「課題先進国」日本―キャッチアップからフロントランナーへ/小宮山 宏

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課題先進国日本という本を読んだ。この人、東京大学の総長なのだが色々な分野に渡って考察を加えて、平易な文章で論理展開しているので面白い。
日本のもつ課題のうち、他の先進国が直面していない問題が多々ある。
高齢化、少子化、資源不足、食糧自給率などである。
この困難に立ち向かい、克服することが要するに今後も日本がフロントランナーとして生きる道であると著者は説いている。まったくその通りだと思う。この本では寺子屋や藩校を例に、日本が世界でも有数の教育構造を構築したという話があるが、他にも世界に先んじてやってきたことは多い。
他書であるが文明崩壊という本で日本はなぜ森林がここまで残ったかについて書かれていたが、
これは農業を守ると同時に江戸時代の幕府が築城を管理するため材木伐採に厳しい制限をかけたからである。このおかげで結果的に先進国有数の森の豊かな国になっている訳だが、
きっと他にもこのような事例はあるのではないか。
日本人が誇りを持てるような事実を記載しているということも楽しみながら読めた1つの理由である。
特に印象深かった言葉は、
「理論値が安価なのに、現実のコストが高いとすれば改良の余地が大きい」ということ。
普遍的な理論を学ぶ意義はまさしくここにあると思う次第である。

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課題先進国日本という本を読んだ。この人、東京大学の総長なのだが色々な分野に渡って考察を加えて、平易な文章で論理展開しているので面白い。
日本のもつ課題のうち、他の先進国が直面していない問題が多々ある。
高齢化、少子化、資源不足、食糧自給率などである。
この困難に立ち向かい、克服することが要するに今後も日本がフロントランナーとして生きる道であると著者は説いている。まったくその通りだと思う。この本では寺子屋や藩校を例に、日本が世界でも有数の教育構造を構築したという話があるが、他にも世界に先んじてやってきたことは多い。
他書であるが文明崩壊という本で日本はなぜ森林がここまで残ったかについて書かれていたが、
これは農業を守ると同時に江戸時代の幕府が築城を管理するため材木伐採に厳しい制限をかけたからである。このおかげで結果的に先進国有数の森の豊かな国になっている訳だが、
きっと他にもこのような事例はあるのではないか。
日本人が誇りを持てるような事実を記載しているということも楽しみながら読めた1つの理由である。
特に印象深かった言葉は、
「理論値が安価なのに、現実のコストが高いとすれば改良の余地が大きい」ということ。
普遍的な理論を学ぶ意義はまさしくここにあると思う次第である。