去年のことです。
取材で羽田空港から飛行機に乗りました。
乗客が全員搭乗したところで、機内アナウンスが流れました。
「ただいまドアが閉まりました」と。
このアナウンスがあると、少しして飛行機が動き始めるはずですが……
この時はまったく動きませんでした。
あれ? なかなか出発しないな~、とは思いましたが、こういうこともたまにあります。
なので、気にしないで文庫本を読んでいたのですが、飛行機はまったく動きません。
10分、15分と時間がたつと、「なんで動かないんだろう?」という疑問が湧きました。
周囲の人も、キョロキョロ、ソワソワし始めました。
そこで、アナウンスがありました。
出発できない理由は……
飛行機の重量のデータが、コックピットに届かないから、とのことです。
紙に印刷したものがコックピットに届くので、そのため、もう少し時間がかかります、と。
へぇー!
でした。
航空関係のお仕事をしている人はご存知なのかもしれませんが、「毎回、重量を計算しているんだ~」とビックリしました。
大きな機体の重量に比べたら、乗客の数や荷物の重さって、そんなに変わらないのでは? と思い、ちょっと調べてみました。
国土交通省のPDFです。
https://www.mlit.go.jp/common/001480710.pdf
ひぃぃぃ〜! 難しすぎて理解不能です。![]()
こちらは、「一般社団法人大阪府計量協会」のPDFです。
わかりやすいですね。![]()
https://www.osaka-keiryo.jp/story/images/pdf/story_1_01.pdf
というわけで、じっとひたすら待ち……
40分ほどたったところで、またアナウンスがありました。
「そろそろ出発かな」と思ったら、体調の悪い人がいます、と言います。
その人が乗るのをやめたいと言っているため、降りることになりました、と。
それを聞いた時、「その人にとっては、すぐに出発しなくてよかったんだな」と思いました。
上空で体調が悪くなって、緊急着陸とかになったら大変です。
乗り降りの通路となる、ボーディング・ブリッジがまたつなげられ、その人が降りていきました。
やっと出発だな~、と思っていると、またしてもアナウンスです。
その人が預けている荷物を貨物室から取り出します、というわけで、もう少し待ってね、という内容でした。
結局、予定より1時間10分遅れて、飛行機が動き始めました。
離陸したのは、そこから15分後でした。
狭い機内でひたすらじっと待つ、というのはけっこうしんどかったです。![]()
重量のデータがコックピットに届かない、というのを聞いた時、ビビリで機械に弱い私は、「それって、他のデータも届かない可能性があるのでは!」と思いました。
計器になんらかの異常があったりして……
と不安になりましたが、無事に飛行して、無事に着陸しました。
私だけだと思いますが、飛行機はたまに心臓に悪かったりします。![]()













