やられた後に神饌 | 行雲ふしぎ日記

行雲ふしぎ日記

Not all those who wander are lost.

(※京都の吉田神社の節分祭で、本殿の前の案の上に並んでいた神饌。まんなかにナツメ)




(長いので末尾に要点をまとめた)


久しぶりに魑魅魍魎にやられた。疲れがち且つイラつきがちな年末もスルリと乗り切ったのに。


その日は前日の湯あたりと寝不足で、出先でお腹を壊して帰ってきた。若犬を探すと母のベッドカバーの上に転がっていたので、ナナメってダイブし、疲れた〜などと言いつつへばりついた。疲れたときは犬抱っこに限る。そして案の定、寝落ち。しばらく眠っていたら声がした。“あほんまや”  男の声だった。関西弁イントネーション。多重音声ではなく単一の響き。しかし人間より相当低い声だった。あー...、と思いながら目を覚ました。犬は早々に腕からすり抜け階下へ消えていた。


そっからしんどいしんどい! あと一件出掛ける予定だったがキャンセル。鉛のような身体を引きずって自室へ戻り、微動だにせず死んだように眠ること7時間。エネルギーをごっそり持って行かれたのだ。最近はぜんぜんそっち系のトラブルがなかったのですっかり油断していたが、そう言えば母の部屋には何の護りもない。自室ならベッド横に悪魔降伏と書かれた元三大師の降魔大師符が貼られ、ドアの正面に八阪神社の蘇民将来符が掛けてあり、それなりに構えてあるのだが。ついでに意識が落ちればバリアも落ちる。なんかこう、魑魅魍魎同士でやり取りや貸し借りでもあるのだろうか? “おいおまー、あの女いま結界のない部屋で寝とんで?、こないだエサ譲ってもろたし今回のはお前にやるわ、ちょっと行ってこいや” みたいな。それでホイホイとやってきて、“あほんまや、剥き出しな上に弱っとる、ラッキー、波動低いし吸いやすいわ” となったのかもしれない。...私ゃ無料エネルギータンクか。


夜中に目覚めると掌と足首先がじんじんしていた。どなたかがまたエネルギーをくれていた。確認すると、氏神さんがうっすら。そしてぼっさまががっつりと、であった(ぼっさま?、と白木の霊璽をイメージすると、足首先にあったエネルギーが増幅しながら正中を上ってきて第7チャクラをズバーンと撃ち抜いた)。


それでゴミ出しや犬のおしっこシート替えなど外せない家事を片付けるべく何とか這い出したが、これがエネルギーを戴いたはずなのに意外やぜんぜん身体が楽になっていないのだった。身体はダル重、両手は浮腫んでぱんぱん。そう言えば手足にはエネルギーがあったが身体全体にみなぎるほどではなかった。ちょっとしか貰えなかったんだろうか。ふつうこういう事態で来てもらった場合は満タンにしてもらえるのになあ?、と思いながら休み休み家事を片付け(理由は後でなんとなく分かった)、何度目かの休憩に、あナツメ食べよ、と思い付いた


この乾燥ナツメ(棗)、先日月命日のお供えを買いにいつものスーパーへ行ったら何故か臨時休業で仕方なく別の場所へ行ったのだが、そこでたまたま遭遇したお値打ち品のひとつなのだった。1袋400gで500円。Amazonでもこの値段はナイ。1日3粒で老け知らず、楊貴妃も愛した仙薬、骨付き肉と煮込めば病み上がりの薬膳に(参鶏湯の腹にも入っている)。そういや吉田神社の節分祭でお供えしてあったなあ、神様はこういうのが好きなのか?、と思い出し、使う前に神棚の前に供えてあったのだ。




(※乾燥ナツメ。乾いたリンゴのような、さして甘くない山楂のような、ふがふがした食感。ウイグル産のしか見たことがない)




香りで元気を出したかったのでジャスミン茶を淹れ、ふがふがとナツメを食べた。あーもう動けないー...、とソファーにもたれて目を閉じていたら、下腹がごろごろと動き出すのが聞こえた。それで気が付いた。お腹を壊して以来、胃腸が止まっていた。手の浮腫みくらいしか分かっていなかったが胃腸も機能停止していたのだ。目を開けた。ずっと夜中の寝起き状態だったのが、視界の端周りまで意識が届く。霧が晴れたよう。肩が軽くなっていっている。...おお?!、となった。神棚に供えたナツメ一粒を口にしただけで快方に向かい出した。ウソやん。スゴイやん。突然身体が楽になっていってるやん。


結局ナツメは3粒食べ、身体が動くようになってきたのでもうちょっと片付けやら掃除やらをし、鮭粥を仕込んで寝た。




(※翌日の鮭粥。鮭の水煮缶を使用。作り置きとは言えこんなに繊維質を食べてしまったらもはやお粥で養生する意味がない訳だが、既に胃腸は治っていてお腹は空いていたので、結果的にお粥が浮いてしまった形に。美味しかったけど)




食欲もあり、身体も動くようになり、ぼっさまの神仏エネルギー+神饌なつめで魑魅魍魎によるダメージは回復、一旦この件は終焉を迎えたかのように思われた。そこへ唐突にやってきた久しぶりの生理。ああ、このせいで更に事前に身体が体力を喰っていて、ぼっさまのエネルギーが充分機能しなかったのかも、と思い至る。当方現在絶賛更年期で最近はランダムにしか生理がやって来ない上に、コロス気か!、っちゅうほど出血する(そういうケースも多々あるらしい)。撃たれて傷口剥き出しのまま出血の止まらない戦場の負傷兵状態。無援のまま。救護兵は来ない。ピーク時は2時間で420mlシートが一杯になる所を見るとどう考えても1日で軽く1リットルは失血している訳で、立てば立ちくらみ座れば気絶(5分以内に寝落ちするのは気絶だそうだ)、かと言っておちおち寝ておられず、みたいな日が2〜3日続く。赤血球が足りなさ過ぎて脳に酸素が行かず臓器を守るために強制スリープが掛かるのだ(ゆ、輸血プリーズ)。...皆さんはそんな中片道1時間の満員電車に乗って笑顔でフルタイム勤務し家事育児介護を1人でこなしたりしているのだろうか?(それであっちで仕事への心構えがヌルいと言われたりこっちで家事だけしてればよいものをと言われたり) 更年期サプリのCM描写がキレイで甘過ぎる。後で計算して分かったが自分の場合は失血1.6リットルで死ぬようだ。そんなに限界値が低かったとは。そら気絶するわ。


閑話休題。で、そんな中、私はと言えば睡眠中にやはり度々エネルギーをもらっていた。最初はぼっさまだったが、途中から稲荷山の山裾の伏見神寶神社(主祭神・天照大神)が度々来られるようになった(来られるというかエネルギーを貰っていることしか確認出来ないんだが)。エネルギーを貰って全身ジンジンすると、目が覚めてからしばらくなんとか動けた。その間に最低限の家事やら犬の世話やらをこなした(散歩坂道マジ死ぬ)。しかし流石に毎回3時間ほどで枯渇する。そりゃそうだ。氣と血は連動して動くので、それだけガンガン血が抜けていけば、幾らエネルギーを貰っても血と一緒に底なしに抜けていこうというものだ


不思議なのは、なんで神社のエネルギーが貰えるのか??、というところだ。こちらは大出血で弱りに弱っているのだから、穢れも気枯れの最凶状態なのである。エンガチョすぎて神様は近寄りたくもないのではないのか? あるいはエネルギーを遠隔で飛ばすだけなら出来るとか?? 前から、神仏エネルギーの来る来ないに生理は関係ないなあ、とは思ってはいたけど、こんな状態でも神社のエネルギーを受けさせて貰えるというのは非常にありがたいと同時に、世の常識的な考え方とは激しく異なるので、思い新たに信じがたい。


そんなこんなで大半の記憶が飛んだまま朦朧と数日を駆け抜け、再び正気に帰ると左の腸腰筋を痛めていることに気が付いた。左股関節が痛くて普通に歩けない。これはもう内臓反射によるものなのだろうな、と思っていたらタイムリーに股関節の痛みを治すYouTubeのサムネが出てきたので(こういう偶然もどなたかの思し召しなのだろう、)5〜6本やって部分的に調整したら股関節が少しマシになる代わりに腰肩肩甲骨に次々と痛みが現れた。これはもう要するに満身創痍。左半身が痛いので左右逆の蔵王権現のようなポーズで一晩寝、ちょうど翌日接骨院の予約を入れていたので入念にお願いしたけれど、さほど良くならず。...それがである。夜に先ほどふと思いついて、ちょっとした「呪い返し(来たやつを返す)」をやってみたら左半身の痛みと凝りが9割5分消えていたのだった(トイレに立って気付いた)。...えええ。嘘やん。「呪い」を受けてたの? 思い当たる節がまっっったくないんですけど! そもそもなんで思い当たる節もないのに、ふとやってみようと思ったの? これもどなたかの思し召し??


という訳で、見えない世界と見える世界での長い戦いがようやく終わったのだった(体力回復に1週間かかってるやん。更年期生理はまだ長引いてはいるが)。


話が長くなったので整理する。


- 疲れている(湯当たり・寝不足・下痢・生理前)と未だに魑魅魍魎は来る

- 魑魅魍魎にはごっそりエネルギーを抜かれる

- 氏神さんやぼっさまや伏見神寶神社がエネルギーをくれた

- 酷い生理(気枯れ)でも神様エネルギーをいただける謎

- こちらの肉体的マイナス要件が重すぎると神仏エネルギーをいただいても復活が不充分ですぐ枯渇する。激重生理の氣抜け力、恐るべし

- 「呪い返し」で生理後の左半身の痛みが取れるという謎




(※台湾の生理後産後の病み上がり薬膳、鶏酒[ケイチュウ]。良い。ジュディ・オングさんの動画で知った。骨付き鶏をショウガ・ナツメ・ロンガン・クコと共に酒で炊く。材料はAmazonで手に入る。ヘモグロビンのヘモは鉄、グロビンはたんぱく質。造血造血!)




まあ考えても分からないものは分からないので放っておくとして(最近は情報が溢れているので、通りすがりにちょっと気に入らんなと思っただけで気軽に呪いをかけていく人も居るそうな)。法則として、目に見えない悪いものは弱った所を足掛かりにして被害を増大させるようだ。やはりなるべく健康で居ることだなあ。そして助けて戴いた御神仏に、今回もしみじみ感謝である。




追記: そうそう、帰ってくる前に居た場所は、前にも帰ってから酷い目にあったことのあるショッピングモールだった(普段戻したりなんか絶対しないのに、なぜか強烈な吐き気に延々苛まれて吐くとか。1年置いて2回あった)(いちばん便利なので行かざるを得ない。谷間にあるので悪い物が溜まり易いんだろう。近辺では極々たまに凶悪事件が発生する)。あと、神棚の注連縄の向かって右端が片方外れて落ちていた。生理数日目だったかに気づいた。神棚も攻撃されていたのだろうか? けしからんな。