覚えてないのですが、三十三間堂かな、と勝手に考えています。
千手観音様は快く貸して下さり、祖母の右手はほぼ普通に動くようになったのでした。
私の記憶では祖母は料理も普通にしていましたし、手紙も書いていました。
子供心に、 ”へ~、仏様って手を貸してくれたりもするのか~” とその慈悲深さに感動しました。
手は借りているので、祖母が死んだら京都まで返しに行かないといけない、と祖父は言っていました。
もちろん、祖母の死後、祖父はちゃんと返しに行っていました。
不思議なことには慣れている私ですが、この話は思い出すたびに、やっぱり不思議だと思います。
見えない世界で貸してもらった手が、現実世界で物理的に機能するのです。
神仏の力は簡単に奇跡を起こせるのだなー、と思いました。
そういえばこんなこともありました。
祖父が広島から福岡に来た時の、新幹線の中での話です。
近くに座っていた女性が突然、激痛に苦しみ出しました。
盲腸だったそうです。
女性がそう言ったのか、祖父がそうわかったのか、そこは覚えていません。
とにかく激しい腹痛に苦しんでいて、 「車掌を呼んで次の駅に救急車を待機させておいてもらおう」 と祖父が言うと、絶対に途中下車は出来ないと、その女性は言いました。
痛くても我慢して目的の駅まで行く、と言うのです。
女性は痛みに耐えながらも、車掌は呼ばないで、と譲りません。
そこで祖父は 「ちょっと変だと思うかもしれないが我慢しなさい」 と言い、その場でお経をあげました。
祖父の家にいる観音様にお願いをして、来てもらうのです。
そして、観音様の力でその女性の痛みを止めました。
女性は一瞬にして痛みがすっかりなくなったので、キョトンとしていたそうです。
祖父が、 「今、一時的に痛みを抑えている、治ったわけではないから、帰宅したらすぐに病院に行きなさい」 と言うと、女性は 「わかりました」 とホッとした様子だったそうです。
「不思議なことってあるんですね」 と女性はしきりに感心していたらしいです。
神仏の力は計り知れないですね。
祖父母が生きている間にもっといろんなことを聞いておけば良かった・・・と悔いが残っています。
本当に残念です。 (TωT)
その理由を祖父にチラッと聞きましたが、子供だった為、詳細は覚えていないです。
祖父母は依頼を受けてどこかへ調伏に行き、相手 (怨霊か悪霊ですね) の力が強くてやられた、みたいなことを言っていました。
その時は小学生だったので、 「ふーん」 と思っただけでした。
大人になってから、霊能者や霊媒をするのは危険が伴うのだな、と知りました。
祖母は右半身不随でしたが、でも右手は不思議と動かせていました。
いつだったか、祖父がそのことについて話してくれました。
祖母の右手は本当はほとんど動かないのだと言います。
でもそれでは生活するのに不便なので、京都のお寺の千手観音様までお願いに行ったそうです。
千手観音様のたくさんある手のうちの、1本を貸して下さい、と。
お寺の名前は覚えてないのですが、三十三間堂かな、と勝手に考えています。
千手観音様は快く貸して下さり、祖母の右手はほぼ普通に動くようになったのでした。
私の記憶では祖母は料理も普通にしていましたし、手紙も書いていました。
子供心に、 ”へ~、仏様って手を貸してくれたりもするのか~” とその慈悲深さに感動しました。
手は借りているので、祖母が死んだら京都まで返しに行かないといけない、と祖父は言っていました。
もちろん、祖母の死後、祖父はちゃんと返しに行っていました。
不思議なことには慣れている私ですが、この話は思い出すたびに、やっぱり不思議だと思います。
見えない世界で貸してもらった手が、現実世界で物理的に機能するのです。
神仏の力は簡単に奇跡を起こせるのだなー、と思いました。
そういえばこんなこともありました。
祖父が広島から福岡に来た時の、新幹線の中での話です。
近くに座っていた女性が突然、激痛に苦しみ出しました。
盲腸だったそうです。
女性がそう言ったのか、祖父がそうわかったのか、そこは覚えていません。
とにかく激しい腹痛に苦しんでいて、 「車掌を呼んで次の駅に救急車を待機させておいてもらおう」 と祖父が言うと、絶対に途中下車は出来ないと、その女性は言いました。
痛くても我慢して目的の駅まで行く、と言うのです。
女性は痛みに耐えながらも、車掌は呼ばないで、と譲りません。
そこで祖父は 「ちょっと変だと思うかもしれないが我慢しなさい」 と言い、その場でお経をあげました。
祖父の家にいる観音様にお願いをして、来てもらうのです。
そして、観音様の力でその女性の痛みを止めました。
女性は一瞬にして痛みがすっかりなくなったので、キョトンとしていたそうです。
祖父が、 「今、一時的に痛みを抑えている、治ったわけではないから、帰宅したらすぐに病院に行きなさい」 と言うと、女性は 「わかりました」 とホッとした様子だったそうです。
「不思議なことってあるんですね」 と女性はしきりに感心していたらしいです。
神仏の力は計り知れないですね。
祖父母が生きている間にもっといろんなことを聞いておけば良かった・・・と悔いが残っています。
本当に残念です。 (TωT)