彼については、リフレ派である、というだけで、特に、何故ここに呼ばれたのか、分からない人が多いと思います。
今日は、まずはそこから、説明していきたいと思います。
飯田泰之氏は、基本的には、左右関係なくバランス良く、良いものは良い。悪いものは、悪いと言える日本では数少ない学者の一人です。
そのため、リフレ派とは言え、それは最大派閥に属している、という程度の事に過ぎず、彼の押す政策には、左右含めて色々あります。
彼の押す政策とは何か。
- リフレ派の論者として2003年から「デフレーション脱却」を主張している。
- 「機会の平等だけでなく、ある程度の結果の平等も重要」であると述べ、成長政策、安定化政策とともに再分配政策の重要性を訴えている。
- 労働市場政策については「日本の最大の問題は人が動かないこと」であるとし、飯田も金銭解雇ルールの制定と同一労働同一賃金の徹底を自ら主張している。
- 日本のエネルギー政策については、「電力に民間が参入することに電力会社・経済産業省は嫌がっており、それだけは避けたがっている。そういったときに、絶対に半官半民じゃないとできない発電所が原発なのである。だから、絶対官にしかできないというので守ろうとしている。原発を維持・拡大することは高コストである」と指摘している。飯田も、環境負荷が小さくコスト面でも原子力発電所と大きな差がない新型火力発電所の増設による原発依存度の順次低下を目指すのが現実的な解決策だと主張している。
如何でしょうか。
こうして並べてみると、左派系が喜びそうな政策ばかりですが、メディアに出る時には、右派を全面に出すので、左右どっちつかずのイメージがあるのでしょう。
特に、一番下の政策なんて、言ってる人、経済学者では他にいませんよ。
これで、内閣府規制改革推進会議委員の肩書を持っているんですから、本当によく分からない人ですよね。
まあ、現役の政府委員として、今の政府が消費税をどう見ているのか、ということが実は本当の狙いだった、という可能性もありますが。
さて、それでは本番いきましょう。
とは言え、今回に関しては、ネットを漁ってみても、講義の全容を記した物はありませんでした。
なので、サラッと終わりますw
須藤元気
消費税減税研究会で飯田泰之先生からお話を伺いました。これ以上の消費増税はないという期待形成と継続的な反緊縮へのコミットと信頼が必要だそうです。低所得者の人達が生きやすい社会を早くつくらなければいけないと感じました。むむ。#消費税
まあ、低所得の人でも生きやすい社会というのは、山本太郎始め、れいわ新選組の人全員が口にする、「人を切り捨てない社会」に通じるものがありますね。
「これ以上の消費増税はないという期待形成と継続的な反緊縮へのコミットと信頼が必要」との事ですが、これは、れいわ新選組が政権を取って、消費税を廃止した瞬間に達成出来るものなので、問題無いでしょう。
さて、それではこれで第三回消費税減税研究会を終わります。
それでは。