今日はスピリチュアルまったく関係なしの話です。

 

私は休日の空いた時間に、時々、ボランティアで外国人に日本語を教えています。

こないだはベトナム人の21才の女性に教えました。

彼女は初級なので、日本語はうまくしゃべれませんが、ひらがなは全部書けます。

部品工場で働いていて、工場の日本人が言う言葉が、聞き取れないので教えてほしいと言ってきました。

「いっこにゅちゅ」 というので、 「 ”一個ずつ” のこと?」 と聞くと、 「それそれ!」 と言います。

何回か発音してあげると、 「先生、これでいい?」 と言って、ノートに書いたものを見せてくれました。

”いっこゆず”

思わず笑ってしまいました。

一個ゆずか~、こういう音に聞こえるんだ~、と面白かったです。

”いっこずつ” と書いてあげると、 ”いっこじゅちゅ” と練習していました。

”ず” も ”つ” もベトナム人には発音が難しいようでした。

アメリカ人のジャックさんは中級で、半年ほど教えています。

ジャックさんは27才で好奇心旺盛で、何にでもチャレンジしています。

先日、 「先生、私は友達とマジ婚に行きました!」 と言うのです。

それは何? と聞くと、お見合いパーティーのことでした。

男女200人ずつ参加、と書いてあったのに、行ったら30人ずつくらいだった、とブーブー言ってました。

「日本は自由がありません!」 と、いきなり話が大きくなったので、詳しく聞くと、お見合いパーティーでは、クジみたいな物を引いて、同じ番号を引いた女性とお話タイムをするんだそうです。

好みの人がいても、その人と勝手に話をしてはいけないらしいです。

「そして、10分たったら、終わり。次の同じ番号持った、女が来て・・・」 「女が私の前に座って・・・」 「女が・・・」

「ジャックさん、女の人、と言いましょうね」

「女、ダメですか?」 

ダメだと思います。

中級になると、わからない言葉に食いついてくるのも面白いです。

「ジャックさん、ここは、ほぼ全部わかってますね」 

「ほぼっ !?  先生、ほぼって何ですか !?」

「それは京都に行くべきですね」

「べきっ !?  先生、べきって何ですか !?」

先月は新しい生徒が多くて、 (入ってくる人も多いですが、来なくなる人も多いです) ジャックさんと同じく中級のカナダ人のショーンさんも一緒に教えました。

談話室に入ると、暖房が入っているにもかかわらず、ジャックさんが 「寒いですね」 と言ったので、

「ジャックさんは寒がりですか?」 と言うと、ショーンさんが思いっきり食いつきました。

「寒がりっ !? 先生、”ガリ” って何ですか !?」

いやいや、 ”ガリ” の部分だけ取り出して聞かれても・・・。

そこで、寒がりと暑がりについて説明をしました。

ふむふむ、と聞いていたショーンさん。

「ガリはどれでも付けますか?」

へ? 寿司? と思わずボケそうになりました。

「例えばー、元気がりとかー、優しいがりとかー、歌うがりとかー」

ダメです、付けられません。

「え !? 付けないですか?」 

いや、たしかに、出たがりとか、話したがりとか、寂しがりやとかあるけど・・・どの言葉につけていいかを、いちいち全部教えるのは無理、と思ったので、そのことを説明しました。

「わかりました。そして、寒がりと暑がりは挨拶の言葉ですね? 挨拶の時に言いますね?」

は?

「だって、先生はジャックに元気でしたか、と言って、寒がりです、と言いました。挨拶ですね?」

ち、違いますぅ~。  (TωT)

このように日本語を教えるのは大変ですが、なかなか楽しくてストレス解消になっています。









ポチっとしてもらえると、嬉しいです。 (*^_^*)

ひっそりとスピリチュアルしています-ブログランキングへ